八木崎小学校 校長室より

またも、想定外

 川崎市で今朝、凄惨な事件が発生した。登校のためスクールバスを待っていた児童を含む19名が十数秒という短い時間の中で殺傷された。犯人は、その場で自殺。死ぬ気で、捕まる気で行動を起こす犯人ほど防ぐのは難しい。想定外のことを実行するからだ。
 マスコミは、対応策と騒ぐが、想定外の今回の事件に対応策なんてあるの?こんな犯人を想定した防御策なんてありますか?保護者が学校まで送り迎えでもしない限り無理でしょ。
 スマホを子どもに持たせてGPS機能で見守る、防犯ブザー、防犯ホイッスル、安全見守りシステム等々、防犯グッズはいろいろあるが、今回の事件のようなケースでは、無力であることが分かる。やはり、大事なのは、マンパワー。
 本校は、数年前から保護者・地域の皆様に向けて、児童の見守りを呼びかけている。子どもが一人になる区間を「0」にするのが、究極の目標。そのために、犬の散歩やウオーキング、庭いじりの時間を子どもの下校時刻に合わせて欲しいと呼びかけている。地域の見守る眼が、抑止力となるからだ。
 地域の宝物である子どもたちを地域ぐるみで見守っていきましょう!