2021年3月の記事一覧
在校生諸君へ ~送る心を考える~
いよいよ来週、3年生は慣れ親しんだ飯沼中学校を卒業していく。毎日当然のように顔を合わせていた仲間たち、学校という場で、学年、クラス、部活という絆で結ばれた人間関係もいよいよ終わり、春からは、それぞれの違う道を歩み始める。学校は誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところである。その居心地のよい場所を巣立っていく3年生、また新たな居心地の良さを見知らぬ環境の中で作り出して欲しい。そして、自分というものの可能性を探り、追求していくことのできる人になって欲しい。不安もあるだろうが、今までと違う自分に生まれ変われる可能性もある。改めて自分というものを見つめ直すチャンスにもなるだろう。さて、卒業式は、中学校3年間を通じて、最も意義深い行事である。入学から卒業までの3年間いや9年間の義務教育いや15年間の成長を発表する行事です。2年生は1年後、1年生は2年後の自分を想像してごらん。姿、形だけでなく、内面的にも悩みながら成長した卒業生の君がいるはずだ。みんなは、これまでにたくさんの方々に愛情深く可愛がられ、心配され、期待されてここまで成長してきたのです。これまでお世話になった方々への感謝とこれからの決意を姿で示す、それが卒業式だ。3年生にはお世話になったね。今年は新型コロナウイルスの影響で、休校があり、部活動や体育祭、合唱祭で、その存在感に圧倒される場面は少なかったのは事実です。しかし、この1年間、本校の学校教育目標である自主実行の精神に則り、自らよく学び、進んで様々な事を実行していた3年生の後ろ姿を見てきたはずだ。その意味で、たくさん面倒をみていただきましたね。本来であれば、卒業式に参加し、今度はみんなが精一杯の歌声や態度で3年生を送り出す番なのです。ありがとうございました、がんばって下さいの気持ちを込めて。卒業式は在校生から最大の「エール」を贈る場でもあるのだ。しかし、今年は昨年度に続き、それができない。こんなに残念なことはない。しかし、それでも、どんな形でもいい、ありったけの気持ちを残りの日々で送ってあげて欲しい。これは校長の私からのお願いです。そして、そういう君達であれば、必ず君達の後輩も後に続きます。よろしくお願いします。(3月4日 校長)
3年生、奉仕作業ありがとうございました、お疲れ様でした。