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文化財防火デー防災訓練を行いました~赤沼 常楽寺~
1月22日(日)には赤沼の常楽寺で「文化財防火デー防災訓練」を開催しました。
74年前の昭和24年1月26日に奈良法隆寺の金堂が火災に遭い、当時世界最古の木造建造物と共に貴重な壁画が損傷したという痛ましい事故が起こりました。これを契機に例年1・2月が最も火災が発生しやすい時期でもあることから昭和30年に1月26日を『文化財防火デー』と定められたことから、春日部市でも文化財を対象とした防火訓練を毎年行っています。
今年は市内でも中世、室町時代に作られた銅造仏では唯一となります「常楽寺の銅造阿弥陀如来坐像」を所蔵する常楽寺の本堂の本堂から火災が発生したという想定のもと、常楽寺の関係者や地域の皆さま、そして消防団の協力により様々な訓練に取り組んでいただきました。
▲常楽寺の関係者や地域の皆さまによる模擬文化財の搬出、初期消火としてバケツリレーに取り組んでいただきました
▼消防団による放水も機敏に行っていただきました
▲訓練の第2部では消防本部予防課が中心となって通報訓練、消火器訓練、煙体験を行いました
参加いただいた皆さまからも「備えあれば患いなし」といった感想のほか、地域の貴重な文化財を地域の想いとして協力して守らねばといった感想もお聞きすることができました。
時が流れても、伝承する文化財の価値は不変です。そして火災は一瞬のできごと、日常時からの備えによって貴重な文化財の保存を、皆さまからのご協力をくれぐれもお願いします。