八木崎小学校 校長室より

視察3

福島第1原子力発電所に到着。一人一人専用のID付き名札を渡され、金属探知機を通過。さらに、ID名札をタッチパネルにかざし、パスワードを入力し、ようやく中へ。線量計を渡され、専用バスに乗り換え出発。
テレビの画面で見ていたあの建物が目の前に。丁度、本校の中庭をバスで走ると、管理棟付近に3号機が、教室棟付近に2号機があるような距離で見ることができた。安全な数値内であるがバスの中の線量計がドンドン上がっていった。外はその10倍から20倍の値を示していた。
今回の視察で、この7年の間、粛々と作業を進め着実に改善に向けて努力している企業の姿を見ることができた。しかし、完全に安全な場所にするのは、まだ先の話。50年や100年のスパンが必要なのかもしれない。
この中で、約4000人の方が働いてるという。課題は、後継者。この原発問題を終息させるには、今の技術を引き継いでいく人、更なる先進技術を開発していく人が絶対に必要なのだ。収束ではなく終息するまでの道のりは、長く果てしない。