◆学校林での活動や学校林・学校の自然

2018年9月の記事一覧

キンモクセイが咲きました

9月20日。昨日は気付かなかったのにキンモクセイの花の香りを感じました。
香りがする方を見ると、しっかり咲いていました。
  
体育館の正面に2本あります。
平成26年は9月4日、平成27年は9月14日、平成28年は9月27日、平成29年は9月12日に咲きました。
モズの高鳴きの初鳴きと同じように、例年より遅いようです。
暑かった夏のせいなのでしょうか。

モズの高鳴き

9月19日、モズの高鳴きを聞きました。
声が聞こえる方を眺めると木の一番高いところで鳴いています。
写真のように避雷針の上でもよく見かけます。
モズは秋になるとなわばりをつくります。
その縄張り宣言の声が強い警戒音の「チチチチチッ」という高鳴きです。
秋の風物詩で童謡「ちいさい秋みつけた」の歌詞の中にも出てきます。
なわばり宣言なので、鳴くのはオスです。

モズは肉食なので、くちばしがかぎのように曲がっています。
しっぽを上下に動かします。
顔には目の高さに茶黒い太い線があります。
今が一番探しやすい時ですので見てください。

平成26年は9月8日、27年・28年は9月16日、29年は9月6日、平成30年は9月19日に
初鳴きに気付きました。
今年は暑かったから遅かったのか。
それとも気付かなかっただけなのか。

キツネササゲ

学校林のフェンス沿いにバナナのようなかわいい黄色いつぼみを見つけました。
つるをたどると黄色の花が咲いています。
 
調べてみると林の縁に生えるキツネササゲ(ノササゲ)という植物の花でした。
花は8~9月に咲くようです。
ササゲはインゲンマメより長いさやのマメの一種です。
葉を見ると、3つに分かれていてマメの仲間というのも納得しました。

コナラ材の活用

今回のコナラの伐採は6年生が材を使う予定があったため、まだ、葉があるうちに伐採してもらいました。
材にするためには生木ではなく乾燥させることが必要です。
11月下旬から使いたいと要望があったため、できるだけ乾燥できるように急遽伐採をお願いしました。
普段なら、落葉樹は葉が落ちた後に伐採します。
  
幹を1mに切った丸太を3本、30cmに切った丸太を12本確保しました。
これから体育館の軒下で雨にぬれないように乾燥させます。
1mの丸太はとてつもなく重いものでした。
4人の屈強な大人で持ち上げて、少しずつ動かして運び込みました。

コナラの枝も確保しました。
どのように活用するのか期待したいと思います。

実験ゾーンの拡大へ

9月11日、12日。実験ゾーンを拡大するために大きなコナラを1株伐採しました。

実験ゾーンは雑木林ゾーンの東端になります。
学校林の雑木林ゾーンの木は、人の手が入らなくなってから久しく、木が大きくなりすぎています。
若い木に更新して明るい林にしたいのですが、一度に更新するのは生態系への影響が懸念されて危険ですし、そのような高額な予算もありません。
そこで、雑木林の一部を実験ゾーンとして大きな木を伐採して取り除き、地面に太陽が当たるようにして、
実生のコナラやクヌギなどの雑木が育つようにしてきました。
そして、雑木がちゃんと育つことができるのか、下草刈りを頻繁にしながら見守ってきました。
昨年度末に学校林活用・再生プロジェクト委員会の観察で、実験ゾーンの若木が順調に育っていることが確認できたことから、
今後は、実験ゾーンを少しずつ西へ拡大していくことにしました。
雑木林ゾーンすべてを更新するまでに何十年かかるのかは分かりませんが、今回はその拡張第一弾です。
これまでは、実験ゾーン周辺に残っていた陽を遮る高い木を伐採することに予算をかけてきました。
あと3本伐採したい木は残っているのですが、
今年度、始めて実験ゾーン拡大のための伐採にも予算を充てることができたため、実験ゾーンを拡大することができました。
 

プロの技術は素晴らしい!伐採に2日間かかりました。
学校東側遊歩道沿いのシラカシも密集しすぎているので間引きました。
幹だけでもトラック1杯分になりました。

カキの実が色付いてきました

9月11日。秋雨前線が南に下がり気温がぐっと下がりました。
カキが色付いてきました。
このカキは渋柿だったと思います。
まだ、ヒヨドリが見張っていないので、食べごろにはなっていないようです。
秋らしい陽気にほっとします。寒暖差が激しいのでかぜをひかないようにしてください。
 

ヒガンバナが出てきました

9月10日。田んぼの脇にヒガンバナの花茎が伸びていました。つぼみが付いています。
まだまだ暑い日が続いていますが、お彼岸が近づいているようです。
「暑さ寒さも彼岸まで。」と言います。早く涼しくなってほしいものです。