2021年12月の記事一覧
2学期最後のクラブと給食
清水寺で発表された恒例の今年の漢字は「金」でしたが、階段踊り場の5年生の掲示版にも、児童たちが作成した今年1年を振り返った漢字が貼られています。見たところ、挑戦の「挑」の字が多いようです。今年何か新しいことに挑んだ経験が強く思い出に残った児童がきっと多かったのでしょう。来年も勇気あるチャレンジをぜひ続けてほしいです。
1年生の教室前には、先日の持久走大会の絵日記が飾られています。1年生は、振り返りや思い出を掲示物にするのがとても早く、今回も大会当日の午後にはすでに掲示されていました。
昨日の6時間目に、4~6年生は今学期最後のクラブの授業がありました。この時間は、学年を越えた同好の仲間と好きなことに集中できる時間とあって、普段の授業とはまた別の表情を見せてくれます。
今日は2学期最後の給食です。数日前から、「金曜日の給食が楽しみ ♪」という声を多くの児童たちから聞きました。その理由は「ローストチキン」と「クリスマスケーキ」です。そこで、今日は2年生の配膳と1年生の食事の様子を見てきましたので紹介します。
給食後の昼休みに3名の3年生が校長室にやって来ました。「どうしたの?」と聞くと、「2学期のお礼を言いに来ました!」という言葉が返ってきました。そして、3人で声をそろえて「今学期もお世話になりありがとうございました。」とたいへん丁寧なお礼の言葉をくれました。突然の出来事でしたが、心がジーンと温かくなりました。先生に言われたからではなく、自分たちで考えて始めた行動だそうです(ここに来る前も給食室に行ってお礼を伝えてきたそうです)。
「東っ子ゲームコーナー」開店
まず最初に、昨日の6時間目の話題からお伝えします。4階を歩いていると、図工室で4年生が楽しそうに版画の作品作りに取り組んでいる姿を見かけました。中に入ると、児童たちから「写真撮らないんですか?」と言われましたので、リクエストに応えてその様子を撮ってきました。どの児童もすごく一生懸命に頑張っていて思わずたくさん撮ってしまいましたので、少し多めに紹介します。
今日の4時間目、体育館で「東っ子ゲームコーナー」が開催されました。これは、2年生が1年生を招待して、一人ひとりが手作りのおもちゃで遊べるお店を開き、遊んでくれた1年生に得点に応じて景品をあげる、という楽しいイベントです。この日のために2年生は何日もかけて準備をしてきました。自分たちの手でゼロからおもちゃと景品を作り、多目的室を使ってお店を運営するリハーサルまで行いました。こうして迎えた今日の本番では、両手にたくさんの景品を抱えた1年生が楽しそうに遊び回る光景が見られました。
1年生は最近、うれしい、楽しい、という気持ちを積極的に言葉や動作で表現できるようになってきました。それがとても大きな成長だと担任が先日嬉しそうに話していました。また、今日は2年生の児童たちのすばらしい「おもてなし」にも感心しました。遊びに来た1年生に対し、優しく丁寧にやり方を説明し、うまくできないときは自らやっみ見せて、1年生が少しでも楽しめるように、と心を込めて接していました。わずか1歳しか違わないのに、その立派なお兄さんお姉さんぶりには驚くばかりでした。終了時に「今日楽しかった人?」と聞かれて、全員が笑顔で手を挙げていた1年生の姿と、それを嬉しそうに見つめていた2年生の満足そうな表情がとても心に残りました。
2学期最後の「もみじ交流」
昨日の5・6時間目、体育館で5年生が書初めの練習をしました。先日の6年生に続いて、毎年教えに来てくださる同じ講師の先生から指導を受けました。今年の5年生の題字は「雪わり草」です。一文字ずつ講師の先生が書き方のコツを教えてくださり、それを受けて練習していきます。最初の「雪」という字をどうしても大きく書いてしまい、後に続く字を書くスペースが足りなくなってしまう児童が多かったようです。
今日の3時間目に、小学校の教員を目指している川村学園大学の学生さんが、本校6年生の道徳の授業を見学しました。先日来校した同大学の学生さんたちとは別の方々でした。本時の教材は「手品師」というお話です。夢を追うことを優先するのか、男の子との約束を守ることを選ぶのか、主人公の心情に触れながら考える学習活動です。
今日の昼休み、今学期最後の「もみじ交流」を行いました。昨日とは違って日差しが温かく、校庭から見上げる青空がとてもきれいで、外にいるのがたいへん気持ちよく感じられました。
2年ぶりの持久走大会
本日、湖北台中央公園をお借りして持久走大会を行いました。昨年度は感染防止のため中止となりましたので、2年ぶりの開催となります。朝の天気予報では、今日はこの冬一番の寒さで昼前後から雨が降るとのことで、無事大会が開けるのか心配でしたが、幸い昨日のような冷たい風もなく、雨が降る前に全ての競技を終えることができました。
児童たちの様子を見ていると、思い通りのレースができた児童もいれば、自分が目標としていた順位に入れなくて悔しい表情をしている児童もいました。しかし、本日登校した児童全員が競技に参加し、一人も途中棄権することなく全員が完走を果たしたことが、我々職員にとっては何よりも嬉しい結果であり、改めて本校の児童たちを誇りに思いました。また、運営や片づけをお手伝いくださったPTAの皆様、観戦に来ていただいた多くの保護者の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
(1年生)
(2年生)
(3年生)
(4年生)
(5年生)
(6年生)
最後に、少し気になったことを付け加えておきます。今回の持久走大会について児童たちと交わした会話の中で、「優勝すると~円もらえる」、「〇位以内に入ると~を買ってもらえる」という話をいくつか聞きました。頑張った結果に対して後からご褒美を貰えるのは児童にとって嬉しいことだと思います。しかし、事前にお金や物を与えることを条件に目標を持たせることには正直疑問を感じました。報酬や対価がないと努力しない姿勢が気づかないうちに身についてしまうかもしれません。結果にこだわるあまり、そこに至るまでの過程を疎かにしてしまうかもしれません。他人に対しても、結果のみで判断し、その人の努力に共感できる心を失ってしまうかもしれません。結果の伴わない努力を否定する考え方に陥ってしまうかもしれません。各ご家庭の考え方があるとは思いますが、長い目で見て本当に本人のためになるのか、今一度考えていただければと思います。
5年生「夢の教室」
本日、本校の5年生が、JFA(日本フットボール協会)が実施している「夢の教室」の授業を受けました。我孫子市はこのプロジェクトに2016年より参加していて、今年度は本校に順番が回ってきました。
(JFAホームページより)
今日の3・4時間目に5年1組で、5・6時間目に2組でこの授業を実施しました。数多くいらっしゃる「夢先生」の中で、本日本校の授業を担当してくださるのは、縄跳び競技の第一人者である「生山ヒジキ」先生です。テレビ等のメディアにも出演する機会が多いそうで、Eテレの体育の教育番組(児童たちの間では有名な番組らしいです)や、先日は朝の情報番組「ZIP」にも出演したそうです。
(JFAホームページより)
(参考)現在では保有する世界記録は11個に増え、あのイチロー選手を抜いたそうです。
本来であれば、講師の方が来校し、体育館で一緒に活動しながら学ぶことができるのですが、本日はZOOMを使ってオンライン形式で講話を聴くことが中心となりました。それでも、スタジオにいらっしゃる生山先生とリアルタイムで交流もできて、とても楽しい時間となりました。
講義では、生山先生が、ご自身のこれまでの人生で努力したこと、挫折を味わたことなどを、時折ユーモアを交えながら熱く語ってくださいました。児童たちが少しでも理解できるように、言葉を選びながらわかり易く説明してくださった点も印象に残りました。飾らない素直な言葉で伝えてくださった生山先生の思いは、児童たちの心に確実に届いたと思います。お話の中で最後におっしゃっていた「好きなことを見つけて、それを一生懸命に続けていけば、夢を叶えるチャンスがたくさん訪れる」という助言と、「好きは武器」という言葉は、児童たちの未来への道標になりました。
最後に、こっそりと撮らせてもらった児童たちの「夢シート」を、ほんの一部ですが紹介します。このシートは生山先生に送られ、先生の返信メッセージとサインが添えられて後日戻ってくる予定です。なお、生山先生の縄跳びの動画がYouTubeで視聴できるそうですので、ぜひご覧になってみてください。