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カテゴリ:郷土資料館

虫眼鏡 大判絵図の整理・春季展示の準備

豊春地区のある旧家から寄贈された資料を整理しています。
本日は、大判の絵図面を開いて、調書の作成を行ないました。
畳まれた状態はノートくらいのサイズですが、
畳まれた状態

ひろげてみると、、、

135×86センチもありました。
上の絵図は、明治時代後期の字切図(あざきりず)です。大字徳力(現・さいたま市岩槻区徳力)のものです。
郷土資料館は狭い施設なので、企画展示室で大型の資料を整理することもしばしば。
運がよければ資料を広げているときに立ち会えるかもしれませんね。

さて、このお宅からは、江戸時代後期の古隅田川の絵図などの寄贈も受けています。
来年度の春季展示に出品する予定ですが、特別にちょっとだけご紹介します。
古隅田川絵図
絵図は、嘉永元年(1848)に古隅田川流域の12か村が維持管理に関わり作成したものです。
写真は、絵図の一部分ですが、赤い矢印の箇所に「石バし」と書かれ、別の絵図には「矢しま橋」と書かれています。
この橋は、当時、古隅田川に架かっていた唯一の石造の橋、やじま橋(市指定文化財)のようです。
このほか、古隅田川に架かる橋も書かれています。
果たして豊春小学校の前に架かる”業平橋(なりひらばし)”はあるのでしょうか。
気になる方は、ぜひ春季展示(4月8日~7月9日まで)にいらして下さいね。