校長あいさつ

校長の話(2学期 始業式)

並木っ子のみなさん、おはようございます。

とても暑い日が続きましたが、身体の調子は悪くなりませんでしたか。

今朝、昇降口で元気に登校してくるみんなに会えて、嬉しかったです。

この夏休み、みんなはどう過ごしたでしょうか?

みんなにとって一番の思い出や、心に残った出来事は何でしたか?

ぜひ、みんなから直接聞いてみたいです。

いつでも校長室は開いているので、昼休みなど、話をしに来てください。

 

この夏休み、校長先生が一番心に残ったのは、「パリオリンピック」です。

今日は、オリンピックを通じて『挑戦』することの大切さのお話をします。

ちなみに、オリンピックが開かれたパリは、どこの国の首都でしょうか?

そうです、フランスです。ヨーロッパにあります。

では、オリンピックは何年に一度行われますか?

正解は、4年に一度です。選手たちは、この大会でメダルを取ることを目標に、

4年間つらい練習に耐えて力をつけ、大会に出場するのです。

このオリンピックで、日本は、海外の大会では一番多いメダルを獲得しました。

すごいですね。メダルを目標に4年間も頑張ってきた選手に頭が下がります。

 

でも、校長先生の心に一番残ったことは、そのことではありません。

「どの選手も、最後まで『挑戦(チャレンジ)』し続けることをやめなかった。」

ということです。

メダルが取れても取れなくても、勝っても負けても、どんな結果になっても、

『挑戦』し続けたことは、とてもすごいことだと思います。

『挑戦』しなければ、『勝ち』も『負け』もありません。

 

今回のパリオリンピックに女子レスリングで出場した松戸市出身の須崎選手は、

前回の東京オリンピックで金メダルを取り、今回も金メダルの有力候補でしたが、

最初の試合でインドの選手に負けてしまいました。

しかし、その後、気持ちを切り替え、敗者復活戦で銅メダルを獲得しました。

その須崎選手が、こんな言葉を残しています。

負けたことがあるということが、いつか大きな財産になるという言葉を信じて、

また頑張っていきたいと思います」

 

1学期の終業式で、校長先生は短期目標への取り組みに触れながら、

「『成功』の反対は『失敗』じゃない。『何も挑戦しない』こと。」という話を

しました。

ここで、『勝ち』『負け』を、『成功』と『失敗』に言い換えてみましょう。

何かに『挑戦』しなければ、『成功』も『失敗』もない。

『失敗』しても、あきらめずに繰り返し『挑戦』し続けることが

『成功』につながるのです。

みなさんは、エジソンを知っていますか?電気の発明で有名ですね。

エジソンは、成功するまでにたくさんの失敗を繰り返しましたが、

「私は失敗したことがない。1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ。」

という言葉を残しています。

また、バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンは、

「失敗することには耐えられるが、挑戦しないでいることには耐えられない。」

と言っています。

もしかすると、『失敗』は『成功』するまで自分を挑戦し続けさせてくれる

『成功のタネ』ではないでしょうか。

誰でも『失敗』は嫌なことですが、『成功』のために必要なものだと思います。

さあ、今日から始まる2学期。並木っ子のみんなは、

 

『成功も失敗もする、挑戦する2学期』

『成功も失敗もしない、挑戦しない2学期』

 

どちらを選びますか?

 

校長先生は、『成功も失敗もする、挑戦する2学期』を過ごします。

みんなにも、『成功も失敗もする、挑戦する2学期』を過ごしてほしいです。

これで、校長先生の話を終わります。