学校長の窓

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平成27年11月 朝会

平成27年11月朝会          「勉強すること・学ぶこと」


 10月24日の聖が丘祭は、皆さん一人一人が輝いていた本当にすばらしい学校祭でした。特に合唱コンクールは、どのクラスも練習の成果を十分に発揮して完成度の高い合唱を発表し、感動の連続でした。まさに「学びに向かう集団として学級力を高めていく」という益子中の姿を、保護者の方や地域の皆さんに、みせてくれました。学級力が高まれば高まるほど、学習にも、生活にもやりがいを感じ、自分のよさを更に発揮しようとします。一人一人が学級の主役ですから、さらに学級力を高め、居心地感のよいクラスを築いてほしいと思います。
 さて、11月に入りました。3年生にとっては進路を決定する、大切な時期となりました。早く進路を決定し、その実現のために全力を尽くしてほしいと思います。合唱をあれだけ頑張れた皆さんですから、つらい受験勉強もクラスみんなで協力し合えば、つらくなくなることと思います。
  今日は、皆さんに、「勉強すること、学ぶこと」ということについて考えてほしいと思います。少し時間をあげますので、心の中で考えてください。
「なぜ、勉強するのか・なぜ学ぶのでしょうか?」
   おそらく皆さんは、高校に入るため、大学に入るため、自分の目標としている仕事に就くためなど答えを出したと思います。もちろん、高校に入るためというのは、一番近い目標になるはずです。でも、試験に合格すればそれで良いのでしょうか。
 学校で習っている数学の一次関数や二次関数を直接、生活の中使うことはほとんどないと思います。勉強の内容が難しくなるにつれ、問題を解くためにより深く考え、今までの自分になかった発想をしなくてはなりません。そこで頑張れば、あきらめずに何度も挑戦する強さや忍耐力が生まれます。何度も何度もそれを繰り返し、自分を成長させ、自分を鍛えていくのです。社会に出てからも同じように成長し続けなければなりません。学習内容を理解することだけが勉強するということではなく、学習内容を理解しながら、様々な生きる力を身につけることが、勉強なのだと思います。社会に出たら嫌いだから、やりたくないからというのは通用しません。人は勉強することで、人として成長し続けるのです。
 私が思うには、今、勉強していることや学んでいることは、高校に合格するためでもありますが、それは、「社会の中で役立つチャンスを自分にあたえること」だと思います。