校長室より

2019年12月の記事一覧

心が伝わりました

校庭の桜の木々や湖北台団地のけやき並木もすっかり葉を落とし、学校からの景色も冬の装いに変わりつつあります。11月1日の最高気温は23.5℃でしたが28日には9.3℃となり、1カ月で14℃下がりました。子どもたちの体調管理が難しい時期です。学校でも、かぜに備えたうがい手洗いの励行や室温に合わせた衣服の調節などの指導に力を入れていきたいと考えています。
先日、歌声発表会を実施しました。各学年とも、2カ月にわたって練習してきた成果を十分に発揮できたのではないかと思います。声を合わせるためには心を合わせていくことが大切になります。発表した曲にはそれぞれの学年の思いがたっぷり詰まっていました。心をこめて表情たっぷりに歌う姿、リズムに合わせて楽しそうに振り付けをする姿、そして一生懸命楽器を演奏する姿。子どもたち一人一人を見ているだけで気持ちが伝わってきました。私は、スタートの4年生の曲からちょっと涙腺があやしくなり、最後の6年生までに、何度かハンカチのお世話になりました。登校途中に「上手に歌えるように、のど飴をなめてきたんだよ」と話してくれる子もいて、発表会に向けた子どもたちの思いの強さも感じました。たくさんの保護者の方々、地域の方々にご来校いただき本当にありがとうございました。
さて話は変わりますが、来年度の学級編成について説明させていただきます。本校はこれまで、2年生から3年生に進級する時と4年生から5年生に進級する時の2回、学級の編成替えを行ってきました。来年度からはそれに加えて、1年生から2年生に進級する時にも編成替えを行うことを計画いたしました。6年間で3回の編成替えを行うことになります。
その理由としては2点です。まず1点目。1年生の学級編成は入学前に行います。幼稚園等からの引継ぎはしっかりと行っておりますが、子どもたちと実際に出会う前の編成です。私が以前勤務していた学校でも、1年生から2年生までは持ち上がりとするところが多く、子どもの様子が分からないまま編成した学級で2年間を過ごすことに疑問を感じておりました。そこで、1年間の様子をしっかりと見たうえで学級編成を行うことが大切と、以前から考えていました。
2点目は、子どもたちの交流の機会をふやすことです。1~2年生の発達段階は学級集団を意識するより、たくさんの友達との接していくことが必要な時期と考えます。そこで、低学年のうちにできるだけ友達と接する機会を増やすために1年ごとに学級編成を行うことが効果的と考えました。
以上のようなことを考え、来年度1年生から2年生に進級する時にも、学級の編成替えを行っていく予定です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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