リーダー研修会
6月25日(日)、宇都宮市冒険活動センターにて、リーダー研修会を実施しました。参加した生徒は、生徒会本部役員、専門委員長、学級委員長の26名です。半数以上は3年生ですが、生徒会役員と学級委員の1~2年生11名も参加しました。
冒険活動センターは、「うつのみや平成記念子どものもり公園」内にあり、宇都宮市の小中学生が宿泊学習で使用しますが、一般客も利用できる施設です。自然の沢も流れる公園の総面積は21.7ヘクタールあり、四季折々の自然を感じることができます。
この研修会の目的は2つです。
「自治的な生徒会活動に向けて意識を高める。」
「片岡中学校のリーダーとして必要なリーダー性を学ぶ。」
さて、生徒たちは活動を通して、どんなことを感じたのでしょうか。ご紹介します。
●飯盒炊飯(午前)
事前学習として、かまどでの火起こしの方法や、カレーとスープの作り方を学習しました。その成果でしょうか、どの班も役割分担に従って火起こしをする人、食材の準備をする人に分かれ、手際よく作業をしていました。
調理の段階では、火の勢いが強い部分と弱い部分を巧みに使い分け、飯盒でご飯を炊いたりカレーやスープを作ったりしていました。
各班7~8人グループでしたが、食材は10人分。自分たちで作ったおいしい料理ですから、どの班も完食しました。
●イニシアティブゲーム(午後)
午後の内容は事前予告をされていませんでしたので、その場で示される解決困難な課題に対して、班の仲間と知恵を出し合い、試行錯誤しながら、諦めずに協力してゲームをクリアする活動でした。
一つの活動に対して1時間以上かかる場合もありましたが、だからこそクリアしたときの喜びや達成感はとても大きかったようです。運動着や運動靴が汚れることなどお構いなしで、男女や学年の差など関係なく一生懸命取り組んでいました。力尽くではクリアできませんので、作戦を立てたり、アドバイスをし合ったりすることが大切でした。
課題をクリアするたびに、振り返りを行い、感じたことや学んだことを言葉に表していました。
活動の最後に生徒が発表していた感想を紹介します。
・頼ってもらえてうれしかった。
・一人一人の得意なことを生かし、弱点を補い合いながら活動できてよかった。
・失敗があっても声を掛け合って頑張る雰囲気を作れてよかった。
・協力して困難を乗り越えることができてよかった。達成感を味わえた。
・一人ではできないことを協力して活動し、より関係が深まった。
リーダー研修会を通して、自分から意見を出すことが自然にできるようになった生徒たちです。今回の学びを今後の学校生活で生かし、よりよい学級や学校を作っていってほしいです。一人では難しくても、仲間といっしょならできるということを確信した生徒たちですから。仲間の力を信じて、頑張れ!!