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6月11日(木)カウンセラーの眼「家族で一番近い人は配偶者・・・」
<カウンセラーの眼「家族で一番近い人は配偶者でしょうか?」> 「家族という病」(下重 暁子著・幻冬舎新書・2015)の著書の中から、2回目の引用をさせていただきます。
「家族で一番近い人は誰ですか?」と問われたとき、皆さんは「誰」と答えるでしょうか? 回答の半分は「配偶者(夫や妻)」、半分は「我が子」と答えるようです。ちなみに、私は「妻」と答えます。
下重さんの文章では、「配偶者」回答した方々には、とても厳しいコメントが書かれています。その文面を紹介します。
〇人はつれ合った配偶者のことをほんとうに理解することはない。死という形で終止符が打たれてはじめてそのことに気がつき、もっと話をすればよかったと、聞いておけばよかったと後悔する。
〇もし、生前にそれを実行していたとして、どれほど理解が深まるだろうか。
〇自分のことですら、正確に把握することも出来ないでいるのに、他人のことが理解できるか。配偶者は他人なのだ。一番近い家族であるが他人である。
〇家族は暮らしを共にする他人と考えた方が気が楽である。 ***「家族という病」p51,p52の一部を引用
******私はこの文面を読んでから、ここ数日、妻との雑談や仕事の愚痴話なども、適当に聞き流さず聞いて返答するようになりました。世界で一番近い他人であるからこそ、理解したいな、という思いからなのかもしれません。