日誌

4月24日(日)その2 子育て・親育ちの眼「家事・育児の分担」

<子育て・親育ちの眼「家事・育児の分担 意識調査から」> 今日の午後、かかりつけの理容店へ行き、髪をカットしていただきました。 この理容店の店主が長男が、この春、神奈川の大学に入学して自炊をはじめた長男の話をしていました。 昨日、「ジーパンの洗い方はどうしたらいいの?」と母親に電話をしてきたそうです。 この男子は、18歳にしてはじめて、家のことや料理、洗濯の仕方などを一から学んでいくのでしょうね・・・。

〇家庭科の男女共修・・・・・・私の年代では、「家庭科」は女子、「技術科」は男子と分かれて学習していました。 男子も家事・育児ができるように、という世論が強まり、平成6年度から法令が改定され、小・中学校で「家庭科の男女共修」がはじまりました。 今の36歳以下ぐらいの人は、男子も「家庭科」を学習してきた世代と思われます。

〇内閣府の調査・・・・・・内閣府は「女性の活躍推進に関する世論調査」(2016年8月)を行いました。 この調査の中で、「男性も家事や育児を行って当然か」という問いの回答に、矛盾するような結果が出ていましたので、紹介します。 
20代から70代以上までの人に、「男性も家事や育児を行って当然だ」という質問をして、「はい」と答えた割合は、 
20代、男性は「はいが64%」、女性は少なく「40%」 
30代は、男性が同じ「はいが64%」、女性は少し増加し「47%」 
40代では、男性が下がって「はいが59%」、女性は増えて「52%」
50代では、男性が「はいが57%」、女性が「55%」でした。 
***男女参画の意識が進行している中で、「家庭科も共修」になって20年以上経過しているにもかかわらず、20代・30代の女性たちの半数以上の回答の低さがどこからきているのか? おおいに気になりました。