2年ぶりの持久走大会

 本日、湖北台中央公園をお借りして持久走大会を行いました。昨年度は感染防止のため中止となりましたので、2年ぶりの開催となります。朝の天気予報では、今日はこの冬一番の寒さで昼前後から雨が降るとのことで、無事大会が開けるのか心配でしたが、幸い昨日のような冷たい風もなく、雨が降る前に全ての競技を終えることができました。

 児童たちの様子を見ていると、思い通りのレースができた児童もいれば、自分が目標としていた順位に入れなくて悔しい表情をしている児童もいました。しかし、本日登校した児童全員が競技に参加し、一人も途中棄権することなく全員が完走を果たしたことが、我々職員にとっては何よりも嬉しい結果であり、改めて本校の児童たちを誇りに思いました。また、運営や片づけをお手伝いくださったPTAの皆様、観戦に来ていただいた多くの保護者の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

(1年生)

(2年生)

(3年生)

(4年生)

(5年生)

(6年生)

 最後に、少し気になったことを付け加えておきます。今回の持久走大会について児童たちと交わした会話の中で、「優勝すると~円もらえる」、「〇位以内に入ると~を買ってもらえる」という話をいくつか聞きました。頑張った結果に対して後からご褒美を貰えるのは児童にとって嬉しいことだと思います。しかし、事前にお金や物を与えることを条件に目標を持たせることには正直疑問を感じました。報酬や対価がないと努力しない姿勢が気づかないうちに身についてしまうかもしれません。結果にこだわるあまり、そこに至るまでの過程を疎かにしてしまうかもしれません。他人に対しても、結果のみで判断し、その人の努力に共感できる心を失ってしまうかもしれません。結果の伴わない努力を否定する考え方に陥ってしまうかもしれません。各ご家庭の考え方があるとは思いますが、長い目で見て本当に本人のためになるのか、今一度考えていただければと思います。