学校行事

阪神淡路大震災から今日で24年

 もうすぐ終わろうとしている平成は,大きな自然災害がたびたび発生した時代だったとも言えます。その中でも,最初にたくさんの犠牲者が出た「阪神淡路大震災」(平成7年1月17日午前5時46分発生)から,今日で24年が経とうとしていますが,テレビの画面に映された,高速道路の倒壊や立ち上る炎の映像は,今でも忘れることができません。その時に尊い命を失われた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
 今の子ども達は,その震災のことを知らない世代です。「東日本大震災」ですら,記憶にない子ども達です。「阪神淡路大震災」は主に火災,「東日本大震災」では,津波によって多くの命が奪われました。5年生は,地震で発生した火災で大切な家族を失った小学生の作文をもとに「いのち」について考える学習をしました。
 
 発生した火災の中で「先に逃げろ!」と子ども達の避難を優先した両親が亡くなってしまった作文は,衝撃的な内容でした。
その時の両親の気持ちや子ども達の気持ちを考え,発表しました。
「子ども達だけは助けたい!」「家族をおいていけない」「家族と別れるくらいなら・・・」様々な意見が出ました。
 
近くの友達とも意見を交換しました。作文の内容や友達の考えを聞きながら,命の尊さを実感することができました。
 
 有名なお医者さん「日野原重明」さんの著書には「命=時間」とあります。命は,時間と同じように限りがあります。
「限られた時間の中で何ができるのか?」難しい問題だけれど,まずは,朝から今までの時間で何をしたかを振り返ります。
 
書き出した行動を「自分のためだけの時間」「誰かのための時間」に分類し,気付いたことを話し合い,発表しました。
 
今はまだ,「自分のために」行動することがほとんどだけど,尊い「命=時間」を「人のため」にも使えると素敵ですね!