防災学習
12月12日(木)、矢板市生活環境課職員、地元片岡の消防団員、学校運営協議会委員の皆様の御協力により、防災学習を実施しました。全学年が3つのプログラムを、時間をずらしながら全て体験するというものです。
はじめに、オンラインにてこの活動の意味や目指すところの説明と、協力者の紹介をしました。
防災学習の初年度として重視したのは、地域の方と顔の見える関係づくりです。当日は総勢24名もの方に御協力いただきました。そしてこの活動の目指すところは、「生き抜く力」と「地域に貢献できる力」の育成です。
① 「自助」:避難行動計画の作成(マイタイムライン)
<感想>
・避難経路や避難し始めるタイミングなどを理解できたので、これから活かしていきたい。(1年生)
・自分が住んだいるところは、想像よりも浸水することが分かった。もし台風や線状降水帯などになったときは、状況を判断して、正しい行動をとれるようにしたい。(1年生)
・避難する場所を、家族で決めておこうと思う。(1年生)
② 「共助」:地元消防団の活動理解と体験
<感想>
・消防団の人は、郷土を守るために自分から行っていることが分かった。(1年生)
・父が消防団に所属しているので、家に帰ったら消防団について父に聞いてみたいと思った。(3年生)
・消防団の人はどのようなときに出動しているのか、避難する手順などについても考え学ぶことができたのでよかった。(3年生)
③ 「公助」:避難所設営体験
<感想>
・片中が避難所になることは分かっていたけれど、具体的にどうやって避難所を設営しているのか分かった。(2年生)
・片岡中に避難したときに、自分から動いてみんなのために協力したい。(2年生)
<全般的な感想>
・簡易的な住居スペースを組み立てたり、避難時に使用する倉庫(防災倉庫)の存在を初めて知ったりしたので、とてもためになった。また、避難時の行動の仕方について、理解することができた。(3年生)
・自助・共助・公助の言葉を新しく知ることができた。これからは、この3つを考えながら災害にあったときの対応について、考えていきたい。(1年生)
生徒ばかりでなく職員も、防災倉庫の中を見学したり発電機を動かしたりする貴重な体験をすることができました。協力者の中には、本校出身の方もいらっしゃいまして、母校を懐かしがっていました。ありがとうございました。
御家庭におきましても、防災グッズの点検や、避難する際の約束事を確認するよい機会かと思います。