八木崎小学校 校長室より

早くも2月に

 この間、新年を迎えたと思ったら、もう2月。昔の人は、時間の過ぎる速さを、1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と、うまい表現をしている。
 3日は節分、4日は立春。暦の上では春が巡ってきた。しかし、風は冷たく、まだ寒さは続く。「暑さ、寒さも彼岸まで」とあるように、3月の彼岸までは、がまん!がまん!
 校庭を歩いていると、寒さの中にあっても、静かに芽を出す準備をしている草や木を発見。その様子に生命力の強さを感じる。食べ物も、寒鰤や寒鱈、寒蜆など「寒」がつく食べ物は、おいしいイメージがある。厳しい寒さに耐えることで、脂がのったり身がひきしまったりして、おいしさが増しているからだ。人間も同じ。厳しいことを乗り越える努力をしている人は、輝いている。