シエナ・ウインド・オーケストラによる演奏会
9月26日(木)、文化庁の舞台芸術等総合支援事業の学校巡回公演が本校でありました。この事業は、全国の小・中学校等においてトップレベルの文化芸術団体による巡回公演を行うことを通じて、将来を担うすべての子供たちの豊かな感性を育む場を作り、芸術鑑賞能力の向上を図ることを目的にしています。それがなんと吹奏楽ファンなら誰もが憧れる「シエナ・ウインド・オーケストラ」だったのです。
当日は早朝より機材・音響関係のスタッフが準備を始め、指揮者・司会者・楽団員を乗せた大型バス2台が10時過ぎに到着し、午前中にゲネプロ(通しのリハーサル)を行い、午後の演奏会になりました。普段は運動で使用している体育館ですが、約60名の楽団員・スタッフがスタンバイしている会場に入ると、コンサートホールのように感じました。
メディアにも多数出演されている指揮者と声優でもある司会者のお二人の軽快なお話を間に挟みながら、8曲も演奏されたのですが、あっという間の時間でした。(最後にアンコール曲までありました!)
組曲「動物の謝肉祭」では様々な動物を、交響詩「死の舞踏」ではお化けたちが踊る様子を、「オリエント急行」では蒸気機関車をイメージすることができて、音楽を通して様々な表現を知ることができました。後半では、代表生徒の指揮者体験コーナーや生徒全員でボディパーカッションをしながら共演することができ、大変貴重な体験をすることができました。
生徒の感想の一部を紹介します。生徒の感動の様子が伝わってきます。
・オーケストラから、実際にないはずの場面が眼の前に広がっている感覚がするほど迫力満点ですごく楽しかったです。
・演奏を聞いて音楽は音を奏でるというより音が動いてるといったほうがいいなと思いました。動物の声や乗り物の音などたくさんの音が聞けて楽しかったです。オーケストラを初めて聞いたのですが、体育館全体に音が響き合って音楽の世界にいるようでした。ありがとうございました。
・指揮者の方は、手だけではなく、全身を使って、指揮をしているところがすごいと思った。指揮の仕方によって、演奏を変えられることが分かった。
・今回の演奏会で一番心に残ったことは、音楽の感じ方は人それぞれ自由であるということです。今回、私は最前列で聞くことができたので、1曲、1曲に様々な感情を抱くことが出来ました。この経験は将来、大人になっても忘れられない経験になりました。
・楽器を吹いている人は指揮者とリズムを取りながら楽譜のページをめくっていてすごかったです。