7月

  太刀魚   宮城県産

「太刀魚」とは、タチウオ科タチウオ属に属する海水魚です。世界中の温帯から熱帯に分布しており、日本近海では北海道から沖縄まで各地に生息しています。太刀魚はその名のとおり、刀のように細長くて平べったい形をしており、体表はまるで金属のように光沢のある銀色をしており鱗はなく「グアニン」という銀粉の層で表面を保護しています。太刀魚は大きいもので体長1.5mほどになります。産卵期は6〜11月ですが、旬の時期もそれと重なる7月〜11月で、真夏が一番脂がのっておいしくなります。主な産地は愛媛県、長崎県、和歌山県など西日本が多いです。太刀魚は上品な味わいの白身魚でありながらも、濃厚な旨味があるとてもおいしい魚です。また、太刀魚を選ぶときは、表面が輝くような銀色をしており、触ってみて弾力のあるものが新鮮です。表面に傷がついているものは、漁獲するときにストレスがかかって味が落ちている場合があるので、できる限りきれいなものを選びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 アワビ 北海道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本で一般的にアワビと呼ばれるものは、クロアワビ、エゾアワビ、マダカアワビ、メカイアワビの4種類で、流通している活アワビのほとんどは、クロアワビとエゾアワビの2種類になります。良いアワビの選び方は、元気に動き回る物が良いです。身の部分が肉厚で、手に持った時に重く感じ脚の部分を見て、ふっくらとしているものを選びましょう。コリッコリの食感を刺身でというのであればクロアワビやエゾアワビ、煮アワビや蒸しアワビにするなら身が柔らかいメガイアワビがお勧めです。アワビはパントテン酸を沢山含んでいます。このパントテン酸は糖質、脂質の代謝にとって重要な働きをする他、免疫力を高める働きがあるとされ、更に善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きもあり、動脈硬化の予防にも一役買っています。

 

 うなぎ 静岡県産
 うなぎの旬は、土用の丑の日で知られる7月です。うなぎは夏バテ予防に良いとされるビタミンを豊富に含んでおり、夏に食べるのも理にかなっています。天然物のうなぎは10~12月の冬が旬です。冬を越すために脂肪をたくわえるので身もやわらかくなり、美味となります。