東中学校ブログ

東中のまわりの自然と歴史 

平成29年11月14日(火)
明治時代に皇室の遊猟場だった春日部は、今でも野鳥が見られる自然豊かなところです。

江戸時代、このあたりは幕府の御鷹を訓練する場所として色々な規制が設けられており、
地域の有力者(*)鷹狩りの時、将軍に同行する鷹匠らを案内、接待する場所でもありました。

近年、最後の将軍「徳川慶喜」が粕壁町の山田家に宿泊したことがわかりました。
慶喜は江戸から静岡に移りましたが、明治30年、巣鴨に邸宅を構えました。庭に鶴を放し飼うほか、鷹狩や銃猟を好んでいたそうです。

明治33年6月に慶喜が来た後、異母弟の徳川昭武も明治35年に来たそうです。
昭武は現在の東京都墨田区水戸徳川家から粕壁まで片道3時間くらいをかけて自転車で来ました。その当時、今から100年程前でしょうか、自転車1台の値段は今でいうと400万円くらいだったようです。








(*)島の中でも賢い鷹は昔から鷹狩りという捕獲方法に使われてきました。代々、鷹匠という職業の人が鷹を調教し、鷹を使って鳥を捕らえます。鷹狩りの伝統を絶やさないため現在も浜離宮庭園ではお正月に実演を行っています。