2月

 ウド    栃木県産

 栃木県が全国1の生産量を誇るウドは、ウコギ科で日本原産の野菜で、根株に土をかぶせて栽培される、やや緑がかったウドを「山ウド」、暗い所で、光を当てずに栽培される真っ白なウドを「軟白ウド」と呼びます。早い時期のうどは特に柔らかくて美味しいです。旬のものなら穂先は揚げて、皮は炒めて、茎は生でと余すところなく食べられる優れもの。昔から、根を乾燥させて生薬としても使われてきました。食すのは若芽です。香りとシャキシャキとした歯ざわりを失わないように、酢みそ和えや酢の物、サラダなどでいただきましょう。穂先や脇の茎は、苦みが強めですが、天ぷらで食べると、春の薫りを満喫できます。皮は捨てずに、きんぴらにすると美味しいです。穂先がピンとしているもの、茎が白くて太く、まっすぐなものを選びましょう。うぶ毛が全体に密についていて、触れると痛いくらいのものが新鮮です。鮮度がいのちの野菜なのでなるべく早く食べましょう。光に当てると硬くなってしまうので、新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。

 

 

 

 

 

 文旦        高知県産

 文旦は東南アジア原産の柑橘です。果実は大きく食べごたえがあります。外皮は分厚く、種もたくさん入っていますが、プリッとした果肉に さっぱりした酸味・甘みで後口のすっきりした味をお楽しみいただけます。文旦のやさしいおいしさは、ハチミツの成分と同じ果糖の甘味によるもので、自然で上品な甘さが感じられます。また大きさによっても味が変わり、大玉ほどあっさりとして、小玉は味が濃くなり甘味や酸味を強く感じる傾向があります。ビタミンCやビタミンP、ミネラルが多く他にも、ギャバ、オーラプテン、カリウムなどの成分も含まれています。保存方法は、風通しが良く、涼しいところで保存してください。外側の果皮が分厚いため、比較的日持ちするみかんです。果実の酸味が強い場合は、 少し置いておくと酸味が抜けてきますので、寝かせてからお召し上がりください。

 

 デコポン 大分県産

 

 

 

 

 

 

 

                                                                           デコポンのマーマレードジャム 

 果実はミカンやポンカンよりも大きく上部がこぶのようにぽっこりと盛り上がり外皮はゴツゴツとしていてやや粗いのですが、その割にはやわらかく手でむくことができます。果肉はオレンジ色で果汁たっぷり。プチプチとはじける食感も魅力です。薄皮がやわらかく、種もほとんど入らないのでそのまま食べられます。甘みと酸味のバランスに優れ、味が濃いため人気の高い柑橘です。露地栽培ものは2~6月に出回ります。ピークは3~4月です。品種名は「不知火(しらぬい)」といい、この不知火の中で糖度13度以上、酸度1.0%以下という基準をクリアしたものだけがデコポンとして出荷されます。