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2018年7月の記事一覧

村の行政と文書『新編図録春日部の歴史』からのご紹介ーその54


江戸時代の村では、村方文書(むらかたもんじょ)と呼ばれる村の公文書が作成され、様々な行政的な手続きが、文書の発行によって行われていました。市内でもこうした文書が多く残されており、当時の生活を垣間見ることができます。


村方文書の中でも重要なものは、年貢に関わる検地帳、年貢割付状(ねんぐわりつけじょう)、年貢皆済目録(ねんぐかいさいもくろく)です。
検地帳には田、畑、屋敷地ごとに測量された縦横の面積、地目の種別、面積、所有者などが、また、年貢割付状には、毎年作成され、年貢を納める年、村名、村の石高と、免除・控除される石高、納める年貢の石高などが書き記されています。
年貢を納めると、その領収書として年貢皆済目録が作成されます。本来、領収書なので、納められた領主から村に発行されるものですが、今回紹介する神間村の目録は、村から領主にあてて作成され、裏面に領主の受取りが記入されています。

 

「村の行政と文書」『新編図録 春日部の歴史』90ページ

水角村年貢割付状
延宝4年(1676)水角村年貢割付状(長本家文書)

神間村年貢皆済目録
天保3年(1832)神間村年貢皆済目録(神間村文書)
*上記文書について、『新編 図録 春日部の歴史』では「元禄3年(1690)」とされていますが、「天保3年(1832)」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

土器作り教室が開催されました。

7月22日(日)土器作り教室の1日目が開催されました。

この日も朝から気温が高かったため、土器作りの会場を公用車駐車場から教育センター内に変更して行いました。

開講式にて土器作りの工程をDVDで学習しました!!
早速、土器作りにスタート!!


どんな土器にしようかな?


形が出来たら、紐や貝殻、竹の棒などで模様付け!!
家族一緒に、おもいおもいの形と模様ができました


このほか、土鈴や土偶も作りました。
次回(8/19)の野焼きで作った土器と会える日が楽しみですね。
今年の土器づくり教室は多数の方から応募をいただき、ありがとうございました。また残念ながら抽選でもれてしまった方、ぜひ、来年も応募をお待ちしております。

7月22日(日)西金野井の獅子舞、倉常の神楽囃子が公開されます

7月22日(日)は、西金野井の獅子舞と倉常の神楽囃子が公開されます。
みなさまお誘いあわせの上、ぜひお出かけください。

午前10時~午後5時30分 埼玉県指定無形民俗文化財「西金野井の獅子舞」の公開 西金野井香取神社(春日部市西金野井1053)

午後6時~9時 春日部市指定無形民俗文化財「倉常の神楽囃子」の公開 倉常神社(春日部市倉常118)

手作り季節展示を展示してます

白い雲! 青い空!!
楽しい夏休みがやってきました♪
夏休みをテーマとした手作り季節展示を展示中です。
暑い夏を、よく冷えた郷土資料館で涼みませんか?

季節展示

なお、郷土資料館は、7月・8月の毎週月曜と、祝日の8月11日(土)が休館となりますので、
ご注意ください。




 

平成30年度「粕壁宿めぐり」の参加者募集

現在の「かすかべ大通り」は、江戸時代には日光道中の宿場「粕壁宿」であり、国登録有形文化財の浜島家住宅土蔵をはじめ、往時の町並みを彷彿させる歴史的建造物が残されています。また、かすかべ大通り周辺には、景観資源やフードセレクション認定品といった地域の魅力も点在しています。
この講座では、粕壁宿周辺を徒歩で巡りながら、地域の歴史景観名産品を案内します。秋のひと時、川が育んだ街の魅力を散策しながら改めて探してみませんか?