4月

 せとみ   山口県産

「せとみ」は、実が扁球形で、サイズは温州みかんよりも大きく糖度が高くて適度に酸味があります。果皮は濃い橙色をしていて、手でむくことができ、袋ごと食べられ、タネもほとんど入っていません。果肉のつぶつぶが大きめで、プチプチっとしたジューシーな食味が一般的なみかんとは少し違った食感が楽しめます。「せとみ」を選ぶときは、果実がふっくらとしていて、果皮に張りがありきれいな橙色のものがよいでしょう。糖度13.5度以上、酸度1.35%以下の品質を満たした「せとみ」は「ゆめほっぺ」というブランド名がつき市場に出回ります。保存方法は、乾燥しないよう新聞紙などで包んでポリ袋に入れ、冷暗所での保存がおすすめです。

 

 

 

 キウイフルーツ    愛媛県産

 

 キウイフルーツの原産は中国の南部で、別名「チイイニーズ・グーズベリー」ともいいます。1904年に中国から種がニュージーランドに持ち込まれ、品種改良されて現在のキウイフルーツの原種が誕生、比較的栽培しやすいことから日本国内でも生産されるようになりました。果肉が緑色のグリーンキウイと、果肉が黄色のゴールドキウイが大半を占めます。4月~12月頃には外国産、12月~4月頃は国内産のキウイフルーツが店頭に並びます。キウイフルーツはビタミンCが多いので風邪予防に効果的です。カリウムも多く含んでいるので高血圧や動脈硬化の予防効果が期待できるでしょう。食物繊維量も多く含むので便秘改善にも有効。豊富に含まれるビタミンCとの相乗効果で美容効果もあります。キウイフルーツに含まれている「アクチニジン」は、肉をやわらかくするタンパク質分解酵素で、消化を促進する効果があります。未成熟のものは、常温で「追熟」することで成熟が進み、食べ頃になります。一方、食べ頃のものは、冷蔵または冷凍保存をお勧めします。

 

 たけのこ 栃木県産

  たけのこは、煮物や炊き込みご飯、炒め物など日本の家庭で古くから親しまれている食材です。旬は種類によって異なりますが、3月~5月ごろです。たけのこは、竹の地下茎から茎が枝分かれした若いものです。3月~5月に出回っているたけのこは「孟宗竹」のたけのこです。他にも「マダケ」や「ハチク」などのたけのこもあります。良いたけのこの選び方は,皮につやがあり外の皮が乾燥しているものをさけて太くて短いく切り口がみずみずしくて乾燥していないものがよく根もと周りに赤いぶつぶつが多いものはアクが強い傾向があるので少ないものを選びましょう。