6月

 パインアップル         沖縄県産

 パインアップルは、その形状から松かさを意味する「パイン」と果実を意味する「アップル」を掛け合わせて「パインアップル」と言われるようになったそうです。果汁が多く、さわやかな甘酸っぱさが魅力の人気果実です。原産地は熱帯アメリカがで、日本へ伝わったのは、1830年頃と言われています。全体的に丸みがあり、色が濃く、下部がふくれているものが甘みがあり、おいしい果実とされています。パインアップルは各種ビタミンや食物繊維を多く含んでいます。特に、ビタミンB1は新陳代謝を良くし疲労回復に効果があるとされ、暑い夏を乗り切る為には有効な果実といえます。また、「プロメリン」といわれるタンパク質を分解する酵素が含まれているため、肉料理との相性がよく、一緒に食べると、消化を助けると言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 メロン 茨城県産

 メロンは、スミレ目ウリ科キュウリ属に分類され、植物学的な種類ではスイカやキュウリと同じウリ科に分類されています。メロンの旬は初夏で、最も多く出荷される時期は5月から7月にかけてです。美味しいメロンは、色ムラが無く全体的に均一な色味で、なるべく左右対称のものを選びます。手に持ったときに、ずっしりと重みの感じられ,みずみずしい香りがするものを選ぶとよいでしょう。メロンの食べ頃は収穫されてから3~7日ほどで、一定期間置いておき、追熟してから食べることが一般的です。濃厚な甘さから太りやすいと思われがちですが、水分量が多いので、実は比較的低カロリーで高血圧の予防やむくみの改善につながるカリウムなどの栄養素や、整腸作用をもつペクチンなどの食物繊維も豊富に含まれています。

 

 トマト 栃木県産

 トマトは、もともと高地乾燥地域で栽培されていたもので、日本での栽培が難しかったとされますが、品種改良を重ねて栽培しやすくなりました。青く未熟なものは常温で保存し熟すのを待ち、完熟したものはポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しておくとよいです。丸みがあり重いものが糖度が高く、美味しいといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さくらんぼ(紅秀峰) 山形県産

 さくらんぼは、栽培方法が容易でなく、栽培される地域が限定されているため、高価な果実として知られています。追熟がないため、もっとも美味しいタイミングで収穫されます。味が落ちやすく2日程度で食べることをおすすめします。また、低温下で味が落ちやすくなるため、冷蔵庫での保存は避け、冷暗所に置いて食べる直前に冷水等で冷やすと、より美味しく召し上がれます。