10月

 カレイ  北海道産

 カレイとはカレイ目カレイ科の魚のことで、主に煮付けなどにして食べられます。日本近海だけでなく、北極海や太平洋、大西洋、インド洋など世界の海に広く生息していることが特徴です。カレイの体は平たく、体の右側の面に目がふたつ並んでいます。カレイは、淡白な味の中にも甘味と旨味が感じられ、上品な味わいが楽しめる魚として人気です。主な産地としてあげられるのは、北海道や青森県、宮城県、茨城県、千葉県です。ブランドカレイとして知られる城下カレイは大分県で水揚げされます。カレイの旬は種類によってさまざまで、メイタガレイやマコガレイ、イシガレイは初夏から秋にかけて、アカカレイやマガレイ、アサバカレイなどは冬に旬を迎えます。新鮮なカレイを選ぶときには、表面に注目しましょう。表面にぬめりがあり、皮がピンと張っているものが新鮮です。旬のカレイはしっとりとした脂と淡白な味わいの身が特徴で、煮付けやムニエル、唐揚げなどさまざまな料理で食べられます。また、卵を持った子持ちカレイも人気です。

 

 秋鮭 北海道産

  鮭は、北大西洋などで2~8年ほど回遊した後、産卵のために故郷の川に戻ってくる習性を持つ回遊魚です。東北や北海道沿岸などで生まれた鮭が故郷の川に戻ってくるのは9~11月頃です。この時期、産卵前に水揚げされた白鮭は、「秋鮭」や「秋味」などと呼ばれています。秋鮭の特徴は、産卵前のため身が引き締まっており、卵や白子を成長させるために体脂肪が使われているので、脂分が控えめなことです。鮭の切り身は小骨や臭みが少ない為、子供も食べやすく様々な料理に使いやすく特にムニエルやフライなど特に油を使った料理との相性がよいです。天然の鮭は、高たんぱく・低脂肪なヘルシーな食材です。程好くあぶらがのり、栄養のバランスがとてもよく、ビタミンやEPA・DHAもたっぷり含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さば 宮城県

 さばは,大衆魚で安くてうまい魚の代名詞です。鮮魚としても加工品としても、重宝され,江戸時代頃から塩さばや干しさばが広く流通しました。食べ方は、非常に鮮度の落ちやすい魚なので焼魚や味噌煮、しめさばなどが一般的です。最近では、天然のブランドサバが各地で誕生、先駆けとなった大分県の「関さば」、また宮城県の「金華さば」、神奈川の「黄金サバ」などが有名です。