「道徳が(特別の)教科になっていきます」
<カウンセラーの眼「道徳が(特別な)教科になっていきます」> 「道徳」は、昭和33年にはじまり、何回かの変遷を繰り返しながら、この3月に学習指導要領の一部改訂が告示され、「特別な教科 道徳」が明記されました。
施行は、小学校が平成30年4月1日から、中学校は平成31年4月1日からとなっています。平成31年度以降は、道徳は教科となり、「教科書」を用いて、「評定(54321の数値ではなく文字で)」も付きます。
「特別な教科 道徳」になる意図は、3つあります。
1 子どもの人格の形成を目指した教育が強調された。
2 道徳的判断力や道徳的心情、道徳的実践意欲を養う。
3 問題行動や社会的課題解決に対する対応のために、一人ひとりが主体的に人間として自己の生き方を切り開けるようにする。
***今後、「特別な教科 道徳」が、国からどのように周知、説明されていくのかは不明ですが、生徒、一人ひとり、かけがえのない自分がどう生きるのか、と問いかけ、自らがよいものを追い求める人間になっていくという、これまでの「道徳の考え方」は変わらないものと考えています。
******参考文献「中学校 740号」(5月号) 全日本中学校長会 (株)山越