8月

 アナゴ  石川県産

  ウナギに似た細長い円筒の白身魚で、関東では煮アナゴ、関西では焼きアナゴが主流です。年中出回り、大きいサイズよりもやや小さめが美味です。稚魚は2~3月、抱卵前は5~8月、抱卵中は11~12月、抱卵前はあっさりとした味わいで、抱卵中は脂がのっているアナゴは一生を海で過ごします。うなぎと違ってアナゴは淡泊な味わいが好まれる傾向が強く、さっぱりと食べる夏が旬と言われます。他の魚と比べると栄養価は高いので夏バテ予防に良いです。ミネラル分のナトリウム、カリウムが豊富うなぎと比較するとカロリー、炭水化物、脂質などが低いのが特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタリガニ 宮城県産

 ワタリガニは、甲幅15cmを超えるカニで、ワタリガニ科のカニ類の総称です。甲羅の形から、ヒシガニとも呼ばれています。日本列島のほぼ全ての干潟から水深30mほどまでの砂泥底に生息し、内湾を好みます。いちばん後方の足はオール状に平らたくなり、海中をすばやく泳ぐことができます。美味しいワタリガニの選び方は、できれば活きているものを買うのがよいです。カニ類は自分が持つ酵素の働きで死んだ後急速に劣化してしまいます。茹でガニの場合は甲羅が鮮やかな朱色で艶があるもの、腹が白いもの,手に持ってみてしっかりと重みがあるもの、甲羅の真ん中を圧してみてしっかりと硬くフワフワしていないものを選びましょう。栄養面では他のカニと殆ど同じでかなりヘルシーな食材です。特に高い抗酸化作用を持ち、老化予防、生活習慣病予防、光障害から目を保護するなどで知られる「アスタキサンチン」(カロテノイドの一種)を殻に含んでいます。

 

 イワガキ 徳島県産
 
イワガキは青森県の陸奥湾から九州にかけて、日本海側、太平洋側いずれにも生息しています。海のミルクと呼ばれるほど、栄養豊富な食材として知られるカキは、さまざまな栄養が詰まっています。良いカキは、身がプリッとしていて、乳白色でツヤがあるものが新鮮です。鮮度が落ちてくると黄みがかってきます。