校長室から

校長室から

校長室から 10.7 初めてのオンライン講話

 今日、北小タイムで、初めてオンラインを使った講話を行いました。見えているか、聞こえているか確認すると、静かにはっきりと手を挙げてくれたり、「こんにちは」のあいさつに、校長室に届くほどの声で「こんにちは」と応えてくれたりしました。講話の内容は、「思いやりの心をもとう」ということです。児童の中には、配付したプリントを指で追いながら話を聞く姿が見られました。その姿が、パソコンの画面からはっきりと確認できました。とてもしっかりと話を聞いてくれた児童が多く、うれしく思いました。
 画面に映る児童の姿を見ながら話すことは、放送だけで姿を見ずに話していたときと比べ、とても楽しく感じました。セッティングをしているとき、思わず手を振ると、楽しそうに手を振り返してくれました。目の前に、対象となる相手がいることは、とてもうれしいことです。でも、スポーツフェスティバルで行ったように、外であっても、直接目の前に児童がいた方がもっと楽しいです。これからも、できることが増やせるよう、いろいろ考えていきたいと思います。

 

 講話のときに用いた相田みつをさんの詩を紹介します。

  セトモノとセトモノとぶつかりっこすると
   すぐこわれちゃう
   どっちかがやわらかければだいじょうぶ
   やわらかいこころを持ちましょう

 子どもたちは、きっと何かを感じてくれると思います。

校長室から 10.5 褒める・叱るということ

 前回、認めて褒めてあげることが大切ということを載せました。褒められることによって、子どもたちは、自己肯定感や自己有用感が育つとされています。子どもたちの心豊かな成長を願い、その成長の手助けをすることが大人の役目であると考えています。また、叱るということも大切とされています。褒めると叱る、どちらがよいかということではなく、「子どものよりよい成長を促すため」には、どちらも必要だといわれます。褒めることで、「叱る」という指導が生き、叱るべき事は叱ることで「褒める」という指導が生きてくるものです。最近叱ってばかりだというときには、少し見方を変えると、必ず褒めることが見つかるはずです。よい行いや頑張れている姿を褒めることで、叱らなくても行動が改善されることがあります。褒めること、叱ること、バランスよく行うことが大切なのです。
 それでは、褒めるときに心がけるべきといわれている3つのポイントを紹介します。
  ①何がよかったか具体的に褒める
  ②結果だけでなく、その過程や努力を褒める。
  ③それによって、大人自身が受けた感動や気持ちを伝える。
では、叱るときに注意すべきポイントはというと、つぎの3つです。
  ①人間性を否定しないように具体的に叱る。
  ②指導に一貫性をもって叱る。
  ③叱った後はフォローを忘れずに
褒め方・叱り方についてはいろいろな書籍があり、それぞれ独自のアドバイスが書いてあるので、上記のことはあくまでも参考です。なるほどと思うところがあったので載せてみました。私は、ちょっとした約束事があると、それができたときに具体的に褒めやすいと感じています。そういった場面を仕掛けることも、成長を促すよい方法ではないでしょうか。
 子どものよりよい成長を促すために、大人としてできることをやっていきたいと考えています。

授業も業間も一生懸命な姿が見られます。投げ方や走り方の他にも取り組む態度など、具体的に褒めることができます。

校長室から 10.1 10月になりました

 本日から10月になりました。学校にとって10月というのは、4月からちょうど6か月となるので、折り返し地点となります。臨時休校から始まったので、まだ半分という感じがしない方もいるとは思いますが、今年度は、あと半年ということになりました。1~5年生は、6か月後には1つ上の学年に進級するわけです。そして、6年生は中学生となり、この芳賀北小を巣立っていくことになります。あと6か月は、長いでしょうか、それとも短いでしょうか。とにかく、1日1日を大切に過ごしたいですね。
 この6か月を振り返ると、各学年ともに、子どもたちの大きな成長が見て取れます。毎日見ていると、どうしても、できることよりもできないことに目が行きがちです。さらなる成長を願うには、それも必要なことではあるのですが、できたことを認めて褒めてあげることのほうが大切であるといわれます。現在、学校生活では、いろいろな場面で、落ち着きのある場面が増えてきました。先日行われたスポーツフェスティバルでは、一人一人が一生懸命に自分の役割を果たしていました。たいへんなことでも我慢ができるようになってきていると感じています。こういったことも、認め、褒めてあげることができる事柄です。今後も、認め、褒めることができる場面を見つけていこうと思います。

 

集中して教科書を読んでいます。        電子黒板での授業が楽しそうです。

校長室から 9.24 日常

 スポーツフェスティバルが終わり、学校生活が日常に戻ってきたように思います。多くの子どもたちがスポーツフェスティバルで一生懸命に取り組めたことを自信とし、落ち着いて授業に取り組んだりと、成長の跡が見られます。行事をやった甲斐があるなあとうれしく感じています。いろいろ御協力ありがとうございました。
 いつもの学校生活に戻ったことで、ふと、日常って何だろうと考えてしまいました。日常とはふだんのこと、果たして、今のこの毎日が日常なのかと。昨年までになかったもの、それは「新型コロナウイルス」。今は、コロナウイルスがあることが日常です。今でこそ、1クラス全員が1つの教室にいますが、5,6月には大きい教室に入ったり、教室を分けたりしていました。それはやらなくなりましたが、手洗いや手指消毒はうるさく言っています。お互いの距離を気にしながらのグループ学習を行っていますが、給食は全員同じ方向を向いて静かに食べています。トイレ掃除は先生方とボランティアの方で行い、子どもたちはやりません。ふれあったりじゃれあったりは原則なし。でも子どもたちですから全部ゼロにはできません。その後のこまめな手洗いや消毒をすることで対応しています。どこまでやっていれば安心かはわかりませんが、どうすれば実施できるかを考えながらいろいろな活動をしています。来月には、修学旅行や遠足があります。バスの台数を増やし、密を回避します。大きな声で歌ったり会話したりはできません。正直、「う~ん、これが日常かあ。」と思ってしまいます。でも、実施するためには必要なことなのです。様々なことを実施することで子どもたちは成長します。なんとかその成長を手助けしたいと思います。
 命に関すること、それは最優先です。しかし、学校生活とは人とのふれあいの中にあるのではないかと思うのです。コロナとの共存。すべてをゼロにすることを考えるのではなく、できることを増やしていくために、いろいろな方策を考えていきたいと思います。現在、消毒ボランティアを始め、様々なボランティアの方々にお世話になっています。今後も、保護者のみなさんや地域のみなさん、たくさんの方々にお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。
 9月22日の秋分を過ぎ、季節がぐっと進んだように感じます。気温が急に低くなったりしているので、コロナ対策だけでなく、健康に気をつけ、保持増進していくことを意識して生活していきたいものですね。

日常が戻ってきました。マスクをしながら遊んでいる児童もいます。

校長室から 9.17 スポーツフェスティバルを終えて

 昨日、予定通りにスポーツフェスティバルを行うことができました。その模様を直にお見せすることができなく、我々教職員も残念に思っています。いろいろなことが縮小され、不自由な面があったのですが、児童のみなさんは、いつもと変わらぬ元気で競技に取り組み、手洗いや消毒もしっかりと行っていました。終わったときには、「疲れた」と言いながらも、うれしそうで満足気な表情が見られ、一生懸命に取り組んだことで得られる充実感を味わっているようでした。私は、児童のみなさんが、楽しく真剣に取り組むその姿から、大きな感動をいただきました。先生方と一緒に、このスポーツフェスティバルを作り上げてきたすべてのみなさんに感謝したいと思います。

 その中で、特に活躍してくれたのは5,6年生です。5,6年生は自分の競技だけでなく係活動をしていたので、ほとんど出ずっぱりの状態でした。自分たちの競技も交代で準備や審判をしていました。自分たちが中心となって行事を進めていくという、リーダーとしての自覚が現れていました。本当にありがたかったです。下級生は、この姿をしっかりと見ていたので、必ず受け継いでいってくれると思います。この日は、感動がある、大変うれしい日となりました。

 最後に、スポーツフェスティバルに際し、御協力いただいたPTAの役員さん、体育委員さんを始め保護者の皆様、地域の皆様、練習の日から当日まで放送など大きな音で御迷惑をおかけした学校の近隣にお住まいの皆様など、すべての関係の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

5,6年生は、放送を含めすべての競技で活躍してくれました。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

校長室から 9.15 いよいよスポーツフェスティバル

 スポーツフェスティバルがいよいよ明日になりました。児童たちは、各学年ブロックや全体での練習に、一生懸命取り組んできました。練習期間が短かったため、思うようにいかないことがあるかもしれませんが、それは仕方がありません。それよりも、自粛でいろいろな楽しいことができなかった分、楽しく、思い出に残る行事になってくれればと願っています。
 子どもが成長していくためには、様々な要素が必要ですが、学校生活の中で、友だちと楽しんだり、うれしがったり、頑張ったり、我慢したり、悲しんだり、悔しがったり、・・・・、いろいろなことが必要です。できれば悲しい思いはさせたくないものですが、そういった思いがわからなければ、他の人に対して悲しい思いをさせてしまってもわからないことがあるかもしれません。多くの経験が必要となります。
 明日、子どもたちは、多くの経験をし、間違いなくいろいろな思いをもつと思います。ぜひ、楽しかったこと、悔しかったことなど、いろいろな思いを聞いてあげてください。そしてその思いに共感してあげてください。それによって、心が成長していくものだと思います。
 私は、明日のスポーツフェスティバルがとても楽しみです。おうちの方々もそうだと思います。しかし、この模様については、申し訳ありませんが、学校に来ていただいてお見せすることはできません。はがチャンネルで御覧いただければと思います。コロナ渦ですので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

昨日の全体練習の様子

校長室から 9.11 来週の天気は?

 9月に入っても厳しい残暑が続いています。そんな中でも児童たちは元気に活動しています。特に、スポーツフェスティバルの練習は、少ない練習時間の中、それぞれの学年ブロックや全体でしっかりと取り組んでいます。なかなかうまくいかないこともあるとは思いますが、児童の活躍を楽しみにしたいと思います。
 今、芳賀北小では、熱中症計を活用し、外での授業や業間、昼休みの活動を制限しています。そのため、さらに外での活動が少なくなっています。それは残念なことですが、命や健康には代えられません。ただ、来週の木曜日16日は、なんとか良い条件でスポーツフェスティバルを行えるようにしたいと思っています。いろいろ心配しながら天気予報を見ると、来週は曇り空が多く続くとの予報が出ています。気温は多少下がり、熱中症の警戒度も下がると思われます。ただ、秋の長雨の走りになるかもという予報もあるので少し心配ですが、今のところまあまあの条件で実施できそうな予報です。
 以前お知らせしたとおり、スポーツフェスティバル当日は、コロナウイルス感染防止のため、無観客で実施させていただきます。子どもたちの活躍する姿を見ていただきたい気持ちは大きいのですが、御理解いただきたいと思います。また、学校周辺からの見学についても、交通の妨げになりたいへん危険ですので、御遠慮いただきたいと思います。今後、コロナウイルス感染症が落ち着いた際には、保護者の皆様始め地域の皆様にも喜んで来ていただける学校を目指しますので、今は御理解の上、御協力お願いいたします。

 

綱引きはできるだけ距離をとり、マスクを付けています。

フラフープを利用して、並んでみました。

 

 全く違う話ですが、・・・。

 今日は9.11です。19年前の2001年9月11日、アメリカで起こった旅客機がビルに激突する映像が今でもはっきりと浮かんできます。そういったことが2度と繰り返されることがないよう祈ります。

校長室から 9.8 HPリニューアル

 本日より、ホームページのデザインがリニューアルされました。今までのさわやかなイメージを残しつつ、それぞれの記事が見やすくなっていると思います。今後もいろいろな話題を発信していきたいと思いますので、楽しみに御覧いただければ幸いです。
 さて、大型台風が関東にも影響を及ぼしましたが、ゲリラ豪雨等の被害は大丈夫でしたでしょうか。また、日本各地で大きな被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。台風が過ぎ去ることでもたらされた熱風が気温をどんどん押し上げ、本日も厳しい暑さになりました。熱中症警戒指数が厳重警戒となったため、昼休みなど、外で遊べない日となってしまいましたが、児童は元気に生活しています。コロナ対策もあり、思うような生活ができませんが、少しずつできることを増やして行ければと考えています。今後とも御協力よろしくお願いいたします。

この大きさの写真が並べられるようになりました。(昨日のスポーツフェスティバル練習風景)

校長室から 9.7 16日のスポーツフェスティバルに向けて

 今、北小学校では、9月16日(水)のスポーツフェスティバルに向けて、少しずつ練習を行っています。
 今年は、コロナウイルスの関係で、運動会を縮小し、無観客で実施することとしました。保護者の方や御家族の方、地域の方等には残念な思いをさせてしまい申し訳なく思っています。しかし、現在のコロナウイルス感染状況をみると、致し方ないという気持ちでいます。子どもたちには、感染症予防対策を十分に取らせるようにし、なんとか実施できるようにしていきたいと思います。
 スポーツフェスティバルは、運動会とは同じではありません。種目を減らしただけでなく、練習時間も減らし、体育の時間内に練習しています。全体での練習時間もわずかしか取っていません。ただ、来年以降、できるような状況になれば、例年通りの運動会を実施したいと思っているので、できるようにするために、係活動などを下学年に引き継いでいかなければなりません。ですから、できることは行います。こういった取組から、日々の生活の中で、学校のリーダーの役割について少しずつ引き継がれていることを感じます。
 当日の模様は、はがチャンネルで放映されるということになっているので、そちらで御覧いただければと思います。いろいろと御不便をおかけしますが、何卒御理解をお願いいたします。

まっすぐきちんと並べました。

ラジオ体操はむずかしいです。

校長室から 9.1今日から9月です

 今日から9月になりました。本来であれば、今日が2学期の始業式のはずでしたが、2学期が始まってもう2週間あまりが経っています。最高気温が体温を超えそうな8月からやっと9月になったわけですが、少しは涼しさを感じるようになってきましたでしょうか。先週、二十四節気では、8月23日に処暑(しょしょ)を迎えました。朝晩の涼しさに初秋の息づかいを感じる頃と言われます。そして来週の9月8日には、白露(はくろ)を迎えます。白露とは、秋が深まり、草花に朝露がつき始める頃という意味です。秋雲がたなびくようになり本格的な秋の到来を迎えるわけです。実際に、今の状況はどうでしょうか。昨日の雨で、少し涼しくなったように感じますが、まだまだ残暑は厳しいようです。先日、ある児童が、「コオロギがいたよ」と教えてくれました。コオロギは夏に成虫し、朝晩が少し涼しくなってくると鳴き出すそうです。鳴き出すのはいつでしょう?いろいろなところに秋が見つかるような気がします。きっと、もうすぐ秋らしくなるのではと、期待を込めています。


今年の桜は、落葉が早いように感じます。

校長室から 8.27収束と終息

 ちょっと気になったことがあったので書いてみました。
 日本語には同音異義語(同じ読みではあるが意味が違っていることば)というものがあるわけですが、今、新型コロナウイルス感染症のニュースが毎日報道され、その中で、度々、【しゅうそく】という言葉が使われています。さて、この【しゅうそく】という言葉は、次のうちどれでしょうか。
  ①収束  ②終息  ③集束
国語辞典によると、それぞれの言葉の意味は次のとおりです。
  収束・・・混乱していた事態や事件がおさまりを見せること
  終息・・・戦乱や疫病などが、絶えてなくなること
  集束・・・光線の束などが1点に集まること
とすると、どうやら③ではなさそうですね。①、②のどちらでしょうか?実は、テレビでも新聞でも、どちらも使われているのです。一般的に「収束」は、ある一定の状態に落ち着くことで、「終息」は完全に終わるという意味に使われています。ですから、その人が言いたい意味によって変わってくるということです。つまり、次のような場合には、表記としては「収束」、「終息」のどちらもあり得るということになります。
  ①「韓国では感染の広がりが【しゅうそく】に向かっている。」
  ②「(新型コロナの問題が)【しゅうそく】すれば中国を訪問する。」
  ③「(新型コロナの問題が)早く【しゅうそく】してほしい。」
その人が「収束」と「終息」のどちらの意味で発言したのか、注意が必要ですね。この新型コロナの場合は、時間順に考えると、まずは「収束」を目指し、最終的には「終息」してほしいというところでしょうか。
 同じ読みでも、似たような意味でも、その言葉を使った人の気持ちを考えないと、本当にその人が言いたい意味にはなかなかたどり着けないかもしれません。日本語は面白いと同時に怖いです。
 とにかく、新型コロナに関しては、収束でも終息でも早くしてほしいものです。そのためには、まず、手洗い、手指消毒をすることが大切です。しっかりとやっていきましょう。

校長室から 8.25はがきたの夏

 先週から2学期が始まり、『はがきたの夏』と呼ばれる詩の暗唱チャレンジがありました。夏休み中に練習しその成果を先生方の前で発表するという、本校ではずっと行っているものだと聞きましたが、本年度から本校に赴任した私にとって、とても新鮮なものでした。私のところでは、金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』を暗唱してくれました。一言一言はっきりと発表する子、緊張しながらだんだんと速くなってしまう子、同じような言い回しのところで止まってしまい悩んでしまう子、表現力豊かに感情を込めて発表する子など、一人一人様々で、とても楽しい時間を過ごすことができました。合格すると、子どもたちはみんな、「ありがとうございました。」と言ってくれましたが、私の方こそ、「楽しい時間をありがとう」という思いでした。
 ただ単に暗記するだけでなく、子どもたちの表現力、発表力にもつながるよい伝統だと思います。また、詩の内容を、後々になってもずっと覚えているかもしれません。懐かしい思い出になるのではないでしょうか。子どもたちの可能性は無限ですね。

校長室から 8.20今週の目標

 8月17日(月)、はがきた当番の6年生が、今週の目標を書いて校長室に貼りに来てくれました。今週の目標は、『気持ちのよいあいさつをしよう!』です。そしてその横に具体的にこう書いてありました。
 ・大きな声
 ・立ち止まって
 ・目を見て
 ・おじぎをして
 あいさつは、相手を認め、尊重し、敬意を払うことだと思います。したがって、きちんとしたあいさつをするには、誰に対してどのようなあいさつをしているのかわかるようにやらなければならないと思います。折角あいさつをしているのに、相手に伝わらないのでは、やっていないこととあまり変わりません。しかし、大きな声で、立ち止まって、相手の目を見て、おじぎをしてというのは意外とむずかしいものです。すべてのことができるというわけではなくても、せめて、相手にわかるようにはしたいものです。
 芳賀北小では、毎朝、しっかりと立ち止まり、私の方を見て、おじぎをして、大きな声であいさつをしてくれる児童がたくさんいます。遠くの方からでも私の姿を見つけてあいさつをしてくれます。そういうあいさつからは、本当に1日の元気をもらえます。
 この目標は、8月27日(金)まで続きます。いろいろな状況があるので、すべての場合でできるわけではありません。立ち止まることができなくても、相手にわかる、気持ちのよいあいさつができればいいと思っています。私も、心を込めてあいさつを交わしたいと思います。みんなで意識していきたいと思っています。


みんな元気に登校しました。
このあとのあいさつから、1日の元気をもらっています。

校長室から 8.17始業式

 16日間という短い夏休みでしたので、あっという間に2学期が始まってしまったかと思います。しかし、今朝、児童のみなさんは、元気に登校してくれました。夏休み中のお子様の生活はいかがだったでしょうか。猛暑の中、さらにコロナの影響もあり、いつもと違う生活様式でたいへんだったかもしれません。しかし、登校してきた児童のみなさんからは、さわやかな朝のあいさつの声が聞こえ、しっかりと生活できていた印象を受けました。元気な姿が一番うれしいですね。
 さて、本日の始業式で、2学期にお願いしたいこととして、「人の役に立とう」という話をしました。いつもより長い2学期、コロナウイルス感染症対策のため変更があるかもしれませんが、たくさんの行事が予定されている学期です。その中で、全員がよい思い出を作ってほしい、そういった願いを込めての「人の役に立とう」という話です。ときには自分が少し我慢をしなければならないことがあると思いますが、自分がしたことで友だちがうれしい思いをするということは、想像している以上にうれしいことです。それが人の役に立つということだと思います。2学期が、そんな学期になってほしいと思っています。
 まだまだ暑さが続き、熱中症対策もしなくてはなりません。みんなが健康で、みんながよい思いができるよう、教職員を含め全員で頑張りたいと思います。引き続き2学期もよろしくお願いいたします。


暑さの中、授業に一生懸命に取り組む児童たち

校長室から 8/5夏休み

 8月1日から夏休みに入りましたが、ちょうどその日から梅雨明けしました。7月の雨模様から打って変わっての晴天続きで、気温がどんどん上がってきた気がします。あれだけずっと晴れてほしいと思っていたので毎日がすがすがしい、と思いきや、やはり暑すぎるのは困ります。改めて人間とはわがままなものだと感じます。北小の児童のみなさんは、毎日をどのように過ごしているでしょうか。児童のみなさんは、きっと、「早寝、早起き、朝ご飯」を実施し、勉強を頑張っていることと思います。短い夏休みですが、有意義な夏休みを送ることを期待しています。
 さて、夏休み中なので学校はひっそりとしていますが、花壇には色とりどりの花が咲いています。特に中庭には、用務員さんが丁寧に植えた草花が咲き誇っています。学校中にある花壇や芝生広場、校庭などがきれいな状態をずっと保っていられるのは用務員さんのお陰です。感謝の気持ちをもって今後の学校生活が送れるといいですね。
 折角のきれいな草花なので、みんなに見てもらえるよう写真を載せておきたいと思います。2学期が始まる頃まで咲いているといいなあ。






校長室から 7/31 1学期終業式

 本日、1学期終業式を迎えました。今年度は、始業式、入学式はなんとか実施したもののすぐに臨時休校となり、全員登校となってから2か月での終業式となりました。例年であればあと2か月ほどあったのかなと思う反面、本当は10日ほど早く夏休みになっていたはずなのにと、ちょっと複雑な気分です。
 私は、本年度北小に異動してきたので、何が通常なのかわからぬまま4か月が経ってしまったように思います。しかし、この4か月は、いろいろたいへんだったにもかかわらず、とても楽しい毎日でした。それは、子どもたちの元気な笑顔のおかげだと思います。朝の元気なあいさつから始まり、廊下や教室でのあいさつやお話をしてくれる。うれしそうにお兄ちゃんやお姉ちゃんの話をしてくれる児童もいました。中学校関係の続きでまたお世話になりますと言ってくださる保護者の方がいたり、他の学校で教えたことがある生徒が本校の保護者となっていたりと、時の流れと出会いのありがたさを感じた1学期でした。卒業生にも何人か会いました。ちょっと上から目線となってしまいますが、教え子たちの成長した姿を見られることは、我々教師の一番の喜びであり、特権であると感じています。とてもうれしい時間でした。また、何と言っても新型コロナウイルス感染者が1人も出なかったことや大きな事件事故がなかったことは、とてもありがたいことでした。児童のみなさんや保護者のみなさんの御協力に深く感謝いたします。
 新型コロナウイルス感染症は、まだまだ猛威を振るっており、栃木県でも拡大傾向にあります。本校にも波が来ないとは言い切れません。学校は、人と人とがふれあう場所です。感染リスクを0にはできませんが、できる限りの予防策をとり、感染リスクを下げ、通常の学校生活を取り戻していきたいと考えています。今後とも御協力よろしくお願いいたします。
 16日間という短い夏休みですが、一人一人の児童にとって有意義な夏休みになることを期待しています。8月17日に、それぞれに成長した子どもたちに会い、元気なあいさつができることを楽しみにしています。1学期間お世話になりました。



みんな元気に下校しました。
カラッと晴れて、梅雨明け間近かなと感じる天気でした。

校長室から 7/28 1学期あとわずか

 7月28日となり、梅雨末期と言われていますがまだまだ明ける気配はありません。高校や中学校の夏季大会代替試合がそれぞれに行われ、多少、季節の区切りがつきそうに感じています。本来であれば、今日は、夏休みに入って1週間というところ。あまり暑くないので、学校に来ていてもいいかなという感覚にはなりますが、31日までと言われると長く感じたりするのではないでしょうか。
 さて、先日、高校野球の交流試合を応援(子どもの送迎)に行ってきました。北小出身の先輩も活躍していて、勝敗にかかわらず、一生懸命プレーする姿に感動を覚えました。たまたまそこに、知り合いの高校の先生が役員としていらしていたので、次のような話をしました。この高校生の交流試合を応援に来られない人のためにテレビで放映しています。それを見た視聴者から、「ベンチ内が密になっている」、「大声を出していいのか」などという苦情が多々寄せられているということでした。検温や距離をとっての入場、ベンチ内の消毒、前のチームが完全に退出してからの入れ替えなど、できるだけのことはやっているのにと、その方は、たいへん残念がっていました。感染リスクは低い方がいいに決まっています。本当に危険度が高いときには、少しのことでも許してはいけないことはわかります。そういうときには、学校生活も続けるわけにはいかないと思います。感染リスクが0になることは考えられません。しかし、新しい生活様式や一般的に言われている感染症対策を徹底することによって、可能な限りリスクを低く抑えながら実施することは、できないことではないと思うのです。児童は、鬼ごっこをしますしドッジボールもします。必要なことは、鬼ごっこやドッジボールをやめさせることではなく、鬼ごっこなどの後に、手洗いや手指消毒を徹底することだと思うのです。折角もどってきた学校生活。この学校生活をなんとか続けていきたいと考えています。ただ学校に来るだけというのは学校生活ではありません。その中で、いかに活動させることができるかが、今、問われているのだと思うのです。何ができるか、どうすればできるか、みんなが感染リスクと戦う中、先生方も日々悩みながら、努力を続けています。
 栃木県内では、感染がやや拡大している傾向があります。これ以上の拡大を防止していくためにも努力を続けます。引き続き、御理解と御協力をいただけますようお願いいたします。


昼休み元気に遊ぶ児童

校長室から 7/21花を愛でる

 今日は7月21日、例年であれば夏休みが始まる日ですが、今年はあと10日間1学期があります。梅雨のジメジメにも負けず、子どもたちは元気に登校しています。今、北小では朝顔やひまわり、ベゴニアといったいろいろな花が咲き、色とりどりに学校を飾ってくれています。それぞれの花を丁寧に育ててくれたみなさんに感謝しています。
 そのことばを聞いたのは6月末だったでしょうか。校舎東側の花壇に6年生を始め数人の児童が集まっていたので、どうしたのか尋ねてみると、「紫陽花がきれいだったので見に来ました。」ということでした。何気ない一言でしたが、とてもうれしく感じたことを覚えています。この3か月ほど不自由な学校生活でしたが、花を愛でる子、虫や蛙を逃がしてあげる子、落とし物を拾って届ける子など、心の成長が見てとれます。また、特に上級生が下級生に対して、「1列にきちんと並ぶんだよ。」とか「しっかりあいさつするんだよ。」とか「時間いっぱい掃除をしてください。」などの働きかけをするなど、とても素晴らしいと感じています。特に6年生は授業態度やあいさつがきちんとしていて、北小のリーダーとしてたいへん立派です。学校という場所は、子どもたちが、生活を通じて、どんどん成長していくところです。中でも、下級生は上級生の姿を見て行動の基本を学ぶことが多いといえます。素晴らしい上級生に感謝です。
 子どもたちのちょっとした変化に気づき、認めてあげることは、大人の役目であるように思います。それによって子どもたちの自己肯定感が高まっていくといえます。子どもたちの成長を、日々、楽しみに見ていきたいと思います。

校長室から 7/17梅雨明けはいつ?

 6月11日に関東地方が梅雨入りしてからもう1か月以上が過ぎました。各地の豪雨に加え、毎日のように雨が降っているので、今年の梅雨は長いように感じます。でも、梅雨明けの平年日は、来週の7月21日のようです。実は、梅雨入りが平年より3日遅かったので、これでもまだ長いわけではないんですね。来週には梅雨明けの兆しがあるような予報が出ています。実際はどうなるかわかりませんが期待したいものです。この後、並外れて暑くなるのは困りますが、早く梅雨明けしてほしいですね。
 北小の休み時間は、外で元気に遊ぶ児童の姿が見られます。ブランコや一輪車、サッカーなどうれしそうに走り回っています。外で運動するときには、マスクを外してよいことになっています。熱中症が心配されるときには、放送でマスクを外すよう案内をしています。室内ではマスクをきちんとつけるよう指導しています。暑くなってきたせいか、時折、鼻を出している児童が見受けられます。もうしばらくマスクと共に過ごすことが日常となるよう学校でも呼びかけますので、御家庭でもアドバイスいただければと思います。
 雨の多い毎日ですが、なぜか休み時間になると、児童の願いが通じるようで、外で遊べるように雨がやんでちょっと晴れてくることが多いように思います。熱中症にはくれぐれも気をつけさせ、学校での楽しい時間を過ごさせたいと思います。


校長室から 7/16シロツメクサ

 朝、ラビットスペースの芝生の上で児童のみなさんの登校を待っているとき、よく見ると、シロツメクサの花が咲いていました。。ところどころに、固まって葉を出しており、そのいくつかに数輪の花をつけていました。
 シロツメクサはクローバーといった方がなじみが深いかと思います。私が小中学生のときですからだいぶ昔になりますが、そこかしこにシロツメクサの群生がありました。よくやったことは花冠作りと何と言っても四つ葉のクローバー探しです。今の子どもたちもやっているのでしょうか。シロツメクサにも花言葉があります。『幸福』や『私を思って』など、良いイメージのものが多いですが、中には『復讐』という恐ろしいイメージのものもあるそうです。また、葉の数によっても違っており、四つ葉のクローバーにはイメージ通りの『幸福』という花言葉があります。四つ葉のクローバーが見つかる可能性は、0.01%~0.001%だとか。なんと、1万枚から10万枚に1枚ということになります。本当に見つかると幸せになれそうですね。ラビットスペースにもありますよ。実は見つけちゃいました。多くのみなさんの幸せにつながるといいと思っています。