2月

 ワカサギ  北海道産

 ワカサギは、体長10cm~20cm程度のものが多く、体の形は細長い円筒形をしています。色は全体的に銀色を帯びていて、背中側はやや黄色味がかっているのが特徴です。ワカサギの生息地は、日本では北海道の太平洋岸やオホーツク海沿岸に分布しています。冷たい水に強く、冬釣りの魚として知られています。ワカサギの産卵期間は冬から春にかけてがシーズンとなります。この期間に獲れる子持ちのワカサギは人気が高く一方で、秋口に獲れるワカサギは小ぶりなで骨まで食べやすいものが多く、定番の唐揚げやフリット、天ぷら、揚げ物のほか、煮干しや佃煮、甘露煮などの料理にも加工されます。秋に脂がのり、身が締まって適度に脂も落ちる冬から春先が旬といわれています。うろこが少なく、骨がやわらかいため、丸ごと食べられ、カルシウム源としては理想的です。

 

 

 ズワイガニ 山形県産

 ズワイガニは,日本海から北海道沿岸、オホーツク海、アラスカまでの北太平洋北部に分布し、水深40~600mの泥底に生息しています。雌は6~7年で生食可能な大きさに達します。最初の産卵以後は脱皮しなくなるため、雄の半分の大きさしかありません。市場では大型の雄だけをズワイガニと呼びます。雌雄で呼び名が異なり、雄は北陸ではエチゼンガニ、山陰ではマツバガニとも呼ばれる。雌は、コッペガニ、コウバコガニ、セイコガニなど呼ばれています。食性は雑食性ですが肉食性が強く、貝類や多毛類などを捕食します。カニの中でも最も美味しいとして名高いズワイガニは、しっとりとした身肉は甘みに富みます。刺身は薄く透き通ったピンク色で、ねっとりとした味わいです。茹でて二杯酢で食べたり、焼きガニやカニ鍋が一般的ですがてんぷら、しゃぶしゃぶにしても美味く日本海の冬の味覚の王者と呼ばれています。

 

 

 しらうお 茨城県

 

 

 

 

 

 

 

 

                                           しらうお丼 

 全国の沿岸に生息して、産卵のため川に上ってくる早春の2月から4月が旬とされています。
 体長は10センチ以下の小さな魚で、何かの稚魚のことだと思われがちですが、流通している白魚はあの大きさで立派な成魚です。綺麗な女性の指を「白魚のような指」と称すように、新鮮なものほど透き通ってキラキラとした見た目が美しいです。新鮮なものは癖が無く、ほろ苦さとほのかな甘さがお口に広がります。寿司種になり、つくだ煮や卵とじ、天ぷらにしてもおいしいです。