校長室より

校長室より

79名の新入生を迎え、チーム一小全員がそろいました!

 満開の桜がお祝いしてくれた4月10日の入学式では79名の1年生を迎え、全校485名の一小っ子全員がそろいました。1年生は給食やひらがなの学習が始まり、小学校生活にも慣れてきました。校歌も元気に歌えるようになりました。朝校門に立っていると沢山の一小っ子達が「おはようございます」と元気よく挨拶してくれます。お父様お母様達も声をかけてくださりありがとうございます。

  6年生は、朝早くから昇降口で1年生の登校を待ち、下駄箱の使い方や教室での朝の準備をサポートしています。優しいお姉さん、お兄さんに声をかけられる1年生、お世話をする6年生、どちらもニコニコ笑顔から一日が始まります。

 5月18日(土)には、一小っ子達と保護者の皆様が楽しみにしている運動会があります。当日は、「力を出し切った『笑顔』」、「相手を讃える『拍手』」、「本番に向かい努力練習を重ねる喜び『達必力』」の姿を保護者の皆様にご覧いただけるよう職員一同指導支援して参りますので、今月もご協力の程よろしくお願いします。

               我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

2024年度の幕開け ーさくらとともにー

令和6年度の幕開け、我孫子第一小学校152年目の春を迎えました。

 私も校長として、素直な一小っ子、温かな保護者の方々とともに4年目を迎えさせていただきます。

 今年の我孫子第一小学校の合言葉を

         「 笑顔と拍手 『達 必 力※』 」※つとむれば かならず たっす(やればできる)

 目指す児童像を

〈 自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子 〉

 としました。

『達 必 力』とは、我孫子の先人「嘉納治五郎」先生が揮毫された書が一小の宝でもあります。正解のない未来を生き抜く子ども達に、学校という場で小さな成功体験を多く積ませることにより、人生を切り拓く基礎となる自己肯定感・自己有用感を高めていくことをねらいとしています。 

 今年も一小っ子達は、生活科・総合的な学習の時間を中心に、保護者の皆様と地域の方々とつながることにより、「我孫子が教室」の気持ちで、益々ダイナミックに学びを深めて参ります。

 全ての一小っ子の笑顔そして拍手あふれる学校を目指し、教育活動を展開して参りますので、一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

今年1年間よろしくお願いします。         我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

「笑顔と拍手 貢献!」 まとめ3月

〇フラワーロードの桜の蕾が一歩一歩春に近づいていく季節の移り変わりを告げています。はやいもので令和5年度も最後の月となりました。

 振り返ると一小っ子達の「笑顔と拍手」いっぱいの姿が学習・行事等で見られました。さらに今年のテーマ「貢献(自分の力をひとのために尽くす)」の姿も沢山見せてくれました。これも保護者の皆様そして地域の皆様のご支援ご協力のおかげと感謝申し上げます。

 生活と学習のまとめと進学進級準備の3月。一小っ子一人一人が、過去の自分と今の自分を比べることにより、一年間で努力し成長した点を自覚し、努力のすばらしさに気づき、周囲の人々へ感謝する心を育てていきます。

学校としましても、「常に子どもが主役」をモットーに「知・徳・体」をバランス良く育てる教育活動を更にレベルアップさせるべく、今年度の活動をしっかりと振り返り次年度の改善に向けて取り組んで参ります。

今後も一小っ子一人一人の笑顔輝く、我孫子第一小学校であり続けますので、ご協力の程よろしくお願いします。

 一年間ありがとうございました。         我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

龍年 笑顔と拍手 あふれる我孫子第一小学校を

 

 令和6年、新年、新年明けましておめでとうございます。

保護者、地域の皆様も益々ご清祥のことと存じます。

 さて、2月20日に151周年を迎える本校は、転入生1名を迎え492名で新年をスタートしました。

新年、新学期のスタートにあたり、一小っ子達には「『よーし!』という気持ちでスタートをしよう。」「やる気はやっているうちにどんどん起こってくる。だから、まずはどんな小さなことでもいいから目標を持って『やってみよう!』。」という話をしました。2学期に児童会を中心に子供達が頑張ってきた「あいさつ運動」を素直な一小っ子と一緒に発展していきたいと思います。

 今年度まとめの3学期、「笑顔と拍手 そして貢献」する児童の姿を目指し、職員一同一丸となって、知徳体バランスの取れた子どもも大人もワクワクする教育活動を進めてまいります。

本年も、ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

              我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

ちょっと 立ち止まる 7月

〇「笑顔と拍手 貢献!」の合言葉でスタートした令和5年度、はやくも1学期まとめの7月となりました。コロナ後の新しい生活・学習様式(入学式、運動会、音楽祭、授業参観等)を保護者の方々のご支援ご協力により、子ども達と一緒に創り上げることができました。ありがとうございました。

 この7月、一小っ子達には、新年度に立てた自分そして学級学年の目標を一度立ち止まり振り返る機会を設け、自分達の成長を見える化し、自尊感情を向上させていきます。

また、7月2日(日)からは2泊3日で、5年生が楽しみにしている林間学校(河口湖方面)があります。5年生は、「一致団結」のテーマのもと、①学習②生活③きずな(心)の3本柱で、準備を進めてきました。日本の誇る富士山の大自然を満喫して心に残る3日間を過ごして参ります。学校HPで5年生の活躍をご覧ください。 

 最近、生成AIが話題になることがしばしばあります。文科省も小中高校向けの指針を今月中にも、公表するとの報道もありました。報道では、「生成AIを使いこなす力を意識的に育てる姿勢が重要」、児童生徒においては「限定的な利用から始めることが適切」とありました。未来に生きる子ども達には、生成AIを主体的に活用し、共生していく力が必要と考えます。時代時代の新しい技術には全て、光の面と影の面があります。自動車しかり、スマホしかり。その両面を我々大人がしっかりと把握し、子ども達の興味関心を光の面に向けていかなくてはなりません。

 最後になりますが、7月21日から個人面談があります。お子さんのご家庭と学校での様子を、2学期に向けて共有できる貴重な機会ですのでご協力よろしくお願いします。

 

我孫子第一小学校長    榊原 憲樹

(6月) 目標達成。大成功の運動会

 今年のスローガン、「一致団結 笑顔と拍手で つき進もう」のもと、一小っ子全員が心を一つに練習に本番に取り組みました。当日は、沢山の保護者と地域の方々の声援を受け、子ども達は応援、純走、表現ダンス、係活動と全てに全力を尽くしました。子ども達には、運動会を通じて感じた自分の心の動き(うれしさ、喜び、くやしさ)を大切にして欲しいと思います。これがAIには無い人間だけの特権だからです。そしてこの心の動きがひとを成長させる点を踏まえ、今後の生活に生かしていきたいと思います。当日までのご支援ご協力ありがとうございました。

 さて、先日、東北大学の榊 浩平教授、川島隆太教授の記事を拝見しました。そこには、「小中学生がスマホを脇に置きながら3時間勉強しても30分の効果しか得られない」との統計結果が記されていました。要するにタイムパフォーマンスが非常に悪くなるということです。しかし救いは、「スマホの使用時間を減らせたら成績も持ち直せた」こともわかりました。

 そこで我々大人ができることは、まず、「子どもの要求に応じてスマホを簡単に与えないこと」。そして、もう持たせている場合は、『勉強中はスマホの電源を切って大人が管理し、子どもの目に入らないようにする』ことです。

 スマホもゲームも始めるのは簡単ですが、制限したり止めさせたりすることは、非常に困難です。是非、お子さんが自己実現する力の基礎を養う、大切な小中学校時代を有意義に過ごせるよう、我々大人が子ども達の環境を整えていけるようご理解とご協力をお願いいたします。

                            我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

(5月) 72名の新入生を迎え、チーム一小全員がそろいました!

 

◎4月12日の入学式では72名の1年生を迎え、全校494名の一小っ子全員がそろいました。1年生は給食やひらがなの学習が始まり、小学校生活にも慣れてきました。朝校門に立っていると沢山の一小っ子達が遠くから「おはようございます」と元気よく挨拶してくれます。

 朝早くから、6年生は昇降口で1年生の登校を待ち、下駄箱の使い方や教室での朝の準備をサポートしています。大好きなお兄さん、お姉さんに声をかけられる1年生、お世話をする6年生、どちらもニコニコ笑顔から一日が始まります。

 5月には、新型コロナウイルス感染症に関して感染症法上の変更がある予定ですので、本校においても人と人が繋がる場である学校の意義をしっかり認識し、各教育活動を進めて参ります。

 また、5月20日(土)には、一小っ子達と保護者の皆様が楽しみにしている運動会があります。当日は、「力を出し切った『笑顔』」、「相手を讃える『拍手』」、「仲間の為や下級生の為に力を尽くす『貢献』」いっぱいの一小っ子の姿を保護者の皆様にご覧いただけるよう職員一同指導支援して参りますので、今月もご協力の程よろしくお願いします。

               我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

2023年 新年あけましておめでとうございます

  「笑顔と拍手 150」 発信します!

 

令和5年兎年、新年明けましておめでとうございます。

3学期が始まり、のようにジャンプする学期のスタートです。

そして、いよいよ我孫子第一小学校は2月20日、大きな節目となる

創立150周年を迎えます。今年度、PTAの皆さんのご支援を受け、「児童用ピヨ吉バンダナ」や「150周年記念誌」「玄関校章」を準備して参りました。

そして一小っ子達は、今年度4月から「笑顔と拍手150発信!」の合言葉のもと、素直さ、目標に向かい努力する根気強さ、優しさあふれる姿を校内はじめ、市内県内に発信してきました。

2月17日には子ども達そして教職員が楽しみにしている「一小150おめでとうの会(創立記念式)」を開催する予定です。これまで、自分を、友を、一小をそして我孫子を大切にできる児童の育成を目指し、全学年で生活科・総合的な学習の時間の学習・発信を積み重ねてきました。

当日は、一小っ子全員で体育館に集まり、創立を祝いお互いの成果と成長を認め合う場とするとともに、「総合表現活動」として研究してきた学習の成果をお客様や他の学年へ存分に発信できるよう職員一丸となり指導準備を進めて参ります。

本来ならば、保護者の方々にも、体育館にてご参観いただければと存じますが、会場の都合上、後日YouTubeにて配信いたしますので、ご家庭でお子さんと一緒にご鑑賞いただけましたら幸いです。なお、この動画配信を3学期の授業参観にかえさせていただきますことご理解お願いいたします。学年末の学級懇談会は実施の予定です。

150周年目のまとめの学期となるよう、一人一人に目標を持たせ、友と力を合わせ努力する喜びを味わわせられるよう指導支援して参りますので、本年もご協力の程よろしくお願いいたします。

 

              我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

「読書(音読)なくして学力向上はあり得ない」の巻

 お子さんの学力向上を願う気持ちは、我々教員と保護者の皆様が目的をひとつにしている点と思います。

 学習に集中できる11月。親野智可等氏著「親力で決まる!」から、一小っ子の学力向上に向けてのヒントを紹介いたします。(以下抜粋)

 「全ての教科の基礎は国語です。なぜなら、学問は全て言葉を媒介として行われるからです。算数の問題を読み取る力は国語力つまり言語能力です。いくら計算力があっても、それだけでは無意味です。問題の意味を理解して立式するには、言語能力が必要です。理科の実験のやり方や化学変化の説明を読み取る力、実験や観察の結果を話したり書いたりする力も言語能力です。

 言語能力が高いと、全ての教科において絶対に有利です。しかも学年が上がるにつれてそれは顕著になります。では、言語能力を高めるにはどうすればよいのでしょう?それは読書以外にありません。言語能力の一番の元である語彙力が身に付くからです。学習には日常生活に出てこない言葉がどんどん出てきます。『習性』『日照時間』『異同』『一族』『政権』 等々・・・

〇 語彙力向上に向け、読書好きにするステップは、

 親の語りかけ ⇒ 絵本の読み聞かせ ⇒ 親がこれはと思った絵本を読む姿を見せ、家のあちこちに置いておく ⇒ 子の好きな分野の読書(質の良い漫画可)」だそうです。

 本校においても、音読の機会を授業で意識的に設ける(丸読み、列読み、交互読み、役割読み等)とともに、図書室の積極的利用と学校司書による読み聞かせ、市移動図書館「そよかぜ号」の活用、そして、全教科において意識的に自分の考えや授業後のふりかえりを「書く」場面を全学年で設けています。

 学力向上は一朝一夕には達成しません。一小では、1年生から6年生まで国語科を基礎としながら、特に「生活科・総合的な学習の時間」を系統立てて学習することにより、現在求められている学力「自ら課題を持ち、課題解決に向け多様な人々と協働し、主体的に粘り強くやりぬく力」を育てています。

     

                                                   我孫子第一小学校長 榊原 憲樹

 

修学旅行・林間学校・1年校外学習で 大発信!!

6年生は9/15・16修学旅行(日光方面)、5年生は9/21~23林間学校(山梨方面)そして1年生は9/27校外学習(アンデルセン公園)に行ってまいりました。

 感染症の影響が続く中での宿泊行事等ということで、保護者の皆様には事前からお子さんの健康管理にご配慮いただき誠にありがとうございました。

 6年生は一小のリーダー・最高学年として素晴らしい姿(挨拶・きびきび・優しさ)を日光の地及びバス乗車時から降車時まで発信しました。行く先々で「とても立派ですね。どちらの学校ですか?」と声をかけていただきました。

 5年生は小学校での初めての宿泊学習。色々な生活経験が制限されてきた中で迎えた3日間を保護者の方々から離れ仲間と過ごしました。林間学校を通じて日々自分達で振り返り次に活かしていくことで、一日一日子ども達の顔つきが変わり行動や言葉に成長を感じた3日間でした。5年生の長所の姿(エネルギッシュ・明るさ・団結力)を富士の地で大いに発信しました。林間学校を終え通常の学校生活に戻った今、5年各クラスに入った時、一人一人の充実感と自信を感じさせるとても良い雰囲気を学年全体で醸し出しています。

 そして、小学校で初校外学習のピカピカの1年生。見事な司会進行の実行委員さんをはじめ、各グループのリーダーさん中心に声をかけ合い、初めてのグループ活動を大成功させました。さすが一小の1年生、船橋の地でキラキラ光る姿(挨拶・素直さ・協力)を発信しました。これから他学年の校外学習も予定していますので楽しみにしてください。

                        我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

 

1に「健康安全」2に「居場所づくり」3に「学力の向上」

 1 健康安全  2 居場所づくり  3 学力の向上

 

 いよいよ2学期のスタートです。厳しい状況下3年目の夏となりましたが、子ども達はご家庭でそれぞれ長期休業にしか経験できない貴重な時間を過ごしたかと思います。

 1学期末から続く感染状況をみると2学期以降も、感染防止対策については予断を許さないものと感じています。この環境下で2学期を始めるにあたり、

子ども達の 1健康安全 2居場所づくり 3学力の向上 を一小の命題3本柱として学校を運営して参ります。

 2学期は子ども達が楽しみにしている修学旅行、林間学校、校外学習 等が予定されています。一人一人の一小っ子がそれぞれの良さを各場面で「わくわく発信!」できるよう指導支援して参ります。仲間と協力し課題を解決して目標を達成する、学校という場でしかできない貴重な経験の場であります。常に上記の3点に照らし合わせ、状況に応じて可能な限り子ども達の学びの場を保障創造して参りますので、2学期もご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

             我孫子第一小学校 校長  榊原 憲樹

 

子どもの心に火をともす7月

 「笑顔と拍手150(I Go We Go 発信!)」の合言葉でスタートした令和4年度、はやくも1学期まとめの7月となりました。入学式、運動会、授業参観等、保護者、地域の皆様におかれましては、一小っ子の健康安全そして学校の活動にご理解ご支援いただき誠にありがとうございます。

 本校においては今年度、子ども達の健康を守りながら教育活動をいかに充実させていくか「トライ&エラー」を意識し試行錯誤を重ねています。

 人は心で動く生き物です。学校では、いかに子ども達の心に火をともすか、我々教職員は日々実践、振り返り、改善し工夫を重ねています。

 〇このようなエピソードがあります。「ある父親が5歳になる我が子に泳ぎを覚えさせたいと思っていました。父親は自分が泳いで見せたり、洗面器の水に顔をつける練習をさせたりと水を怖がる我が子を何とかしたいと苦労していました。しかし、いっこうに我が子はプールに足すらつけようとしません。あきらめかけた時、同じ5歳の子を持つ近所の家族と一緒にプールに行くことになりました。すると、近所の子が勢いよくプールに飛び込む姿を見た我が子は嬉々としてプールに飛び込んでいたのです。」

 心理学では、人間は自分と似ている状況の人間に関心を持ちその影響を強く受けると言われています。学校は、勉強の好きな子、サッカーの好きな子、絵や読書の好きな子、おしゃべりの好きな子、寡黙な子と様々な性格の他者と出会い過ごす場です。自分と異なる性格の人との出会いは、本人の可能性を広げます。子ども達がお互いに関わりつながる機会を大切にし、1学期のまとめと今後の教育活動の充実を見据え、さらに一小っ子の「やる気」を育てて参りますので、ご理解ご協力の程よろしくお願いします。

                       我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

 

落ち着いて学習に取り組む 6月

 

 2日間に渡った150周年目の特別な運動会。一小っ子全員が最後まで力を合わせ臨機応変に活躍し、スローガン「150 心を一つに みんなで輝く運動会」を達成させ、「笑顔と拍手」の大成功をおさめました。

PTA本部役員の皆様及び当日係担当の皆様をはじめ全ての保護者の皆様に感謝申し上げます。

 6月は、学習に集中して取り組める月です。一小っ子の興味関心を大切に育て、職員一同、基礎学力の向上及び「共に学び、自ら探求する子どもの育成」を目指して学習を展開して参ります。

              我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

 

TEAM 150 全員がそろいスタートしました!

 

 4月11日の入学式では81名の1年生を迎え、全校497名の一小っ子全員がそろいました。1年生は小学校生活にも慣れ、朝校門に立っていると沢山の1年生が「おはようございます」と元気よく挨拶してくれます。朝早くから、6年生は昇降口で1年生の登校を待ち、下駄箱の使い方や教室での朝の準備をサポートしています。学校だからできるこのような学年を超えた人と人の関わりの中で、感謝や人を想う気持ちが養われ、お世話される側、お世話する側ともに笑顔が生まれ豊かな心が育っています。

 先日千葉県教育委員会から今後の教育活動について、基本的な感染症対策に努めながら、できるだけ通常の教育活動を進めていくよう指針が示されました。

 本校においても、本年度は将来を見据えこれからの教育活動を創造していく転換点になる一年と考えています。現代の子ども達を取り巻く教育課題を解決し、子ども達が未来を切り拓くために本当に必要な力を身につける教育活動を再構築していきます。一小っ子の日々の成長の様子を保護者の皆様と共有し、子ども達にとって魅力ある学校となるよう「笑顔と拍手」あふれる5月、令和4年度を進めて参ります。   我孫子第一小学校 校長  榊原 憲樹

 

令和4年度 我一小150年目のスタートにあたり

 令和4年度、我孫子第一小学校記念すべき150周年を迎えます。

一小っ子・教職員・保護者の皆様・地域の皆様によるTEAM150のスタートです。

今年の合言葉は

   「笑顔と拍手 150」  I GO,We GO 発信 !

 目指す児童像を

  〈 自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子 〉

 としました。 

 本日の始業式では子ども達へ、「これまで一小を支えてくれた全ての先人への感謝の気持ちを大切に、今年1年自分・学校・我孫子の魅力を発信しよう。」と話をしました。

 学校での感染症対策は引き続き継続しますが、(1)地域 (2)交流 (3)発信をキーワードに、全ての一小っ子の笑顔を目指し、よりダイナミックな教育活動を展開して参りますので、一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。今年1年間よろしくお願いします。

 

       我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

 

学校だからできる 心の節目をつくります

 

 感染症予防に学校を含め社会全体で取り組み続け、試行錯誤を重ねた令和3年度。はやいもので最後の月となりました。常に制限のある状況のもとの一年でしたが、振り返ると「一小っ子」達の「笑顔と拍手」いっぱいの姿が様々な場面で見られました。これも保護者の皆様そして地域の皆様のご支援ご協力のおかげと感謝申し上げます。

まとめと進学進級準備の3月。子ども達一人一人が、過去の自分と今の自分を比べることにより、一年間で努力し成長した点を自覚し、努力のすばらしさに気づき、周囲の人々へ感謝する心を育てていきます。

学校としましても、来年度の150周年という大きな節目を見据え、「子どもが主役」をモットーに「知・徳・体」をバランス良く育てる教育活動を更にスケール&レベルアップさせるべく、今年度の活動をしっかりと振り返ります。

今後も一小っ子一人一人にとって心身の成長の糧となる様々な学習体験や思いを経験できる場としての我孫子第一小学校であり続けますので、ご協力の程よろしくお願いします。

 一年間ありがとうございました。

                             我孫子第一小学校長  榊原 憲樹

 

令和4年 新年あけましておめでとうごさいます。

 令和4年寅年、新年明けましておめでとうございます。

 お日様に照らされた白銀の校庭が一小っ子を迎えた、3学期のスタートとなりました。

 正門から続くフラワーロードでは、12月に2年生が植えた、来年度に来たる「150周年」デザイン花壇のパンジーたちが雪の間から笑顔を覗かせ新年を祝っています。

(是非皆様もご来校の折にはご覧ください。)

 新年を迎え、子ども達、保護者の皆様そして地域の皆様のご健康をお祈りするとともに、本校の教育活動へのご支援ご協力をお願い申し上げます。

 年が変わり気持ちも一新し、新鮮な目で一つ一つの事象を見、子ども達の笑顔を中心に教職員そして保護者と地域の皆様の笑顔を創る工夫ある教育活動を創立150周年(R4年度)に向けて一歩一歩行っていこうと思います。

 私からは、始業式にあたり次のような話を子ども達にしました。

 「お正月飾りにも使われている竹はとても強い植物です。その理由は2つあります。1つは、根が地中深くしっかりとはっているから。2つ目は、竹には強靭な「節」がありしなやかだからです。節があるから、竹は大雪にも地震にもどんな強い風にも倒れずにいます。

 みんなの節は、今日の始業式です。その節の日に、自分の目標をしっかり心に決めて竹の根っこのように少しずつでいいから毎日こつこつと努力を続けることが大切です。

 まだ、新年の目標を決めていない人は、自分の目標を定めて毎日少しずつ努力を続けてください。必ず目標に近づきます。そして、竹のように地震にも嵐にもどんな困難にも負けない強くしなやかな心と体をつくってください。」

 

                            我孫子第一小学校長   榊原 憲樹

 

11月を振り返り12月の展望を

 

 11月25日(木)、26日(金)、6年生は小学校生活最初で最後の宿泊学習、修学旅行で日光の地へ行って参りました。

 1泊2日の生活を通して、6年生は一小の最高学年としての立派な姿を見せ、頼もしく成長しました。グループ活動での歴史を学ぶ姿勢と協力、ホテルで友と過ごした時間はかけがえのないものとなりました。

 さらに、ホテル到着の会では、6年生の歌声を聞いた野生の鹿が目の前に姿を現し、我々を迎えてくれました。2日目の朝は起床するとホテル玄関前は一面白銀の世界。いろは坂では、子連れの猿の群れに子ども達は歓声をあげました。

 学校と家庭から離れた2日間の生活を通して、6年生は自らのテーマ「団結力」と「生活力」を育みました。体験や経験こそが人を育てます。6年生の子ども達は、うまくいったり、反対にうまくいかなかったりする経験を通して、自分たちの行動を客観視し振り返り、次の行動の改善に結びつけていました。学校生活だけではわからない自分と級友の新しい一面を知る貴重な機会にもなったと思います。

 修学旅行を参加者全員健康で無事に終えることができたのも、保護者の皆様の日頃からのご支援によるものと感謝申し上げます。

今後も一小のリーダーの6年生を中心に、全学年の「団結力」を高め、「笑顔」と「拍手」あふれる第一小学校を創って参ります。

2学期最後の月、12月もご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

             令和3年12月1日 

             我孫子第一小学校  榊原 憲樹

 

令和3年4月 着任しました。 合言葉「笑顔 と 活気」

 布佐南小学校より着任しました榊原憲樹です。16年前に担任として勤務していた自分にとっては、教員としての母校が我孫子第一小学校です。フラワーロードをはじめとした花いっぱい、先人の活躍を今も肌で感じる地域の教育環境、そして温かい保護者の方々と地域の方々に支えられた伝統ある我孫子第一小学校が私は大好きです。

 新年度のスタートにあたり、合言葉を「 笑顔 と 拍手 」としました。

「笑顔」には、子ども達そして教職員の笑顔いっぱいの一小。「拍手」には努力し成長した自分そして他者を心から祝福できる素直な一小。を目指す思いをつめました。

 全てを514名の子ども達のために、目標を一つにして全職員チーム一小として指導支援にあたって参りますので、皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

            我孫子第一小学校  校長 榊原 憲樹 

 

4年間の御理解 御協力 ありがとうございました

          生きる力~へこたれなかった一小っ子~

令和元年度の3月から丸1年。コロナ感染症予防に全力で取り組んだ令和2年度となりました。健康観察、検温や換気等各御家庭におかれましては、きめ細かな取組をしていただきました。心よりお礼を申し上げます。

修了式は、咲き始めた桜ときれいなフラワーロードの花々に見守られながら、校庭で行いました。今日のHPにもアップしましたが、下記の話をしました。

1 コロナ禍の中、工夫して学習や生活に取り組み楽しんだ。

2 算数、行事、生活、総合的な学習の時間等を頑張り、「しっかりと力を付けること」ができた。

3 勉強は、今回のコロナ対応のように、「正しく判断し、正しく行動」するためにする。

4 一小っ子はしっかりと学んでいたので、【自分もみんなも大切に】することができた。

5 3年生 きずな  4年生 挑戦  1年生 なかよし  2年生 なかま  5年生 一致団結

  全ての学年の学年目標を達成した。=「自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子 ~一と1を大切に」

  を達成することができた。

6 これから、148年の歴史と伝統を繋いでいってほしい。

【振り返り】

1年生 

 さんすうをがんばりました。こうがいがくしゅうが1ばんたのしかったです。ともだちや1ねんせいにやさしくする2ねんせいになりたいです。(男子)

3年生

 1つ目は書写です。2つ目は、なわとび集会です。うしろそくしんとびでひっかかってしまいました。ほかのわざはかんぺきだったので、すごくくやしかったです。3つ目は、そうりつきねんしきてんです。私は愛唱歌について発表しました。かんぺきにするには、自分が思う以上に大変でした。この1年間で付けた力は、日々の学習に一生懸命に取り組み続けるちからです。4年生の目標は部活動をがんばることです。(女子)

5年生

 頑張ったことは3つあります。1つ目は運動会です。いつもとは違う運動会でしたが、みんなと一致団結してできたことがうれしかったです。2つ目は、林間学校です。ウォークラリーで道に迷って大変だったけれど、チームのみんなと協力して乗り越えられました。3つ目は縄跳びです。毎日たくさん練習して、2級までできました。コツコツ努力すれば、必ずその成果がでることを改めて感じました。来年度の目標は、何事にも前向きにチャレンジする1年にすることです。下級生の手本になれる6年生になります。(男子)

 

温かく見守ってくださる地域・協力してくださる保護者の皆様・素直で一生懸命な一小っ子・情熱と力量のある教職員の総合力でこの1年を乗り越えることができました。最高に幸せな日々は私の宝物になりました。

山口の校長室よりの発信は、これで終わりとなります。我孫子第一小学校の益々の発展をお祈りすると共に、これからもずっと一小っ子を応援していきます。

4年間の御協力に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

                            令和3年3月24日 校長 山口 祐子

保護者の皆様と地域の方に見守られて

               「WITHコロナ」の中で

創意工夫で教育活動を展開した2学期でした。日々の検温を含めた健康観察。マスクの準備。手洗いの励行・・・等、本当にきめ細かなご協力をいただき、ありがとうございました。また、こども見守り隊の方やPTAの委員さんによる登下校指導にも感謝を申し上げます。

今学期は、様々に制限された中で学習や行事が行われました。教職員は、「力を付けるために、どのような工夫して、何ができるのか。」をいつも考えました。運動会は3部入れ替え制で、校外学習は学年の発達段階を考えて、けやき号を使用する学年を決めたり、行先を決めたりしました。安心・安全を担保しながら、できる限りの体験をさせたいと、予察をもとに、子どもたちに説明しました。運動会では、PTAの本部役員さんと係の保護者の皆様のご協力により、スムーズに運ぶことができました。ありがとうございました。

5年生は手賀の丘少年自然の家での1日林間学校となりました。ウォークラリーでは、たくさんのドラマが生まれました。グループで協力し、絆を深めました。6年生は、修学旅行には行けませんでしたが、特別企画2020思い出フェスティバルを自分たちで企画し、レクリエーション・ティータイム・校舎内のナイトウォーク・林間学校で踊ったダンスを楽しみました。最後の年は、「運動会」「校外学習 手賀沼10キロウォーク」「特別企画」と3つを自分たちの力で成し遂げました。「我孫子かるた」完成が間近です。4年生は、初めてのクラブ活動や部活動に熱心に取り組みました。交流遊びでは、リーダー会議にも出席しました。3年生は、2月に行われる創立記念式典に向けて、「一小の宝物」の総合表現活動に一生懸命に取り組んでいます。2年生は、町探検で知った学区の人 もの ことについて、体育館で発表会を開きました。実際に思い別の見学は叶いませんでしたが、教師が10か所以上のビデオ撮影を行い、それを見ながら、グループごとに表現方法を考えました。クイズ・ペープサート・紙芝居・・・等、内容が濃く、力を伸ばしました。1年生は、学校生活にすっかり慣れ、ペアの6年生と笑顔で過ごしています。算数の学習では、立派に自分の考えを「絵や図や文」で表し、発表することができるようになりました。にこにこ教室の子ども達は、「安全・防災」についての学習を通して、危険個所に気づく力を身に付け、自分たちの身の守り方を考えました。

【代表の振り返り】

終業式は、動画で行いました。

1年生

さかあがりをがんばりました。やすみじかんやたいいくのじかんにいっぱいれんしゅうしました。たいいくいいんかいのてつぼうきょうしつにもさんかしました。あしがもうちょっとあがればれきるようになります。3がっきもあきらめないでれんしゅうしてできるようになりたいです。

3年生

1つ目はミニハードルです。2つ目は縄跳びです。二重跳びやバック持ち替え跳びなど、いろいろな跳び方ができるようになりました。3つめは、1学期からやっている「コロナ対策」です。手洗いや消毒をして、自分にできることを精一杯頑張りました。自分のこともみんなのことも大切にできたと思います。1番頑張ったことは友達と仲を深めることです。1学期少ししか学校に来られなかった分、友達とたくさん遊びました。そのおかげで、運動会でソーラン節を力を合わせて踊ることができました。

5年生

1つ目は、授業でたくさん発表したことです。自分の考えや調べたことを発表していく中で、発表が楽しいものだと思えるようになりました。2つ目は、音楽委員会でオリジナルのダンスを踊ったり、曲を流したりしました。人前で何かをするには、事前の準備が大切だと感じました。3つ目は、林間学校です。私は実行委員だったので、休み時間も頑張って話し合いをしたり、セリフを覚えたりしました。ウォークラリーでは、何度も道を間違えて、すごく疲れたけれど、班のみんなと協力して、ゴールまでたどり着くことができました。私は、これから、「今、何をすべきか」を自分で考えて行動したいです。・・・5年生代表は暗記して発表しました。

全員が、2学期の自分を振り返りました。頑張った一小っ子に拍手を贈ります。3学期はとても短いので、「進学・進級」へ向けて目標をしっかりと持たせていきたいと思います。

どうぞ、良い年をお迎えください。

 

1学期の御協力に感謝します

          新しい生活様式を身に付け、精いっぱい頑張った一小っ子

令和2年度の1学期は7月31日までとなり、通知表がない終業式となりました。学校は3月から5月最終週まで休校となり、保護者の皆様には、多くの御理解と御協力をいただきましたこと、心より感謝いたします。

5月末の分散登校のお試し~6月の分散登校開始となりました。「新しい生活様式」を守り、「自分も友達も大切にしながら」考えて行動した一小っ子はとても立派でした。コロナ感染症予防に際し、かけがえのない「いのち」についてたくさんのことを学ぶことができました。

6月になってしまいましたが、「入学式」が行えましたこと、本当にうれしく思いました。1年生はすっかり一小っ子になり、立派に学習し、落ち着いて生活をしました。オールモグモグタイム。給食の時間も約束を守って、もりもり食べる姿が素晴らしかったです。

【1学期の振り返り】

1の1  3名

あさがおのおせわをがんばりました。みずやりやつるをまくのがたのしかったです。ともだちもいっぱいできました。

ひらがなのおけいこちょうをがんばりました。「れ」がとくいです。

たしざんができるようになって、うれしかったです。6ねんせいとなかよくなれて、すごくうれしかったです。

3年生

1学期に学んだことは、お友達や命の大切さです。とてもつらい休みで、クラスもかわって、不安な気持ちもいっぱいだったけど、みんなの元気な顔を見られて、私も元気いっぱいになりました。友達がいることで自分も元気をもらっているので、これからも大切にしていこうと思いました。業間や昼休みに池田先生とおにごっこや丸太じゃんけんをして楽しかったです。

5年生

5年生がんばれたことは、初めて所属した「図書委員会」です。・・・・・みんなが気持ちよく本を借りられるように努力しました。1学期はコロナウイルスの影響で、楽しみにしていた行事は中止や延期になりました。2学期に行われる運動会では、高学年として思い出に残るようにがんばりたいです。いろいろなことにチャレンジして、自分を高めていきたいです。

【生徒指導主任から~注意してほしい5つの色】

終業式 夏休みの生活について

 一小っ子の皆さん、おはようございます。よい姿勢で、よい声であいさつを返してくれたみなさんの姿が想像できます。素晴らしいですね。

 明日からいよいよ夏休みが始まりますね。今年の夏休みは明日8月1日から8月20日までの20日間です。夏休みは,家族や友達と過ごす時間が増え、普段できないことにもチャレンジできるとても楽しい時間です。しかし,お出かけをしたり、遊んだりすることが多い分、注意して生活しなければ大きな事故や命の危険につながってしまうのが夏休みです。

今日は,須藤先生から夏休みに気をつけてほしいことを,5つの色を使ってお話したいと思います。先生が言う色を想像しながら聞いてください。

まず1色目。赤です。さて、何に気をつければよいでしょう。赤は暑さ、火を表します。熱中症にならないようこまめに水分をとりまましょう。また、花火などをする場合は,必ずおうちの人と一緒にやりましょう。こどもだけではやりません。

2色目。水色です。考えてください。そうです。水です。海やプールに行く人もいるかもしれません。水の中での事故に気をつけましょう。

3色目。黄色です。これは難しいです。黄色は,信号の黄色。車に注意です。交通事故に遭わないように自転車の乗り方や道の歩き方をもう一度振り返りましょう。

4色目。黒です。不審者に注意しましょう。知らない人に声をかけられてもついて行ってはいけません。

5色目。白です。白はマスク、石けんを表します。コロナウイルスの感染者が増えてきています。コロナウイルスにかからないように予防をしましょう。出かけるときには必ずマスクをし,こまめに手洗いをしましょう。

 先生から注意してほしい5つの色についてお話をしました。自分の頭でよく考え,安全に健康に夏休みを過ごしてほしいと思います。「自分の身は自分で守る」です。8月21日に皆さんが元気に登校してくれることを先生たちは何よりも楽しみにしています。それではみなさん、よい夏休みをすごしてくださいね。

 

休校中の課題の取り組み

トイレや流し・廊下掃除のボランティア

夏休み中のフラワーロードの水やりや除草のボランティア

カーテンの洗濯

等、たくさんの御協力をありがとうございました。工夫して楽しい夏休みをお過ごしください。

                                     校長 山口 祐子

 

 

 

6月22日より全児童を対象にした登校の開始

6月22日から全児童を対象とした登校の開始について

分散登校で身に付けた力を土台として

 3月3日からの緊急事態対応の臨時休校や6月からの分散登校に御理解・御協力をいただき、心より感謝をいたします。

 我孫子市は、本日までの3週間という長いスパンで、「新しい生活様式」を身に付ける準備期間を設けました。一小っ子の「よさ」である素直で一生懸命な姿がこの3週間の中でたくさん見られました。加えて我一小のガイドラインに沿って、御家庭でもきちんと話をして送り出してくださったお陰で、子ども達は驚くほど立派な姿で過ごしました。「考えて判断して」行動していることが、教職員にしっかりと伝わりました。学校と家庭の総合力で力を付けました。ありがとうございました。

 さて、6月22日月曜日より全児童を対象とした登校が開始されます。文書を配付しましたが、①身体的距離の確保、②マスクの着用、 ③手洗いや消毒の励行、④「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の感染症予防対策や指導に今後も全力で努めてまいります。また、熱中症にも十分に気を付けます。

  WITH コロナ

~ゴール・・・「自分も友達も大切にできる一小っ子の育成」~

 コロナウイルス感染症に対応する中で、「ウイルスとの共存」という今回の経験から、生きる力やたくましさ、予測不可能な事態との向き合い方を身に付けさせ、「自分も友達も大切にできる一小っ子」を育てていきたいと考えています。コロナウイルスは目に見えません。「飛沫感染であること」「頭を使って予防すればこわくないこと」を発達段階に応じて説明していきます。【たった1度だけのこの学年】です。教職員は「~ができない」から「工夫すれば~ができる」という発想の転換をしながら、できる限り通常に近い形での教育活動を展開していきます。

 また、子ども見守り隊をはじめとする地域の方やPTA本部役員の皆さんの御支援・御協力にも心より感謝します。ありがとうございました。今後とも引き続きお力を貸してください。

 我孫子第一小学校の教職員は「ONE TEAM」です。一小っ子のために全力で臨んでいます。検温カードによる健康観察・7時間分の教材研究・実際の授業・給食指導・昼休みの見守り分担・消毒作業・・・と緊張の中での激務が続いています。トイレ・流し・廊下掃除のボランティアにたくさんの方が協力してくださるとありがたく思います。よろしくお願いします。

 月曜日、一小っ子の笑顔輝く日が来ることを楽しみにしています。

                              6月19日 校 長    山口 祐子

 

 

1年間の御協力ありがとうございました

     自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子

 昨日は、子ども達の元気な声が校舎に響きました。各学級とも笑顔がいっぱいでした。3月3日からの休校につきましては、御家庭の御理解・御協力をいただき、心より御礼を申し上げます。残り12日の時間をうまく使って、

始業式に元気に登校してほしいと思います。

<修了式の話>

 3月3日からの休校で、約3週間、家庭で過ごしました。45分×4コマ。午前中は、自分の目標に沿って、ドリルや読書等、しっかりと取り組めましたか?たくさんの時間があります。少し長めの本を選んで読むこともできますね。

 ホームページにちばっ子ちゃれんじ100や子どもの学び応援サイトの紹介をしました。パソコンが使える場合は、チャレンジしてみましょう。

 明日から、春休みに入ります。生活のリズムを整えて、4月6日の始業式に備えましょう。早寝早起き朝ごはん、朝うんちです。検温も忘れずにしましょう。

 午後は、広場に行ったり、家の周りで、縄跳びなど、体を動かしましょう。おうちの人の許可があれば、校庭で遊んでも構いません。人が混み合う場所はいかないようにしましょう。

 今年度は、暑い暑い日が続いたり、大きな台風が来たり、最後はコロナウイルスにかからないように学校が休みになったりと、大変な1年でした。一小っ子は「自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子」を合言葉に539名全員が頑張りました。拍手を贈ります。

 通知票には頑張りの足跡が記入されています。来年の学年につなげてください。

  今年は特に、先生から言われるからやるのではなく、「自分たちは~がしたい!!」「〇〇をやってみたい。」との声をたくさん聴くことができました。とてもうれしく思いました。

  逆上がりは、5月のはじめは340人 65%から3月には409人 78.5%にアップしました。1年間で70人もの子ができるようになったのは、学年や学級での教え合いや体育委員会の鉄棒教室のお陰です。まだできなくても、「できないこと」を気にすることはありません。努力し続けられるかが鍵です。治五郎先生も言っています。努れば必ず達すです。応援しています。

  5年生の皆さん、卒業生はたった1回2時間しか練習できませんでしたが、素晴らしい姿で卒業していきました。皆さんも4月は最高学年です。我孫子で1番の6年生の姿「最高の姿」を見せてください。1年生から4年生の皆さん、「その学年最高の姿」を見せてください。(元気な返事が職員室まで聞こえてきました。)

  最後に、2年生、4年生は学級の友達にありがとうを伝えましょう。

 全校の皆さんは、担任やお世話になった先生方に感謝の気持ちを伝えて、今日を終わりましょう。

  それでは、4月6日まで元気に過ごしてください。

 

 児童会会長が、今年度の振り返りと来年度の抱負、そして、転退職する先生方へ立派な挨拶をしました。

  最後に・・・

 学校便りにも書きましたが、PTAバザーで購入していただいた、紅白幕と逆上がり補助板とベルマークでいただいたミシン3台とソフトバレーボール10個。心よりお礼を申し上げます。

 予測不可能な出来事が千葉県や我孫子市に起きましたが、地域の皆様や保護者の皆様の御協力で、無事に修了式を迎えることができました。ありがとうございました。

 自分大好き(自己肯定感) 学校大好き(総合表現活動・愛校心) 我孫子大好き(故郷を誇りに思う子の育成)に迫ることができた1年でした。

 ありがとうございました。

                                  校 長  山口 祐子

 

よい年をお迎えください

              人ととのかかわりで成長

2学期の始業式に、「今学期はたくさんの人と関わって成長しましょう。」と話をしました。一小っ子は、市内の音楽発表会や陸上競技大会で他校の児童の演奏や合唱を聞いたり、陸上競技で共に競い合ったりしました。また、修学旅行や林間学校では、ネイチャーガイドさん、ホテルの方やほうとうの作り方を説明してくださった施設の方等、たくさんの皆さんの支えがあって、無事に宿泊学習を終えることができました。

終業式近くに、いつも登下校を見守ってくださっている「子ども見守り隊」の方に感謝の手紙を書いた3年生がいます。その方がとても喜んでくださり、手紙を見せてくださいました。こんな一小っ子がいることをうれしく思います。

本校の研究、総合表現活動でも、たくさんの方とのふれあいがありました。

1年生・・・学校の中で先生方やお兄さんお姉さんから

2年生・・・まちの人 お店や施設の方から

3年生・・・先生方や昔一小に勤めていた方から

にこにこ・・教室の先生方や友達から

4年生・・・手賀沼課の方から

5年生・・・魅力発信室の方から 地域の方から

6年生・・・企画課や魅力発信室の方から 地域の方から  市長さん

学校以外のたくさんのみなさんにふれあい、かかわりあって、一小っ子は賢くなりました。

【逆上がり】

1学期は全校で340人→2学期末は400人へ  60人の子ができるようになりました。もう少しでできる子もたくさんいます。

体育委員会が主体的な活動で、「逆上がり教室」を開き、逆上がりの「コツ」を教えました。低学年、中学年、高学年と3回実施しました。

1 逆さ感覚   2 試行錯誤(思考力 判断力)  3 コミュニケーション力(教え合い)の3つの力を付けるために取り組んでいます。寒くなると鉄棒に触れません。来年は室内用の鉄棒が準備できたらと思っています。続けて努力してほしいと思います。

【2学期の振り返り~一部分抜粋】

1年生

じきゅうそうたいかいで、ながいきょりをはしりました。生まれてはじめてながいきょりをはしりました。おわったとき、じぶんでも「よくがんばったな。」とおもいました。

3年生

2学期は行事が多く、あっという間に終わった気がします。音楽祭では、さいしょに歌う曲を聞いたときは、曲が長くてむずかしそうなので、むりなんじゃないかと思いました。がんばって練習をしたら、だんだん歌しもおぼえられて、口を大きくあけて歌えるようになったので、がんばって練習をしてよかったと思いました。

5年生

体育委員会で逆上がり教室をやりました。来た人に教えるのはむずかしかったですが、この教室に来てできるようになった人がいると考えると、達成感を感じられ、頑張って教えたかいがあったなと思いました。

素直で一生懸命な一小っ子の2学期が終わりました。様々に御理解・御協力をいただき、ありがとうございました。

よい年をお迎えください。

                                     校長 山口 祐子

 

 

 

 

たくさんの人と関わる2学期に!

2学期がスタートして1週間が過ぎました。一小っ子は、元気に学習に生活に笑顔いっぱいです。

今日(9日)は、台風対応をありがとうございました。

荒天や地震・雷等の時は、「各家庭の判断」で登校させてくださいますようお願いします。遅れて登校しても遅刻にはなりません。

また、以下の3つを使い、複数で情報発信をする場合もあります。御承知おきください。

今朝は台風のため、メール配信が不可でした。

 1 文書配付

 2 スクールメール

 3 HP(ホームページ)のいずれか複数で情報をお知らせしますので、御覧になってください。

 

〇仕事をしているご家庭  〇在家庭等、様々な生活スタイルがあります。対応は「御家庭で」「ご近所にお願いして」「学校と連絡をとり合って」の3パターンが考えられます。地震や雷等、天災がいつ起こるかは、予測ができません。それぞれの場合に応じて、お子様の安全が守られるように協力し合いながら、考えていきましょう。

 

さて、2学期は、たくさんの「ひと もの こと」と関わり合って、コミュニケーション能力を高め、自分大好きな一小っ子を育てることに重点を置きます。「体験」と「言語活動」を大切に、指導を積み重ねます。ふれあい かかかわりあいつながりあうことで、成長を促します。まずは、交流を通して、お互いの違いやよさを認め合い、さらにレジリエンス(「乗り越える力」「つらいことから逃げない力」)を育み、しなやかでたくましい一小っ子育てにつなげてまいりたいと存じます。

今学期も、修学旅行・林間学校・校外学習、一小音楽祭、持久走大会等の行事で子どもを磨いていきます。PTAのイベント&バザーも楽しみです。

どうぞ、御理解・御協力、そして一小っ子の応援をよろしくお願いいたします。

 

                                   校 長   山口 祐子

 

 

自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子

        自分大好き 学校大好き 我孫子大好き  一小っ子

19日の金曜日に1学期が無事に終了しました。1年生84名を迎え、539人でスタートしました。今年度は、「自分大好き(自己肯定感の高い子に!) 学校大好き(愛校心) 我孫子大好き(学校教育目標の重点目標:故郷に誇りをもてる子どもの育成) 一小っ子」を合言葉に掲げ、様々な教育活動に取り組んできました。

終業式には、下記の話をしました。

1年生が6年生にいろいろなことを教えてもらい、立派な我孫子第一小学校の1年生になったことが、とてもうれしいことです。6年生が、「教えることがたくさんあって、大変だったけれど、1年生がどんどん覚えてすごいなと感じました」と振り返っていました。6年生、ありがとうございました。

今までの学校で、「歌をしっかりと歌える  挨拶と返事がきちんとできる 一生懸命に掃除ができる」子ども達は、勉強も頑張ることができました。一小っ子は、この3つがしっかりとできます。金メダルです。

先日、体育館に集合した時に、先生方がだれもいなくても、きちんと整列して、静かに待つことができました。力が付いた証拠です。素晴らしい姿でした。

14日には、県の陸上大会がありました。5人の選手は全力で頑張りました。決勝に残った友達のために、一緒にアップする姿が素敵でした。また、25日には吹奏楽部が県の吹奏楽コンクールに、26日には合唱部がNHK音楽コンクールに出場します。練習の成果を発揮して、頑張ってほしいと思います。

夏休みの過ごし方は、生徒指導の先生が話します。怪我や事故に巻き込まれることなく、楽しい休みを過ごしてください。

振り返りの作文

【1年生】

ひらがなのれんしゅうをがんばりました。「あ」や「な」がむずかしかったです。でも、だんだんじょうずになっておおはなまるがもらえるようになりました。

いちりんしゃののりかたを6ねんせいがやさしくおしえてくれました。2がっきはくうちゅうさかあがりもがんばりたいです。

うんどうかいがいちばんたのしかったです。おうえんだんのおにいさん、おねえさんは、こえがおおきくてすごかったです。50めーとるそうで、1いになれてうれしかったです。

【3年生】

1学期がんばったことは2つあります。1つは運動会です。おたすけつなひきをがんばりました。先頭だったのでがんばりました。2つめは、ホウセンカの水やりです。毎日水をやって、虫に食べられても負けないように育てていきたいです。

【5年生】

1学期は高学年としての生活が始まり、新しいことがたくさんありました。1つ目は部活動です。秋の市内大会では総合3位に入ることが目標です。2つ目は、委員会活動です。企画委員会の1学期の大仕事はなかよし集会でした。全校の仲がよくなるように、2つのゲームを企画し、大成功に終わりました。3つ目は、勉強です。家庭科です。調理実習では、自分たちで準備から片付けまでをやって、調理の楽しさと大変さを知りました。2学期の林間学校では、クラスのみんなと協力して、楽しい思い出をつくりたいです。

1学期の御理解と御協力に感謝いたします。ありがとうございました。

                            校 長   山口 祐子

 

平成から令和へ

3年目となります山口です。今年度は、自己肯定感の高い、伝統校我孫子第一小学校や豊かな地域資源を
誇りに思える一小っ子を育成していきたいと考えます。下記の経営の方針にそって、様々に工夫して
取り組み、授業改善や楽しい行事等で、子ども達を磨き鍛えていきたいと思います。

 

 

      平成31年度我孫子第一小学校学校経営方針

(1)学校教育目標

     「豊かな心で、たくましく生きる子どもの育成」

(2)目指す学校像  「希望の登校、満足の下校」

  ・希望とは・・・お互いを認め合う学校

  ・満足とは・・・楽しく学習・生活できる学校 

(3)目指す子ども像

・確かな学力を身に付けた子

・強い意志と責任感を持ち、たくましい体力と忍耐力のある子

・働くことや奉仕することを大切に考え、自ら実践していく子

・豊かな心で誰とでも仲良くでき、互いに磨き合う子

地域の自然と文化を大事にし、故郷に誇りをもてる子・・・研究・研修

(4)目指す教師像

<児童理解・児童や保護者との人間関係づくり>

・傾聴し、丁寧に対応できる教師   ・心温かく、子どもと遊ぶ教師

・誠実で信頼される教師       ・子どもの自己実現のために指導・支援できる教師

・地域を大切にする教師

(5)本年度の学校経営の重点


29年度 合言葉:やる気 根気 元気 はたらき 

30年度 合言葉:チャレンジ!!一生懸命がかっこいい

31年度 自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子

 

                       ↓

学年目標

 

① 学校を心地よい居場所にする

・全ての子ども達に心地よい居場所をつくる。行事を通して子どもを磨く。「どの子

 にも出番」をつくる。

・挨拶・返事を徹底する。反応のある子どもを育てる。

・教職員は、意欲とプロセスを大切に指導・支援する。

・教職員は、同僚性を生かしながら切磋琢磨しながら高め合う。

② いじめ問題に速やかに対応する

・「我孫子第一小学校いじめ対策基本方針」を策定し、計画的に全職員でいじめの防

止に努める。

・「いじめを絶対に許さない」をスローガンにして全校で取り組む。

・「いのち こころ からだ」の学習を実施すると共に特別の教科道徳を大切に行う。

自分も他人も大切にできる一小っ子を育成する。

③ 主体的・対話的な深い学びの研究を更に推進する

「地域に誇りをもてる一小っ子」を育てる。その為、手賀沼や鳥などの自然、文人や芸術家などの文化等の恵まれた地域教材を生かしながら、見通しをもたせ、「主体的・対話的で深い学び」の研究を更に深める。

・目標(目指すゴール)を明確に「評価」を大切にしていく。中間発表や振り返りを充実させながら、自分が付けた力を自覚できるようにする。

④  異学年縦割り交流活動を充実する

・交流遊びを充実させる。

・「一小なかよし祭り」は兄弟学年・学級との交流を目的とした活動とする。

⑤  特別支援教育を教育の柱とする

・配慮を要する子どもには「ないと困る」支援であり、普通学級の子どもにも「あると便利な支援」を増やすようにしていく。ユニバーサルデザイン

・「にこにこ教室」「ことばの学級」との交流を温かなものにしていく。

・心の教育相談室や関係機関との連携を密にする。

 ⑥ 開かれた学校を推進する

・学校評議員会議、教育ミニ集会、授業参観、学校行事や学校便り、ホームページ、スクールメールなどを通して学校から積極的に情報を発信し、家庭・地域社会との連携を大切にする。

・地域の夏祭り(八坂神社の子ども祭り)等には職員も積極的に参加する。

  心身共に健康でゆとりをもち、子どもと向き合える環境づくりをする。

  ・各自が目標申告にて、業務内容の工夫を掲げるとともに、勤務時間を自己管理する。

  ・学校評価にて検証する。

  ・一斉退勤日(木曜日18:00まで)・ノー部活デイ(木曜日)の完全実施。

 ⑧ 信頼される学校(教職員)目指す

・不祥事は絶対に起こさない・見逃さない。

・「チーム一小」を全職員で常に自覚し、お互いを尊重しながら、何でも自由に話せる環境づくりをしていく。

 

          


学校教育目標

                  ↓

             希望の登校 満足の下校

                  ↓

         自分大好き 学校大好き 我孫子大好き 一小っ子

                  ↓

                学年目標

                  ↓

                学級目標

 

 

   H31 第一小 グランドデザイン.pdf

   

 


30年度の御協力に感謝します

                子ども達の可能性は無限大

これは、ベテラン教員の言葉です。この言葉を様々な教育活動の中で、一小っ子が感じさせてくれました。
年度はじめに配付した経営の方針に従って、1年間子ども達を磨き鍛えてきました。学習・生活・部活動・
行事・遊び等、様々な機会を通して、「チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!」の合言葉を投げかけながら、
目標を立て、地道にコツコツ努力することの大切さを学ばせてきました。

また、総合表現活動では、総合的な学習の時間や生活科の「体験」をもとに、国語科で相手意識や目的意識を
しっかりともたせ、「自分なりの表現」をすることができました。6年生は、パネルディスカッションのあと、
我孫子市長さんに「みんなでつくろう 夢いっぱい あびこプラン」を届けることができました。最後は、
市長さんから返事をいただきました。大単元が充実したものになりました。1年生は6年生に「学校ものしり
はかせ」としてクイズを出したり、5年生は6年生に自分たちで作成した「我孫子検定」を解いてもらったり
しました。2年生は「町のすてき」を1年生に紹介しました。3年生は創立記念式典で「一小のたからもの」
を発表しました。4年生は、自分たちで調べて作り上げた手賀ブックを水の館に展示し、市民に読んでいただ
きました。にこにこ学級は、にこにこセーフティ!~あんぜんはかせになろう~で、友達に安全クイズ大会で
紹介したり、安全カルタの読み札づくりをしたりして力を付けました。教師がカリキュラムを工夫し、付けたい
力を明確にもって取り組んだ研究・研修が子どもの学ぶ意欲を向上させ、笑顔いっぱいの学習を行うことがで
きました。学校としては、文部科学大臣表彰をいただくことができました。

今後ますます子どもの資質能力を向上するために、地域資源を活用して学びを深めていきたいと思います。

30年度は、逆上がりに取り組み、当初は達成率が53.8%でしたが、3月には67.5%になりました。
逆さ感覚・試行錯誤(思考力・判断力等)・コミュニケーションづくりの3要素を大切に、31年度もチャレ
ンジします。

道徳の教科化や「いのち こころ からだ」の学習・思春期講座等、豊かな心を育てる教育にも引き続き取り
組んでいきます。

今年度、たくさんの御理解と御支援を賜りましたこと、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
31年度もよろしくお願いいたします。
                                     校長 山口 祐子

3学期スタート

        新年明けましておめでとうございます

転入生を3年生に迎え、「549人」の一小っ子の3学期がスタートしました。
我孫子市新春マラソン、書き初め大会、縄跳び大会、「いのち こころ からだ」の学習、
6年生は思春期講座や小中一貫の日(白山中学校へ行き、生徒会の話を聞き、授業体験をして、
部活のリーダーから活動内容の説明を受けます。)が予定されています。また、校長室での
会食も7グループあります。一つ一つ、大切に取り組んでいきたいと思います。

さて、代表3人の「抱負」を紹介します。しっかりと目標をもっていて、立派です。
各学級でも、3学期のめあてを書きました。「チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!」
【2年生】
2学期は、国語の作文、たし算・かけ算、図工の絵の入選、持久走大会、町探検の紹介(1年生に)
一小音楽祭等、頑張りました。3学期は、仲良くなった3組のみんなと協力して、よい思い出を
つくっていきたいと思います。

【4年生】
1つめは、なわとび大会で、去年より1つでも多くの技ができるように練習を重ねます。長縄も
みんなと協力していい結果が残せたらうれしいです。2つめは、算数のかけ算とわり算の筆算に
力を入れたいです。3学期もくり返し問題を解いて頑張ります。もうすぐ5年生、生活面でも
低学年の手本になれるように頑張ります。

【6年生】
1つめは、なわとび大会です。積極的に練習に取り組み、まだできたことがない技にチャレンジして
成功させたいです。大縄跳びでは、クラスの心を一つにして、昨年の記録を超えられるようにがんばり
たいです。最後の大会なので、悔いが残らないように頑張りたいです。2つめは、卒業式です。送る側から
送られる側へ。あまり実感がわいてきませんが、最高学年にふさわしい態度で臨みたいです。3つめは小学校
での日常です。小学校での思い出を一つでも多くつくりたいです。思い出をつくるために、今まで挑戦して
いなかったことにチャレンジして、一生懸命に取り組み、3学期も楽しい学校生活を送りたいです。

目標をもって、チャレンジすること。
係や委員会の仕事にしっかりと取り組むこと。その中に「自分たちが工夫して考えた取り組み」を入れること。
の2つを話しました。素直で一生懸命な549人を応援していきます。今学期も御理解・御協力をよろしく
お願いします。
                               校長 山口 祐子

2学期が終わりました!

       チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!
「希望の登校・満足の下校」は我孫子第一小学校の合言葉です。
このような姿になるために、29年度は「やる気 根気 元気 はらたき」の木を大きく成長させ
よう!と投げかけました。
今年は、「チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!」を掲げ、様々な学習や行事の時に、意識させて
きました。一小っ子は、素直で優しく、いつも「自分の目標」に向かって頑張りました。
終業式の代表の振り返り作文を紹介します。
【1年生】
一小音がくさいをがんばりました。さいしょは、きれいなこえがでなかったけれど、だんだん口が大きく
あけられるようになって、きれいなこえがだせるようになりました。みんなでうたうのは、とてもきもちが
よかったです。さん学きにがんばりたいことは、あさ早くおきることとなわとびです。

【3年生】
わたしの二学期の思い出は、校外学習のことです。山に登るのがはじめてだったので、ドキドキしていました。
バスからおりて、山に登りました。とてもつらかったけど、楽しかったです。~略~下山はケーブルカーに
乗りました。け色がとてもきれいでした。今度はかぞくといっしょに登りたいです。3学期もいろいろなことに
ちょうせんしてみたいです。なわとびのうしろがえしとびができるようにがんばります。中学年じゅん名人に
なりたいです。

【5年生】病気で欠席のため、担任が代読しました。
1つめは、一小音楽祭です。高学年になり、初めてのクラス合唱。二組は「きっといつかはぼくだって」という
歌を歌いました。ぼくは指揮者を務めました。特に難しかったことは、ソプラノとアルトが分かれるときやサビ
の部分です。みんなが歌いやすいように、ソプラノの方を向いたり、アルトの方を向いたりしました。なかなか
あわない時もありましたが、最後までやり抜きました。このように失敗しながらもみんなで練習を重ね、成功
でき、よい経験になりました。~略~

2学期身に付けた力を土台に、3学期も一生懸命な姿を見せてほしいと思います。1月中旬開店予定の
学校近くのコンビニエンスストアが、子ども達の安心・安全を守るために、協力してくださいます。
交通事故やけがに気を付けながら、楽しい年末・年始をお過ごしください。

                               校長 山口 祐子

ホップ ステップ ジャンプ

   ホップ ステップ ジャンプ

2学期がスタートしました。
元気な一小っ子の姿が、体育館にそろいました。姿勢も話の聞き方も忘れてはいません。今年の夏は、大変な猛暑でした。
サマーサポートスクール、個人面談、部活動、飼育活動等で、たくさんのご配慮をいただきましたこと、心より感謝
を申し上げます。熱中症対策は、今後も必要です。ご協力をお願いします。

夏休み中には、器楽部と合唱部のコンクールがありました。練習をコツコツと積み重ね、もてる力を存分に発揮しました。
応援をありがとうございました。次の目標をもって、更に素敵なハーモニーづくりに励んでほしいと思います。

PTAバレーボール大会では、準優勝を手に入れ、久しぶりの「東葛飾大会出場」となりました。大変うれしく思います。

さて、今日は、2年生・4年生・6年生が代表して「2学期の抱負」を発表しました。
【2年生】
1 持久走   2 一小音楽祭   3 算数の勉強
皆さんの目標は何ですか?
【4年生】
1 持久走   2 一小音楽祭   3 係活動
2学期の学級委員の経験を生かして、実行委員等にチャレンジしたい。
【6年生】
1 修学旅行の思い出づくり  2 市内陸上大会  3 持久走大会
どの行事も最高の結果で終われるように何事もあきらめず、頑張りたい。

「チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!」
2学期も学習や行事を通して、一小っ子の力を伸ばしてまいります。

学校便りの裏面に、1学期末のアンケートでいただいた防犯注意箇所を示しました。お子様と話し合ったり、現地確認をされたり
しながら、安心・安全に過ごしていただきますよう、お願いします。 

1学期の御協力に感謝!

       チャレンジ!一生懸命がかっこいい!!

猛暑が続き、子ども達の体調が心配された2ヶ月でした。どの学年も、自分の目標をもって、一生懸命に努力する姿が見られました。

終業式には、次のような話をしました。

にこにこ学級・・・担任の話をしっかりと聞いて、一人一人が大きく力を伸ばしました。高学年が低学年にやさしく教える姿が見られました。
1年生・・・学習、生活や遊びで「なかよく」「元気」に過ごしました。
2年生・・・1年生にやさしく学校案内。立派な2年生の姿でした。
3年生・・・チョウの学習では、「1つのいのちの誕生」の重さを感じました。
4年生・・・手賀ブックづくりでは、手賀沼課の方の話や船上見学等を基に、一人一人が真剣に取り組みました。
5年生・・・委員会活動が始まり、態度や顔つきも高学年らしくなりました。7月30日からの林間学校で、たくさんの体験を通して、成長して欲しいと思います。
6年生・・・「一致団結 みんなの心が一番大事」運動会での三国演武、応援合戦、3年生とブラあびこ、委員会活動、部活動等、「最高の姿」を見せました。

西日本の豪雨から2週間が過ぎ、亡くなった方200人、避難所で生活されている方4500人、行方不明の方13人。猛暑の中で、復興作業が続いています。

関東でも、連日の気温の上昇で、熱中症になる方が多数出ています。また、雷・豪雨・地震・火事・交通事故等、どんなことが起きるのか予測がつきません。ですから、西日本の皆さんの苦しい現状を他人事と思わず、大人も子どもも「心の構え・準備」が大切です。

自分で気をつけることで、防ぐことができることもたくさんあります。自転車やローラーブレードの乗り方に気をつけましょう。川、海やプールでの「水」の事故も気をつけて下さい。

雷、豪雨や地震については、お家の人と話し合い、「~の時は~する。」という約束をしておくこと。避難訓練を思い出し、自分で考えて行動すること。お家の方と確かめた学区の危険箇所に近づかないこと等、十分に注意しましょう。

頑張る皆さんの姿を見て、応援することができたことをとてもうれしく思います。

学校ではできない体験をいっぱいして、また2学期の始業式に元気であいましょう。

保護者の皆様、1学期もPTA活動や各学級の学習参観・懇談会や行事への参加協力等、たくさんの御支援をいただきました。おひさまの皆様、読み聞かせをありがとうございました。
地域の皆様にも、子ども達を温かく見守っていただきました。見守り隊の皆様、毎日ありがとうございました。
心より、感謝を申し上げます。
暑い毎日が続きます。お身体に気をつけてお過ごし下さい。ありがとうございました。

                             校長 山口 祐子

チャレンジ!!一生懸命がかっこいい!

平成30年度がスタートしました。昨日は、新しい友だちや担任との出会いの日でした。今日2日目は、御家庭の
都合で欠席されてるお子さん1人以外、「全校全員」が出席です。大変うれしく思います。
さて、印刷物でも配付させていただきましたが、1年間下記の経営の方針に沿って、学校づくりをしていきたいと
思います。御理解・御協力をよろしくお願い致します。

         平成30年度我孫子第一小学校学校経営方針

(1)学校教育目標

「豊かな心で、たくましく生きる子どもの育成」

(2)目指す学校像  「希望の登校、満足の下校」

  ・希望とは・・・お互いを認め合う学校

  ・満足とは・・・楽しく学習・生活できる学校 

(3)目指す子ども像

・確かな学力を身に付けた子

・強い意志と責任感を持ち、たくましい体力と忍耐力のある子

・働くことや奉仕することを大切に考え、自ら実践していく子

・豊かな心で誰とでも仲良くでき、互いに磨き合う子

・地域の自然と文化を大事にし、故郷に誇りをもてる子

(4)目指す教師像

<児童理解・児童や保護者との人間関係づくり>

・傾聴し、丁寧に対応できる教師   ・心温かく、子どもと遊ぶ教師

・誠実で信頼される教師       ・子どもの自己実現のために指導・支援できる教師

・地域を大切にする教師

(5)本年度の学校経営の重点

29年度 合言葉2:やる気 根気 元気 はたらき 

30年度 合言葉2:チャレンジ!!一生懸命がかっこいい

① 学校を心地よい居場所にする

・全ての子ども達に心地よい居場所をつくる。行事を通して子どもを磨く。「どの子

 にも出番」をつくる。

・挨拶・返事を徹底する。反応のある子どもを育てる。

・教職員は、意欲とプロセスを大切に指導・支援する。

・教職員は、同僚性を生かしながら切磋琢磨しながら高め合う。

② いじめ問題に速やかに対応する

・「我孫子第一小学校いじめ対策基本方針」を策定し、計画的に全職員でいじめの防

止に努める。

・「いじめを絶対に許さない」をスローガンにして全校で取り組む。

・「いのち こころ からだ」の学習を実施すると共に特別の教科道徳を大切に行う。自
    分
も他人も大切にできる一小っ子を育成する。

③ 主体的・対話的な深い学びの研究を更に推進する

「地域に誇りをもてる一小っ子」を育てる。その為、手賀沼や鳥などの自然、文人や芸術家などの文化等の恵まれた地域教材を生かしながら、見通しをもたせ、「主体的・対話的で深い学び」の研究を更に深める。

・目標(目指すゴール)を明確に「評価」を大切にしていく。中間発表や振り返りを充実させながら、自分が付けた力を自覚できるようにする。

④  異学年縦割り交流活動を充実する

・交流遊びと交流給食を充実させる。

・「一小なかよし祭り」は兄弟学年・学級との交流を目的とした活動とする。

⑤  特別支援教育を教育の柱とする

・配慮を要する子どもには「ないと困る」支援であり、普通学級の子どもにも「あると便利な支援」を増やすようにしていく。

・「にこにこ教室」「ことばの学級」との交流を温かなものにしていく。

・心の教育相談室や関係機関との連携を密にする。

 ⑥ 開かれた学校を推進する

・学校評議員会議、教育ミニ集会、授業参観、学校行事や学校便り、ホームページ、スクールメールなどを通して学校から積極的に情報を発信し、家庭・地域社会との連携を大切にする。

・地域の夏祭り(八坂神社の子ども祭り)等には職員も積極的に参加する。

 ⑦ 信頼される学校(教職員)目指す

・不祥事は絶対に起こさない・見逃さない。

・「チーム一小」を全職員で常に自覚し、お互いを尊重しながら、何でも自由に話せる環境づくりを
していく。
                             校長 山口 祐子

第一小学校 グランドデザインはこちらです。
ぜひご覧ください。
我孫子第一小学校 グランドデザイン.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希望の登校 満足の下校

                   29年度を振り返って

学年末休業に入って3日が過ぎました。昨年着任したときには、桜が咲いていませんでしたが、
今年は3月27日満開です。美しい桜を愛でながら、フラワーロードを歩く幸せな時間があります。
全員が元気に29年度を修了できましたのも、保護者や地域の皆様のお陰と、心より感謝を申し上げます。

子どものいない教室、異動のある先生方の荷づくり・・・別れと出会いの季節がやってきました。

今年度は、豊かな心でたくましく生きる子どもの育成という教育目標を達成できるよう、
合言葉を「やる気 根気 元気 はたらき」としました。4本の「木」を学習や行事を通して
大きく育てるために、教職員は様々な手立てを工夫し、教育活動を展開してきました。

教師 1 わかって楽しい授業づくり   2 特別支援教育の充実
   ・体験活動と言語活動を関連させながら、本校独自の「総合表現活動」を通して、生きてはたらく表現力の
              育成に努めました。教科を横断的に関連させることで、各学年に応じた表現力が高まりました。
   ・学力テスト等では、思考力・判断力・表現力いついては、十分な成果が見られましたが、基礎・基本の
    定着については課題が残りました。30年度の教育計画の中で、改善出来るように取り組みたいと考えて
    います。
   ・特別支援教育については、コーディネーターを中心に「校内委員会」でケース会議をしながら、困り感の
    あるお子さんや保護者を支え、東葛飾教育事務所や教育研究所のアドバイザーからアドバイスを受けながら
    進めて参りました。
   ・来年度も交流のもちかたを工夫しながら、双方向に価値あるものとしていきたいと思います。

児童 1 あいさつ 2 清掃 3 歌声 4 靴傘 5 時間を守る 6 外遊び 7 整理整頓
   ・挨拶については、各学級で目標と到達基準を決め、「主体的に」できるよう工夫しました。子ども達の
    意識が高まる様子が見られました。引き続き、保護者や地域の皆様にも御協力いただきたいと思います。
   ・歌声は、一小音楽祭の練習で付けた力が持続しました。その力を各月の全校朝会、式や卒業式で発揮する
    ことができました。
   ・整理整頓や時間を守ること等、教職員の指導が素直に入る一小っ子です。メリハリのある生活態度でした。
    6年生と1年生ペアの掃除の取り組みがほほえましかったです。

日々の学習の積み重ねと「行事」で付ける力を意識し、目標をもって取り組んだ結果、大きな成果が見られました。
課題については、30年度に生かして参ります。
29年度の一小っ子の成長に大きな拍手を贈ります。御協力ありがとうございました。

                                     校長 山口 祐子

卒業・進級を目指して

    あけましておめでとうございます
3学期がスタートしました。
30年も「希望の登校 満足の下校」になるよう、教職員一同力を合わせて教育活動を行ってまいります。
終業式には、家族の一員として「仕事」をしてくださいと話しました。どの子も、大掃除などで、自分の分担を
頑張ったことと思います。

早いもので、6年生は卒業までに50日を切りました。

3学期は、進級・卒業に向けて、「巣立ち  自立  感謝の心」をキーワードに、学習や行事を通して、
最後のまとめに向かいたいと思います。

今日の始業式では、3人の児童が抱負を述べました。
2年生
・書き初め大会、縄跳び大会、学習参観の発表の3つを頑張るそうです。「3学期は自分から手を挙げて
 たくさん発表できるようにします。

4年生
・陸上部、勉強、生活を頑張るそうです。インターバルは大変です。それでも、「自分の足が速くなる。」と信じて
 練習します。

6年生
・書き初め大会、部活動、卒業に向けての準備をすることを頑張るそうです。残りの日数は48日です。一日一日を
 大切に過ごしたいです。6年間の思い出が詰まった呼びかけを考えたり、97人で体育館いっぱいに広がる
 卒業の歌を創り上げたいです。

3人のように、一人一人がしっかりと目標に向かって歩める3学期にしたいと思います。
しっかりと足跡を振り返り、進学や進級につなげていきたいと思います。

今学期も御協力をよろしくお願いします。 
                                      校 長  山口 祐子

充実した2学期

      

    やる気 根気 元気 はたらき の「木」の成長

2学期が終了しました。
校外学習、一小音楽祭、こども県展へ向けて書いた「自分の一作」、持久走大会・・
たくさんの行事を通して、一人一人が輝き、力を付けた2学期でした。

また、文部科学省から、「新たな学びに関する教員の資質能力向上のためのプログラム」をつくるために、
本校と我孫子中学校が実践フィールド校として、3年間の指定を受けていました。今年度はその3年目で、11月
22日に研究の成果を公開研究会として発表しました。
全国で11箇所で研究が進められました。その中で本校の「総合表現活動」がこれから各学校で新たな学びを考える時の一助となれば、うれしく思います。

次期学習指導要領のスタートのために、様々な準備がされています。これからの予測不能な時代の中で、自分の考えをしっかりともち、多くのひと・もの・ことと繋がりあって、協働して生き抜く力を身に付けられる教育が望まれます。

我孫子第一小学校では、恵まれた地域教材を生かして、「総合的な学習の時間と国語科」「生活科と国語科」を
教科横断的に(相互に関連させながら)学習することによって、「生きてはたらく表現力」を身に付けさせるために
単元の指導計画を工夫して取り組んできました。相手(誰に伝えるのか)や目的(何のために伝えるのか)を大切に1時間1時間を積み重ねました。
子ども達の瞳が輝き、意欲的に学習する姿が見られました。3学期もこの意欲を大切に育ててまいりたいと思います。

また、21学級全校で取り組んだ挨拶運動。自分達で目標と達成の基準を決め、帰りの会で振り返りをしました。朝、子ども達から「進んで」挨拶ができるようになり、大きな成長でした。気持ちよい挨拶で一日をスタートすることができました。

最後に、終業式では35人の奉仕部に感謝状を渡しました。10月11月。毎朝、竹箒をもって、フラワーロードをきれいに掃いた奉仕部員。「環境が人を創る」「人が環境を創る」。我孫子の小学校で本校だけにある自慢の奉仕部です。

2学期のご協力に感謝を申し上げます。30年もよろしくお願いいたします。

                        校 長 山口 祐子

幹太く枝葉を茂らせる2学期に!!

             2学期スタート

 長い夏休みが終わり、一小っ子が元気に夏休みの作品を抱えて登校しました。

  生徒指導主任が終業式に「3つの車には乗りません。」と話しました。パトカー・救急車・知らない人の車です。この約束を守って、規則正しい生活を送ったので、今日元気な子ども達と会うことができました。普段学校では味わうことができない経験や体験をして、心と体に大きな力がついたように思います。身長が伸び、色も黒くなって、たくましくなりました。各家庭の御協力に感謝を申し上げます。

 夏休みには、5年生が林間学校を体験し、自分たちの決めた目標に向かって立派な態度で二泊三日を過ごしました。係の仕事にしっかり取り組んだり、班の友達に気配りしたり、しおりを読み込んで時間を守ったりと、大きな成長が見られました。来週は6年生の修学旅行、続いて各学年の校外学習があります。周りの人に迷惑をかけず十分に楽しみながら、しっかりと「公衆道徳」を身に付けさせたいと思います。

 また、8月の上旬には「おやじの会」の計画にお母様方が協力してくださり、学校でのキャンプが行われました。水鉄砲・肝試し・プラネタリウム・・と続き、最後は一人一人が花火を楽しみました。お父様方の力作「ナイアガラの滝」は最高にきれいでした。夕方までの参加が100名。その中で宿泊したお子さんが30人もいました。素敵な笑顔が見られました。子ども達のために企画・運営をありがとうございました。

 8月下旬に行われた第10回あびこカッパまつりにも50名の一小っ子が参加しました。秋田県の例を学校便りに載せましたが、地域の行事に参積極的に参加すること(学校と家庭・地域が連携すること)は、学力の向上にプラスに働くようです。

 さて、2学期は一番登校日数が長い学期です。サッカーの日本代表がワールドカップロシア大会の切符をつかんだように、我孫子第一小学校の全員が「2学期のやる気 根気 元気はらたき」の目標をしっかりと立て、それに向かって粘り強く努力してほしいと思います。

 最後に、11月22日には、研究・研修の公開授業が行われます。教職員が一丸となって「故郷我孫子を愛する一小っ子」「生きてはたらく表現力育成」のために頑張って研修を重ねています。探検等でお力を貸していただくこともあると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

                                      校長 山口 祐子

 

 

1学期

       学習や行事で付けた力
1学期が終了しました。子ども達は様々な行事を通して、「力を出す・力を合わせる・力を抑える」ことを
学びました。体験は全ての礎と言います。こんなに近くで見ている一小っ子の伸びが実感できたことをうれ
しく思います。

学校便り7月号の裏面で、1~6学年と特別支援学級の授業研究の様子をお知らせしました。
本校では確かな学力を身に付けさせるために!
1 主体的・対話的で深い学びを推進すること
2 地域の自然と文化を大切にし、故郷に誇りを持てる一小っ子を育成すること
3 国語科と生活科や総合的な学習の時間の横断的な単元づくりに取り組み、「総合表現活動」と名付け
  【生きてはたらく表現力】の育成をすること
に力を入れて、授業研究を行って参りました。

11月の公開研究会では、我孫子第一小学校の考えた「深い学びの姿」をご覧いただけるよう、夏季休業中に
研究・研修をさらに充実させ、指導方法の工夫改善に取り組んで参りたいと思います。

総合表現活動の学習を成立させるためには、何でも言い合える支持的風土の学級づくりが大切です。
これからも子ども達の「こころ」を耕しながら、学級経営に努めていきたいと思います。

終業式には、日野原名誉院長の話をしました。
60歳近くでハイジャックの人質になり、解放された時に「人のために時間を使うこと」を決意されたこと。
105歳まで生涯現役。いのちの授業や高齢者の心と体の健康指導を積み重ねた先生の「生き様」から
学ぶことがたくさんあります。

「いのちは一人一人が持つ大切な時間」・・・市内の養護教諭が作成した「いのち こころ からだ」の
5年生の指導内容は、日野原医師のこの言葉がキーになっています。大切にバトンを繋いでいきたいと
考えます。

5年生は25日から林間学校に行きます。また、PTAバレーボール(7/30・8/20)
かっぱ大行進(8/26)が予定されています。応援や参加をよろしくお願い致します。

1学期の御理解御協力に感謝を申し上げます。どうぞ事故なく、けがなく、楽しく充実した夏休みを
お過ごし下さい。
                         校 長  山口 祐子

チーム一小で一小っ子を育てる!

我孫子第一小学校に着任して一ヶ月が過ぎようとしています。566名の子ども達が学習や生活を
その学年なりにしっかりとスタートすることが出来ました。
先日行われた「総会」でもお話しましたが、今年度は、以下の重点に沿って教育活動を進めてまいり
ます。

「安心・安全」を大切に、「希望の登校・満足の下校」を心掛け、学校教育目標達成にために
47名の教職員が一丸となって、一小っ子を磨き鍛えます。

教育目標
   豊かな心でたくましく生きる子どもの育成
29年度
      「やる気 根気 元気 はたらき」4本の木を大きく成長させる。
そのため大切にすること
     教職員・・・ 1 わかって楽しい授業づくり     2 特別支援教育の充実
     児童・・・・ 1 あいさつ  2 清掃  3 歌声  4 靴と傘をそろえる
            5 時間を守る 6 外遊びをする    7 整理整頓

知・徳・体の重点については、今後少しずつお伝えしてまいります。
一小っ子の頑張りを少しずつアップしてまいりますので、給食の献立と共に「新着情報」を
ご覧下さい。

29年度ご協力の程、よろしくお願いします。
                              山口 祐子

ゲーム依存症

子どもがスマホに触れ始めた年齢は、47%が2歳以下である。

ほぼ毎日スマホに触っている子どもは、31%である。

3歳の子どもが、親の指の動きを見て覚え、画面ロックのパスを知った。

数日前の読売新聞の記事です。

母親が家事で忙しい時、子どもにスマホやタブレットを与えておくと家事がはかどります。

取り上げると癇癪を起こすのでなかなか取り上げることができなくなってしまうそうです。

 

電車の中でも、ほとんどの客は腰掛けてスマホを操作しています。

スマホをいじっていない人の方が圧倒的に少ないのが現実の大人の世界です。

「スマホを持ってないと仲間と繋がれない」のが中学生・高校生の現実です。

もう、私達は機械を利用しているのではなく、縛られているように思えます。

では、身近の子ども達の現実はどうでしょうか。

 

 我孫子市内の小中学校でも同じような問題は実際起きています。

スマホを使ってのゲームを毎日、何時間もする子どもがどの学校にもいます。

スマホのゲームが生活の中心となっている子です。

ゲーム依存症です。

ゲームなしではもう生きていられなくなってしまった子どもです。

中学生の中には、心療内科の病院に強制入院させて治療をしなければならない子も出てきました。

小学生でもゲームから引き離す為、キャンプに1週間参加させる子もいます。

この現実を私たち大人は、どう考えたらいいのでしょうか。

子どもの問題は、突き詰めれば大人の問題でもあります。

テレビのコマーシャルでは、新しいスマホゲームの宣伝がやたらと多いです。

あれだけテレビで宣伝され、仲間が楽しそうにやっていたら「やるな」と言う方が難しいです。

ゲームを始めると次第に夢中になります。ゲームを達成すると脳からドーパミンがどんどん出てきます。ワクワクし、高揚感に満ちてきます。

そして更に、脳がゲームの刺激を求めるようになります。

際限なく刺激を求めると同時に、他の活動(学習や運動、規則正しい生活等)への興味が薄れてきます。

ゲーム中毒の子どもの脳は、麻薬中毒の人の脳と似ているとも言われています。

 

アメリカで「スマホ18の約束」という文書があります。

ある母親とその子どもとの約束した内容です。

とても分かり易く書かれ、何が本当に大事なのかを考えさせられます。

一部を紹介します。

〇このスマホは私が買ったのよ。あなた(息子)に貸しているだけです。

〇パスワードは私が管理しますよ。

〇学校に持って行ってはいけません。メールする友達とは直接お話しなさい。

 会話は人生のスキルです。

〇お友達に面と向き合って言えない言葉はメールで送ってはダメよ。

〇時々、スマホは家に置いていきなさい。携帯は生き物でもあなたの一部でもないの。

 これなしでも暮らしていけるのよ。取り残されるのを恐れず、器の大きい人間になりなさい。

〇約束を守れなかったら没収します。もう一度使い方を話し合い、はじめからやり直しましょう。

 

 

もう一人の自分発見

 「座」という漢字をよくみて下さい。

この漢字は、土の上で人と人とが対面している様子を象形文字として描かれています。

一人は「現実の自分」であり、もう一人は「見えざる自分」が対面して座っているのです。人は常にもう一人の自分と対話しています。私など常に「これで本当にいいの」「まぁ、いいか!」「なんでもっとしっかり準備をしておかなかったのだろう」時には「速く忘れてしまおう」ともう一人の自分との会話が延々と続きます。本当の自分はどこにあるのかと思ってしまうこともあります。

 教育とは、もう一人の自分を発見させることにあるとも言われます。

子ども達は、まだまだ全ておいて未熟であり経験不足であり、自己確立ができていません。

小学校時代は、自分づくりに必死な時期だと思います。

自分は本当は頭がいいのか。やればできるのに努力をしていないだけなのか。

自分は本当は運動が好きなのか。上手だと煽てられていることに気づいていないのか。

自分は本当は性格がいいのか。他人から「いい人ね」と言われたいだけなのか。

 自分の中にもう一人の確かに信じられる自分を持っている人は、強いと思います。

もう一人とは、きっと「自分の中の見張り番」でもあるからです。

人は、自分のことを自分で管理しなければ生活できません。家や学校でも親や先生や友達に厳しくアドバイスをもらえる時はいいです。しかし、いつも見張り番がいるとは限りません。

人間は弱いです。

手を抜きたい。サボりたい。楽をしたいと思ってしまいます。

大人になるとは、厳しいもう一人の自分を作っていくことなのかな、とも思います。自分としっかり向き合い、もう一人の確かに信じられる自分と対話していく。

対話していく中で、価値ある本物の自分が作られていく。

心が成長することです。

 諺の一つに「人には優しく、自分には厳しく」があります。

まさしく、もう一人の厳しい自分が甘い自分を諫めているのです。

自分のことは、自分自身が一番分からないし、知らないとも言われます。

小学生の子どもには、日々の生活の中で「僕もやればできるんだなぁ!」「私にはこんな力が実はあったんだ!」「自分をうんと褒めたい!」という場面をいっぱい作ってあげることが大事だと感じています。そのために、数多くの色々な経験(学習・スポーツ・習い事等)をさせることがその第一歩のような気がします。

より多くの厳しい自分・意外性を持った自分・不思議な自分と出会えるような環境を作ってあげたいものです。

私は還暦を迎えて、「人生の尺度」を自分で持つことが必要だと感じています。

この歳になると、自分は自分、他人は他人と割り切ることの大切さも実感してきています。

 

 

人生100年の時代 ~子ども達の生き方~

2007年(平成19年)生まれの子どもの半数は、107歳以上生きると予想される調査結果が国連からでました。

今後、日本の小学生は、「本当に100歳まで生きる時代」だということです。

「人生100年」をどう過ごすか。

普段はあまり深く考えませんが、実に大事な問題でもあります。

 

そもそも日本人の寿命はいつ頃から延びてきたのでしょうか。

織田信長の時代は、「人生50年」と言われておりました。

でも実際には、

明治・大正時代でも、40歳台(42歳位)でした。

太平洋戦争後、昭和22年に始めて50歳を超えました。

私の生まれた1957年は、男性63歳、女性67歳でした。

そして今は、男性81歳、女性87歳の時代です。

こんなに長生きになったのは歴史的にみれば最近の話なのです。

日本人は、10年間で2年~3年位の割合で平均寿命が延び続けているそうです。

しかし、生物学的には今のところ110歳から120歳位でこの延びは止まるかもしれないみたいです。

 

1月10日の始業式で、子ども達に「人生100年」の話をしました。

「皆さんの大部分は、100歳以上生きられるようです。」

そして、次のような質問をしてみました。

「皆さんにとって、100歳以上の長生きが本当に得ですか。

それとも損ですか。

どちらかに手を上げてみて下さい。」

私の予想では、ほとんどの子どもは得だと思うに手を上げると思っていましたが、

高学年の子は、損だと思うに手を上げる子もおりました。

理由は、この後教室で担任の先生と話し合ってみて下さいと言って終わりました。

高学年で損だと思う子の理由は、

・病気になって長生きするのは辛い。

・仲間が死んでいるのに自分だけが生きているのは嫌だ。

・寝たきりの老人になるのは嫌だ。

・食べたり生活したりするのにお金が掛かる。

 

想像以上に現実的でした。

将来、子ども達が不幸なのは、

過去のモデル(長寿時代の経験則)がない時代になっていくことです。

先生方やお父さん・お母さんの生きてきた時代ではベストな生き方が、

長寿時代の未来を生きる子ども達にとってはベストではないかもしれないということです。

学ぶ(学校)、働く(職場)、引退する(余暇・生涯学習)のローテーションが今後どのように変化していくのでしょうか。

 

子どもは全力で走る(走ることの意味)

 12月7日(水)好天に恵まれました。本校の敷地内(グランドとグリーンウォール)で持久走大会を実施することができました。寒さが厳しい日でしたが、大勢の保護者も参観され子ども達に激励の拍手と歓声を頂きました。

緊張の中、スタートしました。走る距離は低学年750メートル、中学年1050メートル、高学年1350メートルです。時間にして速い子で4分から5分程度です。

目的は体力づくりの一環です。文部科学省の指導要領には、「無理のない速さで走る」と記されていますが、子ども達はスタートから全力で走ってしまいます。学校で昼休みの校庭を見ていると鬼ごっこやサッカー等で走り回っている子が大変多いです。大人は意味なく走ることはないですが、子どもは走るのです。廊下でも走ってしまい注意されます。日常的に走るのが好きな子どもでもこの持久走は嫌いと思っている子は結構います。

11月下旬、校内研究授業で2学年が、「タイムを意識し、自分の一定のペースを保ちながら走れるようにする」ことを目標においた体育授業が行われました。私は、大変に興味深く授業を見ました。グランド1周のタイムを3人組でお互いに記録します。自分の設定タイム(楽に走れるマイペース)を作り、それを守れていれば○が付き設定タイムより速かったり遅かったりすると×になります。全部に○がつく子はやはり少なかったです。自分のペースが上手に作れなかったり周りの子のペースに惑わされてしまったりするようでした。

12月5日(月)最後の全校持久走練習の時、私は子ども達に三つの事を話しました。

全員が必ず自分の目標を持って走ること。1位、10位以内、20位以内、昨年の順位より上、試走の順位より上、最後まで歩かない等です。本当なら時計を持って走るか、大きな電光掲示板でもあればそれを見ながら走るか、タイムを基準にして走らせたいところです。

苦しい時は頑張り、痛いときはやめる。当然、長い距離を走るので心臓や肺に負担がかかりますので苦しいのは当然です。しかし、膝の痛みや心臓等が痛いと感じたら即、勇気を持って走るのをやめるように言いました。何よりも安全が第一です。

スタートは要注意、前の人を押さない。スタート順は最前列より試走の結果で速い人から順に並んでいます。列の間隔を大きく取りスタート時に転倒して怪我人が出ないようにしました。

今回は、幸いにもスタート時での転倒はありませんでした。

低中高学年別に持久走大会の閉会式を体育館で行いました。10位以内の子ども達は表彰されました。悔しくて泣いている子、笑顔で満足している子、スタート直前に気分が悪くなり走れなかった子、様々なドラマがありました。


  高学年閉会式の校長挨拶で私は次のことを話しました。

毎年ノーベル文学賞候補者に挙がっている作家の村上春樹氏は、30年以上毎朝10キロ近く走っています。世界中のフルマラソンや100キロマラソンにも参加しており、「走ることについて語るとき、僕の語ること」という本で走る小説家としての想いを書いています。

村上氏が走る時の目標は、三つあります。歩かないこと。ゴールすること。レースを楽しむこと。

私自身も遅い市民ランナーの一人として、今までこの三つを目標に走ってきました。

本の中で、強く印象に残った言葉を引用します。

「苦しいからこそ、その苦しさを通過していくことをあえて求めるからこそ、自分が生きているというたしかな実感を、少なくともその一端を、僕らはその過程に見いだすことができるのだ。」

「本当に価値あるものごとは往々にして、効率の悪い営為を通してしか獲得できないものなのだ。」

「どれくらいの充足感を持って42キロを走り終えられるか、どれくらい自分自身を楽しむことができるか、おそらくそれが、これから先より大きな意味を持ってくることになるだろう。」

 走ることとは、哲学なんだ・・・・と思いました。

 

 

日本と欧米の教育の違い

 11月に入り週末毎、私の教え子達がクラス会を催してくれました。

流山の初任で受け持った45歳、我孫子第一小の35歳、33歳の年代になった卒業生達であります。立派な大人に成長した子ども達との再会は、本当に嬉しく懐かしさでいっぱいでした。皆さん、お忙しいところありがとうございました。

35歳になるある女の子がイギリスから日本に帰国してクラス会に参加してくれました。10年以上前にイギリス人男性と結婚し、今はロンドン郊外で生活しています。現地での生活や日本文化との違いの話は、本当に興味深く後日、校長室に来てもらい再度ゆっくりと話を聞くことができました。

まず日本の教育ですが、これは教育基本法に明記されているように「人格の完成」にあります。私達教師をしている人間なら全員が知っていることです。日本人は、昔から和を大事にする価値観が根底にあります。「私は、あなたとの関係性の中で私がある。」のです。

一方、イギリス等の欧米の教育は「自己の確立」にあります。「私は私であり、あなたとの関係性から私があるのではない。」のです。欧米の教育が「絶対」を求めるのに対して、日本の教育が個人に対して「相対」を求めていることを意味します。

欧米の子ども達は、小さい頃から自己主張を学ぶそうです。仕事でもはっきりと自分の意見を言えることが大切なのです。常に、他と違うカラーが求められ、他と違うことによってのみ自己の確立が保証され、人々から賞賛を得ることができます。逆に、自己主張できない人は、つまらない人、取るに足りない人として学校や社会で認識される可能性が高いのです。

日本の子ども達は、私達がそうであったように小さい頃から他者との協調性を学びます。常に、周りと同じ行動がきちんとできているかが大事なのです。つまる所、トイレさえも一緒に行くような雰囲気があります。集団行動や連帯責任等が起こりうる環境があります。他と同じことによってのみ、人格の形成が保証され、人々から賞賛されるのです。逆に、他者と協調できない人は、困った人、変わり者として認識されてしまいます。

 一小の子ども達の中には、大人になって欧米の国々を相手にした仕事をする人もいると思います。その時、はっきりと自己主張をしないと相手はパートナーとして認めてくれないかもしれません。

 日本の教育の素晴らしさ、欧米の教育の良さの両面を広く持ち合わせたバランスのある人に成長してもらいたいものです。

 

本当に大事なことは目に見えない

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。肝心なことは、目に見えないんだよ。」
「肝心なことは、目に見えない。」
と、王子様は、忘れないように繰り返しました。

作家サン・テグジュペリの「星の王子さま」の中の一文です。

 

 私たちは、つい表面的な美しさばかりに目を奪われてしまいます。例えば、綺麗な花でも土の中には目に見えない根という存在を忘れがちです。「根本」「根源」「根拠」という言葉には、目に見えない根の重要さを示しています。目に見えない部分が充実していれば、目に見える部分も自らそれが表れてくるものです。

 では、勉強面ではどうでしょう。見える部分と見えない部分とを分けて考えてみます。

テストの点数などの知識力や理解力を「見える学力」と呼びます。思考力・判断力・表現力・学習意欲を「見えない学力」と呼びます。テスト等の花である「見える学力」を向上させるには、実は根っこである学習意欲や考える力をつけていくことが大事なのです。一時のテストの点数ばかりを気にしていては学力が大きく伸びることは厳しいかもしれません。読書や新聞を読む習慣、人前で堂々と自分の考えを発表する態度、批判的に思考するものの見方等を養っておくことが肝心なのです。それが根っこを大きくさせて、立派な花を咲かせていくことと思います。

 普段の生活面ではどうでしょう。

日常生活でも目に見えないものは、実は大事なことが多いものです。人の心は目に見えませんが、「心遣い」「気配り」は目に見えます。行動や態度として表すこともできるのです。

これも普段から心を磨いておかないと機転の利いた心遣いや気配りはできないと思います。

 

私は小さい頃、祖父から「お天道様が見ている。」と教えられました。誰が見てなくても空の上から神様(太陽)は必ず見ているということです。だから悪いことは周りに人がいなくても決してしてはいけないと教え込まれました。心の目がそこに存在しているのでしょう。

心で見るとは、心が純粋であり汚れがないことを意味しています。

先ずは大人がそのような心でいたいと思います。

肝心なことは目に見えないそうです。

 

 

 

昔と今の運動会

  今月末の9月24日、我孫子第一小学校は運動会を実施します。

例年は春(5月下旬)に行っていますが、アクティブ・ラーニングの公開研究会を6月に開催したため、今年度に限り秋の開催となりました。

 

今回のテーマは、昔と今の運動会です。

本校で最初に運動会を行ったのは、明治41年11月でした。今から100年以上も前のことです。当時は、校庭が運動目的に整備されてなかったので利根川の河川敷(青山河原)で実施されました。しかも本校だけでなく近隣の富勢小や湖北小との連合運動会でした。

地面には、草が生い茂りその中を子ども達は、着物に裸足で競い合いました。主な種目は、徒競走・障害物競走・玉ころがし・おたまじゃくし競争であったと「一小百年史」に記載されています。

明治時代から始められた運動会。文部大臣が全国の学校に実施する旨の訓令を出した事で校庭がなかった多くの学校はピンチに立たされました。そこで、学校は地域にある神社やお寺等の広い境内を借りて運動会を行ったそうです。境内を借りるためには、氏子や檀家等の理解と協力が必要となり、一緒に子ども達と楽しんでもらうために娯楽性の高い「パン食い競争」や「大玉ころがし」等を行いました。運動会は最初から子ども達だけの競技ではなく、参加するお祭りの要素があったわけです。又、運動会の場所が学校や家から遠い所もあり、お弁当を作って持って行くスタイルになったようです。遠足気分の面もありました。

 本校の運動会種目に「かっぱ音頭」があります。毎年、午前の部最後に校庭の真ん中に太鼓を出して子ども達と保護者・地域の方が一緒になって大きな輪を作り踊ります。農作業が盛んだった昔、運動会当日に夏祭りや秋祭り等の盆踊りも一緒に行いました。その名残が今でもあるのです。きっと日本全国の地域によって踊りも様々なのでしょう。

 

さて、今の運動会です。今年のスローガンは「全力 団結 運動会 努力と希望のバトンパス」です。児童会が中心となって決めました。教師側の指導の重点は、「勝ち負けよりも態度が大事」です。これには私の強い想いがあります。運動会は、「負ける練習の場(教育の場)」の一つと捉えています。大人になれば当然分かることですが、人生は勝つことよりも負けることの方が多いのがふつうです。挫折体験は小さいうちから経験して、そこから子どもがどう乗り越えるかが大事なことです。負け方を本当に身に付けた人は、他人の悲しみや苦しみを心の底から理解できる優しく温かい人になれます。競技に勝った子どもが、どういう態度を取ればより立派なのか。負けた子・転んだ子・失敗した子が、どういう態度を取れば立派なのか。学校は心を教える場所でもあります。運動会は、子ども達が必死に練習し、全員ができれば全部に勝ちたいと思う真剣勝負の場でもあります。こういう機会こそ、「人としての道」を大人は教えたいと考えます。

負けた時こそ学ぶことは山ほどあります。数年前、6年生の応援団の女子が閉会式後、校庭の片隅で肩を寄せ合って号泣していました。感動的な光景でした。本当に今まで頑張ってきたことが十分に分かります。貴重な体験をしたと思います。世の中、どんなに頑張っても時として結果が残せないこともあるのだという事実を学んだ瞬間です。

さて、今年の運動会は紅白のどちらが優勝し応援賞を取るのでしょうか。

私は、当日までの練習過程を一緒に見届けることで、子ども達の想いを少しでも共有したいと思います。今週は長雨で外での練習はあまりできませんでした。

子ども達の努力が何らかの形で報われることを願います。

運動会の日、晴天の下で実施できるよう祈ります。

天気だけはどうしようもありません。

 

絵本から学ぶこと

 私は全校朝会で「読み聞かせ」をしています。私の思いを絵本に託して、全校の子ども達と思いを共有できる時間です。前の学校の時から学期に数回目標にして、自分が気に入った絵本・自分が好きな作家の絵本・こんな話をしたいと思わせる絵本にピアノ伴奏を付けて読んできました。

本校でも読み聞かせボランティア団体「おひさま」が、子ども達の為に一生懸命活動しております。木曜日の朝、約10分の時間ですがどのクラスを覗いても子ども達は真剣に聴いています。身を乗り出して、頷きながら笑いながら驚きながら聴いています。素晴らしい時間だと思います。

 8月23日、我孫子市の教職員の講演会がありました。今回は第一小学校が当番校なので会場準備から講師依頼等、裏方を運営委員や本校職員とやりながら当日を迎えました。

今年は有名な絵本作家こんのひとみ先生の貴重なお話なので、個人的にも本当に楽しみにしておりました。勿論、先生の代表作「くまのこうちょうせんせい」を読んだことはあります。

その絵本の中で、特に好きな言葉の一節があります。

 

「先生ね、病気になって分かったことがあるんだよ。大きな声を出そうと思っても、出せない時があるんだね。出来なくなって、初めて分かったんだ。ひつじ君、大きな声を出そうねって、いっぱい言って、本当に悪かったね。」

 

私達大人は、子どもは明るく元気が一番と思い込んでいます。しかし、子どもは小さくて弱いものです。様々な家庭環境に置かれている子ども達が登校してきます。私が朝、校門に立って子ども達に挨拶しても全員が元気に返事をしてくれるとは限りません。泣いて来る子、走って通り過ぎる子、家での話をする子、子どもは様々です。3年掛かってやっとある女の子が小さい声で「おはよう。」と言ってくれたこともあります。嬉しくて担任の先生には、直ぐにお話をしました。

子ども達の痛みを分かることが大人の役目なのかもしれません。

明日から、2学期が始まります。全員が明るく元気で登校して欲し
 いですが、きっと心の中は複雑で様々なのだと思います。子ども達
  の心に少しでも寄り添いたいです。

本校卒業生がリオオリンピック出場

 4年に1度のオリンピックが、8月5日からブラジルのリオデジャネイロで開かれます。世界から206の国と地域が参加します。
こんなに大きなイベントは他にはありません。

このオリンピックに実は、我孫子第一小学校出身の先輩が出ることになりました。

平井康翔(やすなり)さんです。現在26歳、朝日ネット所属です。

種目は、「オープンウォータースイミング」です。

ご本人の経歴は、我孫子第一小学校・我孫子中学校・市立船橋高校・明治大学そして社会人となった現在も第一線で活躍している水泳選手です。

インターネットで競泳をどんなに検索しても「オープンウォータースイミング」はヒットしません。

競泳とは全く違うスポーツなのです。

「海のマラソン」と呼ばれ、海や湖、川などを10キロと長く泳ぐ競技なのです。

泳ぐ速さだけではなく、天候や水温の変化、クラゲに刺されたり選手同士が激突したりするアクシデントを乗り越える体と精神力、そして潮の流れを読み取る頭脳、もちろんコースロープはありませんから方向を見失わないようにしなければなりません。

この種目は、2008年の北京オリンピックから正式種目となりました。

平井選手は、前回のロンドンオリンピックで初出場できました。
この時は15位という結果でした。

今年の6月にポルトガルで開催されたリオ五輪世界最終予選会で日本人1位(世界で8位)となり連続出場を決めました。

今回の五輪のプレ大会では、なんと2位に入る好記録を出しています。メダルも夢ではありません。もうメダルに手が届くところまできています。

 

実は、私の手元に平成10年3月24日に作成された「なかよし」という文集があります。

平井選手が本校の1年生だった時に作られた学年文集です。

この文集の中で、オリンピック出場の夢を書いていたのです。

私の前の校長である氏田青津子先生が、1年生の時の彼の担任の先生でした。

貴重な文集を先日持って来て下さいました。

この話は、本校の職員にも読んで伝え、7月の終業式では子ども達にもこの文集を読みました。

「夢は努力すれば実現する」と感じ取った子どもも多かったです。

 

「ぼくは大きくなったら、水えいでオリンピックにでてリレーとじぶんがでるしゅもくで1いになって、しんきろくをだして、金メダルをとりたいです。」(後半略)

 

私は、子ども達に「スポーツで頑張ることは、心を鍛える、心を強くすることです。だから、平井選手は体も心も日本で一番立派に鍛えて、この分野で日本人1位になりました。そして2大会連続でオリンピックに出場できることになりました。」と伝えました。

 

来月8月16日の夜にオープンウォータースイミングの競技が始まります。

是非、本校の先輩である平井選手の活躍を応援したいと思います。

 

郷土愛を育てる

「我孫子のどこが好きですか」

私は7月の全校朝会で子ども達に聞いてみるつもりでいます。

今、4年生は「アイラブあびこ 写真をもとに手賀沼の良さを伝えよう」、5年生は「推薦しよう我孫子ベスト3」で地域学習を熱心に取り組んでいます。本校が研究している総合的な学習と国語科の教科横断的な単元学習です。子ども達に生きてはたらく表現力を身につけさせたいと思っています。

我孫子第一小学校の子ども達が大人になった時、遠く離れた場所に引っ越したり、社会人になって大都会や外国に住むようになったりすると、今住んでいるこの町を「郷土」「ふるさと」と呼ぶようになることでしょう。

明治時代から大正時代は、北の鎌倉とも呼ばれ手賀沼の畔は理想的な別荘地でした。そのため多くの有名人が我孫子に往来し、文化的交流が盛んでした。

白樺派の文人・小説の神様である志賀直哉

柔道の父・日本体育の父である嘉納治五郎(本校には貴重な本人自筆の書あり)

新聞界の先駆者である杉村楚人冠

野口英世の育ての親である血脇守之助

気象学の父である岡田武松

などの有名人が住んで我孫子の名を世に高めました。

 

昭和20年代までカモ猟がさかんで、沼の水を使ってみそ汁を作ったりお茶をわかしたりしていました。昭和30年頃には、漁業で生活を立てている人が800人もいた手賀沼。

その後、日本一汚い沼になってしまった手賀沼。・・・・・

しかし、先人達の必死の努力で夏には毎年トライアスロンが行われるようになりました。又、我孫子は人と鳥が共存する町でもあります。日本で唯一の鳥の博物館もあります。本校も地域学習で見学に出かけることもあります。手賀沼の鳥の生態系を知ることで自然環境の実態が分かります。6年生は、20年以上前から毎年バードカービングを制作しています。日本が誇るバードカービング制作の第一人者である内山春雄先生から直接指導を頂いています。

大人になり何か困難にぶつかったり、傷ついたり、大きな悩みがあったりすると人は、「ふるさと」を思い起こすそうです。子ども達にとっての「ふるさと」が素敵な町で良かったと誇りを持てるような我孫子でありたいと心から思います。