思春期教室
9月13日(金)、矢板市子ども課の協力により、思春期教室を実施しました。病院に勤務する助産師4名の皆様が来校し、各学年1時間ずつ授業をしてくださいました。
1年生は、思春期の心と体の変化を中心に、生命の誕生や性の多様性について学習しました。共通の内容もありますが男女別の教室だったので、男子生徒と女子生徒に起こる様々なことへの対処法も詳しく学ぶことができました。女子は接近欲が、男子は接触欲が強いのは、性格ではなくホルモンの影響であり、だからこそ相手の思いや考えを尊重することが大切だと話されていたことが印象的でした。
2年生は、お母さんのおなかの中での胎児の成長の様子、出産の時に赤ちゃんも工夫して産道を出てくることなどを学び、妊婦の疑似体験、赤ちゃん人形の抱っこ体験などをしました。首が据わっていない赤ちゃんを大事そうに抱っこする生徒の表情はとても柔らかく、命の尊さを感じる学習でした。
3年生は、男女交際、妊娠、性感染症について学習しました。保護者の皆様には「まだ早い」と思われるかもしれませんが、興味本位でインターネット等から情報を得るより、日頃から妊婦さんの出産に立会い、子育ての支援をされている助産婦さんから、「心も体も環境も揃って赤ちゃんを迎えられる準備ができてからの妊娠・出産・子育ては幸せ」とのお話は、説得力がありました。不特定多数の人との性交渉による性感染症の広がりを理解する実験も行いました。
学年ごとに学習内容を準備し、体と心の発達段階に応じて授業をしてくださった助産師様には、大変お世話になりました。ぜひ、御家庭でも話題にしてみてください。