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2024年12月の記事一覧

【ハルカイトを楽しむ日】ハルカイト、来てみませんか?

12月15日(日)にハルカイト(大凧文化交流センター)で、「ハルカイトを楽しむ日」と銘打ち、イベントを開催します!

ハルカイトを楽しむ日イメージ画像

 

「しめ縄作り」「ミュージアムトーク」「なぞときハルカイト」の3つを行うのですが、しめ縄作りに関しては既にご予約が満員となっており、申し訳ありませんが当日飛び込みでのご参加はいただけません。

しかしながら「ミュージアムトーク」「なぞときハルカイト」に関しては、当日のご参加大歓迎です!予約不要ですので、こどもから大人の方まで、お気軽にご参加ください!

 

「ミュージアムトーク」は、学芸員がハルカイトの展示を見ながら解説をするイベントです。

ミュージアムトーク風景

この写真は今年の9月のミュージアムトークの様子です。
どうしてもパネルの文章は読むのに時間がかかったり、読み飛ばしてしまったりしますよね(私だけでしょうか?)。
ミュージアムトークでは職員が解説してくれるため内容が入りやすく、小話などが挟まれることもあるため、展示をより深く楽しむことができると思います!
12月15日(日)は主に江戸川と庄和地区の歴史について解説をする予定ですので、興味がある方は是非ご参加ください!

 

「なぞときハルカイト」は、受付で配布されるプリントを手掛かりに、ハルカイトに隠された4つのパネルを集め、宝箱を開けるイベントです。

なぞときハルカイトポスター

郷土資料館では「なぞとき郷土資料館」を開催中ですが、“特別編”としてハルカイト用にもなぞときを作ってみました!所要時間の目安は30分程度かと思いますが、難しく感じる方には職員がヒントをだしますので安心してご参加ください。
当日は受付で“なぞときプリント”を配布しますで、「なぞときやります」とお声がけください。最後まで解けた方には記念品も用意していますよ♪

 

既にハルカイトにいらしたことのある方も、「ハルカイトって何?」という方も、12月15日(日)はハルカイトを楽しみに来てください!お待ちしてます!

 

“どうせ行くならイベント日”

【ハルカイトを楽しむ日】
日付:令和6年12月15日(日)

対象:こどもから大人まで
場所:ハルカイト(春日部市西宝珠花593番地)
内容:①ミュージアムトーク 14:00~14:30
   ②なぞときハルカイト 10:00~15:30(受付時間)
              ※所要時間30分程度

郷土資料館【手作りおもちゃクラブ】を開催しました

令和6年12月8日(日) の午前と午後各1回ずつ、郷土資料館手作りおもちゃクラブ「パタパタを作ろう!」を開催しました。

おもちゃ作りの前に、春日部に伝わる伝説の紙芝居の読み聞かせをひとつ。

紙芝居の読み聞かせ

午前の部では「翁の経文」、午後の部では「幌墓の伝説」を読みました。

 

おもちゃ作りでは「パタパタ(板返し)」を作りました。

おもちゃ作り風景

ご覧の通りの大盛況です!
パタパタはからくり部分の作製がやや難しいおもちゃなのですが、保護者の方の協力もあって、みんな上手に作れていました!

完成!

「できた!」と嬉しそうな声が響きます♪

 

この日は午前も午後も多くの方がご来場くださったのですが、午前にいたっては企画展示室から溢れるほど!今年から参加してリピーターになってくれた子が特に多かった印象です。

 

最後にお土産の缶バッジ作りをしました。
毎回バッジ作りを楽しみにしている子も多く、みんなだいぶ手馴れてきた感じがします (笑)

 

次回は年が明けて1月19日(日)に開催を予定しています。
おもちゃは新作「BB弾転がし」です。郷土資料館のおもちゃコーナーにある“ビー玉転がし”をミニサイズにしたものになります。
この日来てくれた参加者には、試遊用のBB弾転がしで遊んでもらい、評判も上々!実は以前ブログに開発風景を載せたものだったりします。
広報紙等でもまた告知をいたしますので、ぜひチェックしてみてください!次回もお待ちしています!

1月19日歴史文化講演会「タタラ山遺跡と花積下層式土器」を開催します

白岡市のタタラ山遺跡は、白岡市白岡に所在し、主に縄文時代前期(約6,000~5,000年前)の集落跡として知られ、40軒以上の住居跡や多くの花積下層式土器、また同時期の石でできた装飾品などが発見されています。

タタラ山遺跡縄文時代前期住居跡

タタラ山遺跡の住居跡(縄文時代前期)

タタラ山遺跡縄文時代前期埋甕

タタラ山遺跡で出土した花積下層式土器

 

一方、春日部市指定史跡・花積貝塚は、明治時代の文献にすでに紹介され、昭和3年(1928)に大山柏氏によって、初めて調査が行われています。その際に、縄文時代中期の土器と、縄文時代前期の土器が、上下に堆積している別々の貝層から発見され、中期と前期の土器の時代順が立証されました。「花積下層式」土器は、花積貝塚の下層から発見された縄文時代前期の土器が、その研究の発端になったことから命名されたものです。

しかしながら、大山史前学研究所に保管されていた花積貝塚の資料は、残念ながら昭和20年の空襲で焼失してしまいました。

また、これまで花積貝塚で発掘調査が何度か行われていますが、現在のところ、出土している花積下層式土器はとてもわずかで、郷土資料館でも破片を展示しています。

 春日部市郷土資料館で展示している花積下層式土器

春日部市郷土資料館で展示している花積下層式土器

 

今回は、花積下層式土器が多く出土している白岡市タタラ山遺跡をとりあげます。

白岡市教育委員会で長年にわたりタタラ山遺跡の調査を担当され、花積下層式土器にも造詣が深い奥野麦生先生をお招きしご講演いただきます。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

春日部市郷土資料館歴史文化講演会 奥野麦生先生「タタラ山遺跡と花積下層式土器」
講師:奥野麦生先生(白岡市教育委員会学芸員)
日時:令和7年1月19日(日)10時~12時
会場:春日部市教育センター
定員:100名(申込順)
申込受付:12月10日(火)8:30~ 電子申請受付

 

豊野小学校「獅子舞授業」~赤沼の獅子舞~ 行いました

 12月5日(木)の5時間目、6時間目に第3学年が取り組んでいる総合的な学習の時間に「獅子舞授業」が行われ、教室に三匹獅子が現れました。
 昨年11月に開校150周年記念の式典で、地域で代々、300年以上も継承されている、市指定無形民俗文化財「赤沼の獅子舞」「銚子口の獅子舞」が披露されたのを契機に、地域を調べ学ぶ学習である総合的な学習の時間で、本校はじめての獅子舞授業の実施に至りました。
 本日は、赤沼民俗文化財保存会の4名が師走の忙しい中、講師として指導いただきました。授業をわかりやすく進めるにはと、大切な三匹獅子と神楽のお面、大太鼓やしめ太鼓、そして篠笛を持参いただきました。3年生の皆さんは、150周年記念に加え、かすかべ郷土かるた『赤沼の獅子舞をみて病せず』で獅子舞の存在を十分知っており、「神社のお祭りでもみたことがあるよ!」という声もあがりました。

 5時限目は、講師から獅子舞の起源と歴史、豊作を祈る舞と神楽のいわれ、獅子舞に携わる農家長男から女性にも広がっていることなどを映像を用いて解説いただきました。3年生の皆さんも集中して耳を傾けてくれている様子が印象的でした。

5時間目授業風景

 

 

 

 

 

 

 

 ▲一時間をとおして集中して耳を傾けてくれました

 


 続く6時限目は、獅子舞に使われる道具、獅子頭、神楽面、そしてお囃子の太鼓や笛を実体験してみました。三匹獅子のちがい、ヒゲや後ろ髪は動物のどこの部分を材料にしているのか、お面は何でできているのか、講師の質問に答えながら、持ったり、被ったり、また、音を奏でながら、つぶさに道具を観察しました。最後の感想では、道具が意外と軽かった、獅子頭やお面を被ってみて、外が見えることがわかった、笛もレコーダーのようには簡単には吹けない、難しい楽器がわかったなど、多くの感想を聞くことができました。

獅子頭

神楽面

 

 

 

 

 

 

 

太鼓

笛体験

 

 

 

 

 

 

 

▲本物の道具にみて、触れて、重さや材料、使い方について多くの質問があがりました


 次回2月は、舞の基本、三番叟(さんばそう)を舞ったり、お囃子を奏でる予定です。地域の伝統文化に触れ、興味関心が芽生えたようで、非常に楽しい授業となりました。

次週、12日は赤沼の獅子舞の兄獅子である「銚子口の獅子舞」を継承する銚子口獅子舞保存会のみなさまが講師を行います。子供たちも楽しい授業を待ち望んでいます。

【出張授業】でばりぃ資料館in上沖小学校

令和6年12月3日(火)に上沖小学校に出向き、第3学年の児童に向けて「でばりぃ資料館」を開催しました。

でばりぃ資料館準備中

 

学習室2と生活科室を使用し、「昔の学校・町の様子」と「昔の家の道具」について学習しました。

昔の学校の道具説明

昔の学校・町の様子についての教室では、石盤(せきばん)というノートの代わりとして使用した学用品への反応がよく、「なぜこの道具を使っていたのか?」という質問にも「紙がなかった」「いや、鉛筆がなかった」「貧しかったから」など様々な意見が飛び交いました。回答を聞く前に一度自分で考えてみることで、たとえ間違っていたとしても理解は深まりますから、児童に考える機会も提供していきたいものです。

 

昔の家の道具説明

昔の家の道具についての教室では、羽釜(はがま)や黒電話、手回し洗濯機、火のしなどを展示・解説しました。
そして炭(すみ)に注目してみると、児童からは「キャンプで使った」「バーベキューで使った」などの声があがりました。つまり、家の「外」での利用です。昔だと炭は調理、暖房、家事など、家の「中」でも大活躍でした。
現在では「家電」という言葉の通り、家庭では電化製品を使うのが一般的ですが、今回持って行った家の道具は、電気を使用しないものがたくさんありました。今と昔の“動力”の違いを少し分かってもらえたかと思います。

 

自由見学の時間

終盤は時間の都合で自由時間をあまりとれませんでしたが、実物に触って体験してもらう機会が持てたことは児童にとっても貴重な経験になったと思います。

 

そんな中、上沖小3年生の中に郷土資料館の常連さんを発見しました!
資料館の“おもちゃ作り”や“なぞとき”にも積極的に参加してくれる子で、こちらとしてもとても印象に残っています。
彼も職員の顔を覚えてくれているようで、色々と話しかけてきてくれました!「また行きます!」という嬉しいコメントも♪

 

みんなと顔なじみになれるくらい、多くこども達に資料館に来てもらいたいな~と思いながら帰路につきました。
これからも団体見学、でばりぃ資料館など、ぜひ郷土資料館をご利用ください!