上沖小学校ブログ

避難訓練・引き渡し訓練

今日は、「避難訓練・引き渡し訓練」を行いました。
「震度6強の大地震が起こり、今後も大きな揺れの可能性が高い」ことを想定しての訓練です。

まずは、第一次行動「まず落ち着いて身の安全を確保する」から。
当たり前のように行えるようになっていますが、これが大切なことですね。

そして、避難経路の安全確認を待って、避難しました。

今年度になって、4月の初めに、それぞれの教室からの避難経路の確認は行いましたが、訓練として避難するのは今日が初めてです。

「お(おさない)・か(かけない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)・ち(ちかよらない)」を守って、校庭に避難しました。

全員の安全が確認できるまでの時間も、静かに待つことができました。
特に6年生。立派な姿勢はさすがでした。

でも、これは「当たり前」のことです。
安全の合言葉は「自分の命は自分で守る」です。
いざというときに「自分の命を自分で守る」ために、真剣に訓練を行う。
当たり前のことですが、とても大切なことです。
「自分の命は自分で守る」ことができる上沖っ子になるために、今日の学びをしっかりと復習しておきましょう。

今回は、「引き渡し」も行うので、下校の準備をして、第一次避難場所である校庭に改めて避難しました。

その後、事前に登録していただいている引き取り者への引き渡しを行って、下校しました。

保護者の皆様のご協力により、スムーズに行うことができました。
ご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。

14年前の東日本大震災の日、3月になったというのに寒い一日でした。
校庭に避難してから、雪交じりの冷たい雨が降ってきたことを思い出します。
校内の放送も使えない、電話も通じない、配信メールも届かない中、避難・引き渡しを行ったことを、今でも覚えています。
もちろん、下校の用意をしている余裕もありませんでした。
二日後の月曜日の朝、教室に行ってみると、帰りの支度をしたまま机の上に置かれたランドセルや体育着袋などが目に入りました。机も、揺れで動いたのでしょう、あちこちを向いている。床にも、物が散らばっている……そんな状況でした。帰りの支度をしていたところでしたが、何も持たずに校庭に避難。上着を着る余裕もなかったです。
もう二度と起こって欲しくないですが、万が一に備えておく。それが「自分の命は自分で守る」ことの第一歩です。

さらに今日は、通学路の危険個所の確認も、お願いしました。車通りの多いところ、車がスピードを出して通っているところなど、自分たちが気を付けていても事故の危険が考えられるところを、お家の方と確認しながら下校していただきました。

保護者の皆様、本日はありがとうございました。