2021年11月の記事一覧

『強制終了、いつか再起動』吉野万里子著 講談社

「薬物なんてさ、一生自分とは関係ないって思ってたし。

前の学校で、そういう授業受けたとき、こんなのやるわけねー、って思ったし。

でも、ふわっと目の前に薬物が現れると、思いがけなさすぎて現実味失う。

仲いい人がやってて、その人が異常者でもなく、ごくフツーに見えるとさ」(本文より引用)

読んで追体験してほしいと思う作品。

『世界とキレル』佐藤まどか著 あすなろ書房

母の策略により、ある不思議なサマースクールへ送り込まれた中2の舞。

そこでは8人の中学生が同じ環境・服装で食事は自給自足。

デジタルデトックスのためスマホ、PC、タブレットは没収されてしまう。

はたして舞は無事に3週間を過ごすことができるのか?