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粕壁小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました

平成29年3月3日に粕壁小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました。
昭和期に実際に粕壁小学校で使われていた机や椅子をさわったり、木造校舎の粕壁小の写真を見たりして、今との違いに驚いていました。
郷土資料館では、3月19日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。ぜひ遊びに来てください。
粕壁小見学の様子
粕壁小見学の様子

虫眼鏡 大判絵図の整理・春季展示の準備

豊春地区のある旧家から寄贈された資料を整理しています。
本日は、大判の絵図面を開いて、調書の作成を行ないました。
畳まれた状態はノートくらいのサイズですが、
畳まれた状態

ひろげてみると、、、

135×86センチもありました。
上の絵図は、明治時代後期の字切図(あざきりず)です。大字徳力(現・さいたま市岩槻区徳力)のものです。
郷土資料館は狭い施設なので、企画展示室で大型の資料を整理することもしばしば。
運がよければ資料を広げているときに立ち会えるかもしれませんね。

さて、このお宅からは、江戸時代後期の古隅田川の絵図などの寄贈も受けています。
来年度の春季展示に出品する予定ですが、特別にちょっとだけご紹介します。
古隅田川絵図
絵図は、嘉永元年(1848)に古隅田川流域の12か村が維持管理に関わり作成したものです。
写真は、絵図の一部分ですが、赤い矢印の箇所に「石バし」と書かれ、別の絵図には「矢しま橋」と書かれています。
この橋は、当時、古隅田川に架かっていた唯一の石造の橋、やじま橋(市指定文化財)のようです。
このほか、古隅田川に架かる橋も書かれています。
果たして豊春小学校の前に架かる”業平橋(なりひらばし)”はあるのでしょうか。
気になる方は、ぜひ春季展示(4月8日~7月9日まで)にいらして下さいね。

花積貝塚のイルカの頭骨『新編図録春日部の歴史』からーその3

文化財保護課では現在、庄和地域の神明貝塚の調査を進めていますが、春日部地域の著名な貝塚といえば、花積に所在する花積貝塚です。

今日は花積貝塚で出土したイルカの頭骨を紹介します。
昭和43年に行われた土取り工事に先立つ発掘調査で、今から約4,800年前の縄文時代中期の住居跡内の貝塚からほぼ完全な形のバンドウイルカの頭骨が出土しました。

約6,000年前の縄文時代前期、春日部市の低地部分は「奥東京湾」と呼ばれる海で、花積貝塚は湾内でも奥に位置する半島状の高台にあります。そのような貝塚でイルカの骨が発掘されたことは珍しい例です。
また、頭蓋骨の下部がつぶれていることから、脳髄(のうずい)を取り出したことが想定されています。

「海進・海退と貝塚」『新編図録 春日部の歴史』14ページ



イルカの頭骨

NEW 「かすかべ なつかし写真箱」を設置しました

「かすかべ なつかし写真箱」は、市内の昔の風景などの古写真をつめこんだ箱です。
なつかし箱
箱のなかの写真は、A3判の大きなサイズです。
お手にとって、お近くで昔の風景をご覧いただけます。
パネルの裏には、写真の説明と簡単な解説を付しました。
写真について、お気づきのことや思い出をお持ちの方には、自由にコメントを書いていただけるようにコメント欄を設けています。
皆さんのご記憶を、ぜひ郷土資料館に教えて下さい。
写真パネル
ご希望があれば、パネルの貸し出しにも応じます。
パネルをもって、現地に行ってみるのも楽しそうですね。
写真の点数はまだまだ少ないですが、少しずつ追加していく予定です。お楽しみに。
「なつかし写真箱」は常設展示室の奥、休憩スペースに置いています。
展示室奥にあります

郷土資料館「体験ワークショップ」が開催されました

平成29年2月25日(土)、郷土資料館で「体験ワークショップ」が開催されました。ワークショップは、小学生までを対象とした、昔の遊びを気軽に体験できるイベントです。
参加した子どもたちは、紙芝居を見たり、蓄音機でレコードを聴いたり、昔のおもちゃ「ぴょんぴょんかえる」や「紙てっぽう」を作り、自分達で作ったおもちゃで遊び、大変喜んでいました。
 体験ワークショップは、平成29年3月19日(日)にも開催し「からくり屏風」を作ります。申込み不要、当日の飛び込みも大歓迎です。どうぞ、お気軽にご参加ください。
ワークショップ様子
ワークショップ様子