校長室より

校長室より

1学期が終了しました。

おかげさまで、1学期を終えることができました。保護者の方々、地域の皆様、ご支援ありがとうございました。
1学期と言いつつ、3月から5月まで臨時休校、6月からの1日おきの登校を経て、全員が一緒に登校できるようになってからまだ1カ月ちょっとです。私は教員になってから35年に経ちますが、3カ月という長い臨時休校は初めての経験でした。それだけ、今年の1学期は特別だったということになると思います。コロナウイルスの感染については、一時おちついた時期がありましたが、また、全国的に広がりだしています。まだ油断できない状況だと思います。そんな中の夏休みなので、子どもたちもちょっと気分が晴れないところもあるのではないでしょうか。
今日は放送で始業式を行いましたが、その中で「今年の夏休みは、遠くへ出かけたりすることも少ないのではないかと思います。お手伝いをたくさんしてください。何か一つは自分の仕事を決めて、毎日やれるといいですね。」と話しました。家族の一員としての自覚をもって、元気に夏休みを過ごしてもらえたらなあと思っています。
この1学期の間、子どもたちの健康安全を確保しつつ学習を進めることを常に考えて学校を運営してきました。それを両立できる時はよいのですが、時にはどちらかを優先させなくてはならない場面もあり、その都度、校内で話し合いをしながら進めてきました。ベストの選択ではなく、よりベターな選択をしていくことの連続でした。現在の状況を見ると、2学期以降もそれが続いていくことと思います。「チームウェスト、常に西っ子の将来のために」という目標がブレないように、これからも学校運営を進めていきたいと考えています。
引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。

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席替えしたんだよ!

休み時間に廊下を歩いていると、1年2組の子が「席替えしたんだよ」と嬉しそうに報告に来ました。教室まで行ってみると、みんな口々に「席替えしたんだ」「わたし、ここの席だよ」と話しかけてくれます。
その昔、席替えのことを歌った「学園天国」という歌がありました(古い~)。今も昔も子どもたちにとって席替えはビックイベントのようです。特に1年生にとっては入学してから初めての席替えです。新しい席に嬉しそうに座る子どもたちを見て、そのワクワク感は私の想像以上ではないかなあと思っていました。
子どもたちと話していると、今日のように大人が忘れてしまった新鮮な気持ちに接して、ハッとすることがたくさんあります。
長年の学校生活に慣れてしまった自分を叱りつつ、子どもたちの新鮮な気持ちを大切にしていかなければと気を引き締めています。

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新しい学校生活様式

6月22日から全員そろっての登校が始まり、通常通りの日課で学校生活が進んでいます。それぞれの教室や校庭などで子どもたちの元気な声が聞こえ、やっと学校らしさが戻ってきたという実感を味わっています。先日、教育委員会からのお手紙を配布しましたが、今年度は林間学校や修学旅行などの泊を伴う学校行事が我孫子市全体で中止となってしまいました。5・6年生にとっては本当に残念なことです。何が違った形で楽しい経験ができるように今後計画を立てていきます。
通常日課が始まったとはいえ、感染予防への取り組みは今後も継続していかなければなりません。学校生活の様々な場面で対策をとっています。
理科室や家庭科室は机がグループの形になっています。今までは向かい合った形でグループ学習を行っていましたが、当面は片側だけに座ったり、互い違いに座ったりして正面を向いた会話にならないような椅子の配置にしました。

また、体育の授業では熱中症予防のため基本的にマスクは外します。ソーシャルディスタンスを意識するために、校庭や体育館にポイントを置きそれを目安に準備運動や短なわとびができるようにしています。
 子どもたちに対しては、先日配布しました「西小の新しい学校生活様式」をもとに指導を続けています。「い~ち、に~い・・」と数を数えながら手を洗っている子がいたり、教室から特別教室への異動の際など、「間をあけて並んでください!」という声が係の子から聞こえたりするようになりました。だんだんと新しい生活様式への意識が高まってきています。
 通常日課が始まって2週間。全体的に見てみんな元気に活動していますが、個々には長期にわたる臨時休校の影響から学校生活へ適応しづらい様子が見え始めている子どももいます。ご家庭と連携を取り合い、一人一人に寄り添った支援を今後とも続けていきますので、チームウエスト一丸となって西っ子を支えていけるようご協力をお願いいたします。

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「修学旅行」及び「林間学校」の中止について

本日配布した教育委員会からのお手紙の通り、我孫子市全体として修学旅行と林間学校は中止となりました。大変残念なことですが、ここ数日の感染状況や、万が一子どもたちや職員の誰かが感染した場合には中止となってしまうことなどを考えると、やむを得ない決定であると思います。
朝、5・6年生を集めて中止となった理由などについて話をしました。全員が真剣な表情で私の方を見て話を聞いています。一人一人のまなざしから残念な気持ちがひしひしと伝わってきました。修学旅行も林間学校も学校として非常に重要な行事であり、みんなが楽しみにしていたことと思います。同じくらいの規模は難しいとしても、何か代わりに楽しめる行事を今後検討していきたいと考えています。子どもたちにはいいアイディアがあったら伝えてくださいと話しました。5・6年生と担任とが中心となって思い出に残る行事を計画できるよう、学校としてサポートしていきます。
昼休みに廊下ですれ違った6年生が「残念でしたね」と話しかけてくれました。「本当にそうだよね」と答えると、その子は続けて「5年生に林間学校に行かせてあげたかったなあ」と言うのです。自分のことだけではなく、後輩のことも気遣ってくれる気持ちに胸が熱くなりました。

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学校再開にあたって

本日から子どもたちの分散登校が始まりました。明日の入学式を終えると、やっと1~6年生全学年がそろい、令和2年度湖北台西小学校のスタートです。子どもたちと過ごせる喜びをかみしめつつ、教育活動を進めていきたいと思います。
学校再開にあたっては不安をかかえる保護者の方も少なくないのではないでしょうか。子どもたちの健康・安全が一番ですが、学習も保証しなくてはならない、どちらの方が大切と言い切ることはできません。今、社会が抱えている問題もその辺にあると思います。感染拡大は避けなければならないが、経済は回していかなければならない、健康で安全に生活するとともに、生活の維持、収入の確保も考えていく必要がある、一つの価値観では対応できない状況が目の前にあります。
今年度から本格実施となった新指導要領が求めているものは、このような正解のない状況に対応できる力であり、未来の社会で活躍する子どもたちに身に着けてほしい力です。コロナが引き起こしたこの状況によって、それが明確になったといえるかもしれません。
先日お配りした「分散登校開始にあたって、本校の感染予防対策について」というお手紙で分散登校時とその後の学校生活についてご連絡しました。給食での対応や机の配置、1学期中の授業の進め方等について、感染を防止しつつ学校生活を送るための本校なりの工夫です。学校の施設や人員配置の関係で、まだまだ不十分に感じられる点もあるかと思います。ご不明な点がありましたら、いつでもお問い合わせください。
保護者の皆さんも私たち学校職員も、思いは一つ「すべては西っ子の将来のため」です。それに向けては様々な思いや考え方があると思いますので、“チームウエスト”みんなで意見を出し合ってより良い方法を創り出していきたいと考えます。


我孫子市立湖北台西小学校
土山 勇人

 

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