東中学校ブログ

イチョウが黄色くなるわけ

 平成29年11月17日(金)

 もともと植物の葉の中には黄色い成分カロチノイドと緑の成分クロロフィルがあるそうです。
 秋になると太陽光が弱くなり、光合成に必要なクロロフィルが不要になり、分解され消滅します。
 すると分解されずに残った黄色の色素が目立つようになるため「黄葉」が起こるそうです。
 一方、赤く紅葉するカエデ類は葉の老化により、糖分が溜まりアントシアニンと言われる赤い色素の物質が作られることにより赤くなるそうです。
 イチョウはクロロフィルの分解が進行するだけでカロチノイドの分解進行が遅く、アントシニアンの合成が進まないので緑色から黄色にしか変わらないです。
 ちなみに、ノウゼンカズラ、ナンキンハゼなどは黒ずんだ赤色をしていますがこれはクロロフィルが多い状態でアントシアニンが蓄積されたためです。