校長室から

校長室から

校長室から 9.28 彼岸花

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われる言葉で、今年も秋のお彼岸を過ぎて暑さが和らぎ、朝夕は特に涼しさを感じる気候となってきました。そんな涼しい朝でも、子どもたちの中には、半袖短パンの元気な子がたくさんいます。ちょっと寒くないのかなと心配するところもありますが、昼になるにつれてだんだんと気温が上がり、昼休みなどはとても元気に遊んでいます。
 さて、この季節、鮮やかな赤い色の「彼岸花(ヒガンバナ)」がよく咲いています。この彼岸花を見ると、「秋」をしみじみと難じます。彼岸花は、文字通り彼岸の頃に花が咲くから名付けられたと言いますが、彼岸花の球根の毒性からこの花に触れると死ぬしかない、死=彼岸、から名付けられたという話もあります。ちょっと怖いですね。別名もたくさんあるようです。有名なのは曼珠沙華(マンジュシャゲ)ではないでしょうか。各地域で違う名があるというので、探してみてはどうでしょうか。
 彼岸花は、墓地や田んぼの畦に植えられていることが多いですが、これは球根の毒性から、モグラやネズミなどの土中を移動する害獣から稲や野菜などの作物、埋葬された遺体を守るためであると言われています。彼岸花の匂いや球根の毒に期待してのことのようですが、あまりしっかりとした効果は期待できないとの話しもあります。何にしても、この「毒」というのはあまりいいイメージではありませんね。でも、その昔、食用にもなっていたということも聞きました。大きなタマネギのような形をした球根には、デンプンがたっぷり含まれていて、食糧不足のときには食されていたようです。毒があるのにどうやって食べていたのでしょうね。不思議です。これも調べ甲斐があるかもしれません。
 花や食べ物、スポーツに読書。いろいろな秋があります。いろいろ調べてみるのは、おうち時間の過ごし方としていいかもしれません。また、緊急事態宣言が開けたら感染症対策をしっかりと取って、さらにいろいろな秋の楽しみかたをしたいですね。

 

校長室から 9.16 鶺鴒鳴(せきれいなく)玄鳥去(つばめさる)

 二十四節気(にじゅうしせっき)は約半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきました。日本でも、江戸時代に入って日本の気候風土に合うように改定され、「本朝七十二候」が作られました。現在主に使われているのは、明治時代に改訂された「略本暦」のものだそうです。
 2021年、七十二候では、9/12~17が「鶺鴒鳴(せきれいなく)」、9/18~22が「玄鳥去(つばめさる)」だそうです。「鶺鴒鳴」は鶺鴒(セキレイ)が鳴き始める頃、玄鳥はツバメの別名で、「玄鳥去」はツバメが日本から暖かい南の地に帰る頃という意味です。日本の鳥の様子に注目したもので、たいへん趣深く感じます。この七十二候からも、季節が変わっていく様を感じます。
 朝夕が少しずつ涼しくなり秋がだんだんと深まっていく今日この頃、日中が過ごしやすくなり、児童たちは元気に運動に勉強に励んでいます。そういった中、昨日、教職員のためのタブレットの使い方研修を行いました。いろいろな機能があり、こんな便利なことまでできるのかという感想をもちました。しかしその反面、使い方を間違えると東京都町田市で起こったようないじめの原因をつくってしまいます。便利であっという間に大勢の人に拡散できる機器、正直、恐ろしさを覚えました。
 今、芳賀町では、授業で児童一人一人がタブレットを利用するGIGAスクール構想が進んでいます。また、コロナ渦ということもあり、オンライン授業ができるように整備が進められています。この便利な機器は、児童の学力向上に大きな効果が期待できます。しかし、使い方を間違えると大きなトラブルになることが考えられます。学校でも家庭でもその他の様々な場面でも安心して使いこなせるよう、子どもたちに折に触れて使用上のルールやマナーを伝えていかなければなりません。学校だけでは上手くいかないと思いますので、様々な場面での御協力をよろしくお願いいたします。

 早速、明日からタブレットの持ち帰りを始めます。学校からは本体の確認等いくつかお願いがあります。保護者の皆様には、そちらの方も御協力よろしくお願いいたします。

・多くの学年でタブレットを用いて授業を行っていました。みんな興味津々で、集中して取り組んでいました。

校長室から 9.9 秋の気配が進んでいます

 2学期が始まり10日になろうとしています。今日は9月9日、救急の日だそうです。
 校庭で児童が元気に遊ぶ姿はとても気持ちがいいです。ただ、その姿を見ながら、「密にならないでね。」という注意が呼びかけられることがあり、なかなか思うように遊ばせることができません。緊急事態宣言下のため、仕方ないことではあります。十分な対策ができているとは言い切れませんが、学校生活を続けるために、できることをやっていきたいと思います。
 さて、あれだけ暑かった夏が遠い昔のように、あっという間に秋の気配となってしまいました。晴れれば少しは暑くなるのですが、このところ雨が多い毎日です。半袖Yシャツで頑張っていた私も、ついに長袖を着て、さらに上着を羽織ることがあります。そんな中でも児童は元気に遊んでいます。ただ、朝夕を含めると気温の差が大きく急に涼しくなったので、体調を崩している児童もいるようです。ウイルスへの抵抗力を高めるためにも、健康を維持できるよう気をつけていきたいと思います。
 雨が多い毎日ではありますが、業間や昼休みになると、なぜか雨がやむことが多いです。児童たちの願いが天に届いているのですかね。児童のパワーはすごいです。

・雨がやんでほしいという願いが天に届き、今日も外で遊ぶことができました。

・ちょっと水たまりもありますが、負けません。 ・桜の木は落葉を始めました。(毛虫の影響?)

校長室から 9.1 2学期が始まりました

 本日9月1日(水)、2学期の始業式を迎えました。コロナウイルス感染症が拡大し、様々な不安がありましたが、なんとかこの日を迎えました。朝は、あいにくの雨の中で児童を迎えましたが、久しぶりに見る笑顔と元気なあいさつがとてもうれしいものでした。児童にはいつも元気をもらっています。この日常をどうにか維持していかなければならないという責任の重大さを改めて感じています。
 学校は再開しましたが、正直なところ、コロナウイルス感染症は夏休み前よりも昨年よりもよくない状況といえます。変異株の影響ともいえる感染が広がっている状況です。そんな中で学校を再開するというのは不安があります。ただ、不安があるからといって全てを休止したりするのも現実的ではありません。ましてや、児童にとってこの一瞬は今しかないのですから。運動会、遠足、修学旅行など実施に限りのあるものはなおさらです。そうはいっても命に代えるべきものは1つもありません。「命を守ることが最優先」、そこだけは間違うわけにはいきません。
 今日の始業式では、「一番大切なのは児童のみなさんの命と健康です。今まで以上の感染症対策を。」との話をしました。感染症対策をどれだけやってもリスクがゼロになることはないと思います。それは、コロナウイルス感染症対策に限ってのことではありません。どうすれば実施できるか、そう考えながら児童の活動を支えていきたいと考えています。学校での対策は万全とはいえないかもしれませんが、できる限りのことを実施していきます。ご協力よろしくお願いいたします。

・代表児童の意見発表です。堂々としていて素晴らしい発表でした。

・児童指導主任からのアドバイスです。     ・新しい学習指導助手の先生が着任されました。

・新学期の準備や係の話し合い、教科の授業など、一生懸命に授業に取り組んでいます。

校長室から 8.31 いよいよ2学期

※児童のみなさんへ
 いよいよ明日9月1日、2学期の始業式を迎えます。児童のみなさんは元気に夏休みを過ごしてきたことと思います。この夏休みはどんな夏休みだったでしょうか。
 いよいよ明日が始業式となりましたが、新学期の準備はできていますでしょうか。夏休みの宿題は終わっていますか。もう大丈夫と胸を張れる人、ちょっと心配になる人、など様々かと思います。でも最も大切なのは、学校に行くことができる元気と健康を保つことです。休まずに登校できることが何よりも大切です。宿題が終わっていなくてもまずは登校してください。宿題を含め、悩みがある場合にはおうちの人はもちろん、学校の先生方にも相談してみてください。みんなでどうすることが一番いいか考えていきましょう。話すだけでも気持ちが楽になるものです。明日、みなさんと元気にあいさつを交わすことができることを楽しみにしています。

※保護者のみなさんへ
 42日間という長い夏休み、お子様の様子はいかがだったでしょうか。新型コロナウイルス感染症が全国的に増加し、栃木県にも緊急事態宣言が発出された中での夏休みだったので、例年にもましてたいへんな休みだったのではないかと思います。不自由な思いが続くといろいろなストレスがたまります。お子様の中には、そういった何かのストレスがたまっていることがあります。また、コロナがなくてもいろいろな悩みはあるものです。何かお気づきの点がありましたら、担任等にお知らせください。よろろしくお願いいたします。
 さて、前述しましたように、新型コロナウイルス感染症が拡大し、緊急事態宣言下での始業式ということとなりました。児童はもちろん保護者の皆様もいろいろご心配のことと思います。学校としましては、教育委員会の指示に従い、できる限りの感染症対策を実施し、学びの保障に取り組んでいきたいと思っています。具体的には、教育委員会から発出されたメールの通りとなります。保護者の皆様にもいろいろご協力をお願いすることになると思います。お子様の学校生活を守るために、ご協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。

校長室から 8.17 夏休みあと2週間

 今日は8月17日(火)。例年の夏ならば、毎日暑い日が続いている頃なのですが、今年は梅雨のようの日が続いています。体調など崩してはいませんでしょうか。昨年の今日は2学期の始業式でした。とても遠い記憶のように感じます。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響は、昨年以上に広がっており、また本県にも緊急事態宣言が発出されようとしています。私は、2週間ほど前、新型コロナワクチンの1回目の接種に行ってきました。翌日、接種した腕が1日痛みましたが、強い副反応はありませんでした。これから町では、12歳以上のみなさんへの接種が始まると聞いています。6年生も12歳に達していれば対象になると思います。新型コロナウイルス感染症対策には、今のところ1番有効なのはワクチン接種です。しかし、いろいろ心配な面があると思いますので、納得のいくように、ご家族で判断していただければと思います。
 さて、夏休みの学校では、児童のみなさんがいないからこそできるものがあります。その1つが教室や廊下のワックスがけです。8月12日、専門の業者さんによる校舎1階の教室や廊下のワックスがけが行われました。ワックスをかけると、やはりきれいなものですね。児童のみなさんには、登校したときを楽しみにしてもらいたいと思います。

光り輝く床の様子が伝わりますでしょうか。とてもきれいになっていました。登校が楽しみですね。

校長室から 8.10 夏休み折り返し

 夏休みがちょうど折り返し地点となりました。児童のみなさんはきっと元気に夏休みを過ごしていることと思います。コロナウイルス感染症が拡大してしまい、今までにも増して外には出かけられなくなっています。そんなときこそ充実したおうち時間を過ごしてほしいと思います。宿題を進めるにもいい時間なのではないでしょうか。
 児童のみなさんがいない小学校は、やはり寂しいものがあります。先生方には、普段なかなか休めない分、なんとか休みを取ってほしいと思っているのですが、先生方の研修があったりと十分とはいえないかもしれません。でも、心と体のリフレッシュを図り、先生方も一回り成長してほしいと思っています。
 寂しい学校ではありますが、用務員さんのご苦労のお陰で、夏のきれいな花が咲き誇り、きれいな学校が維持されています。多くのみなさんに見ていただけないのが残念です。写真で一部紹介したいと思います。
 長いと思っていた夏休みは、後半に入りあと3週間です。まだ3週間あるのか、もう3週間しかないのか、いろいろな感じ方があると思うのですが、児童のみなさんには、「これをやったよ」といえる夏休みにしてほしいと思っています。

とてもきれいに咲いています。学校に来た際にはぜひ見てください。

緑の芝に校舎が映えています。          アジサイも頑張っています。

なぜか校長室にはシクラメンが咲いています。

校長室から 8.3 夏休みはどう過ごしていますか

 夏休みが始まってから3週間近くとなりましたが、保護者のみなさんや児童のみなさんはどのように過ごしていますでしょうか。毎日35℃近くなるたいへん暑い夏の日、コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなか思うように活動できない毎日なのではないでしょうか。
 さて、夏休みとなり開幕したのがオリンピック。テレビやネットでは、日本人の活躍を中心に大きく報道されています。私は、その一生懸命な姿から、感動をもらっている毎日です。その中で多くの選手が競技後のインタビューで「感謝」の気持ちを話しています。このコロナ渦で1年延期となり、さらに無観客になりながらも開催してもらえたことや周囲でサポートしてくれている全ての方、今まで応援してくれた関係の方々など、多くの方に対しての感謝の気持ちなのだと思います。自分一人ではここまでこれなかったことを最もよくわかっているからこそ出た言葉なのでしょう。一流の心をもっているからこそ一流の選手になれるのだと思います。もっともっと応援したくなりました。
 さて、コロナウイルス感染は全国各地、栃木県内でも感染拡大となっています。夏休み中なので、臨時休業などといった措置はありませんが、普段の生活自体にいろいろな制限があるかと思います。もう1年以上不自由な生活となっているわけですが、依然として、感染を抑える有効な手立てはワクチン接種と人流を抑えること。私も、もう少し、もう少しと言い続けていましたが、先が見通せない中でお願いするのはとても心苦しいです。でも、最も優先すべきことは命や安全の保証です。そこは間違いないと思います。夏休み明けに、全員の児童と元気に会いたいので、やれることをしっかりとやっていきましょう。全ての方のご協力をお願いします。

校長室から 7.21 1学期お世話になりました

 昨日20日、1学期終業式を迎えました。昨年と比べると11日早い夏休みとなるわけですが、例年通りの3か月半の1学期をたっぷりと過ごしました。この1学期間を振り返ってみると、昨年のような学校休業という時期がなく、なんとかやりきれたことにほっとしています。昨年の今頃は、コロナウイルス感染症の影響がここまで長く続くとは思っていなかったように思います。しかし、今は、まだまだ続くんだろうな、という気になってしまいます。そういった非常事態の中、児童たちが元気に学校生活を送れたのは、保護者の皆様始め多くの関係者の皆様のお陰であると感じています。本当にありがとうございました。引き続きご支援よろしくお願いします。
 さて、今日の朝8時00分、学校の百葉箱で確認すると、気温がすでに26℃を超えていました。あっという間に暑くなって、夏本番といった感じがします。42日間という長い夏休み。児童には、「コロナウイルス感染症対策、暑さ対策をしっかりとし、健康で有意義な夏休みに。興味をもったことをいろいろ調べてみて。もちろん宿題も頑張る。」と伝えました。児童が健康で、有意義な日々を過ごせるよう、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

終業式では2名の児童の発表がありました。2人ともしっかりとした発表でした。

校長室から 7.14 1学期あとわずか

 7月が14日を過ぎ、1週間後には夏休みになります。3か月半の1学期が実質終わろうとしています。まだ梅雨明けにならず、最近は雷雨が続いているのですが、暑い夏が近づいているなと感じる日々です。高校野球が始まっており、芳賀北小出身の先輩方の活躍や芳賀町出身の選手の名前を聞くことが多く、その活躍をとても嬉しく聞かせていただいています。
 さて、「雷三日」という言葉を聞いたことがあるかと思います。夏に雷が発生すると、3日ほど続くということなのですが、上空の寒気の動きが遅く、雷雲の発生しやすい状態が数日続くということを表しています。決して必ず3日間続くとか、3日間続けば終わるというわけではありません。現に今日は4日目になります。雷雨はそれ自体局地的で激しい雨ですが、それにも増して近年は、ゲリラ豪雨になることが多く、多くの被害が出ています。十分に気をつけなければなりません。また、被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
 ここ数日、児童の下校時刻前後に、雷の予報が出ています。保護者の皆様や地域の皆様にはたいへんご心配をおかけしていることと思います。学校ではネットを使い、雨雲レーダーや発雷確率などを見ながら判断しています。しかし、危険と判断した後に雲が消えていく、ということもあります。申し訳ありませんがそこはご容赦ください。あってはならないのはその逆で、安全と判断したら突然雷雲が現れたなどというものです。ですので、判断がぎりぎりとなることもあります。命に関することなので、しっかりと判断しなければなりません。こちらもご理解の上、ご容赦ください。皆様からの情報提供や助言もいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 いろいろとご苦労をおかけすることになりますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

今日も児童は、いろいろな機器を使うなどして、熱心に授業を受けています。