日誌

7月14日(木)その2 子育て・親育ちの眼「地域と・・・」

<子育て・親育ちの眼「地域をつなぐ銭湯、お寺は、住民の健康に関係するか?」> 私が子どもの頃は、近所に「銭湯」があり、「お寺」では人が集まるお祭り(集会)がありました。東京大医学教育国際研究センター講師の孫 大輔先生は、「地域の銭湯、お寺と住民の健康」について研究をしています。

〇「地域の銭湯、お寺と住民の健康」について・・・・・・近代から現在にかけて、昔ながらの「銭湯」がなくなりました。 昔は、「銭湯」が地域の人々に大きな役割を果たしてきました。「銭湯」は人を育てる場所、と話す人がいます。
 知らない人との間でも、「背中を流しましょうか」というやりとりがあります。
「最近、あの人どうしたのかな?」という安否の気遣いが「銭湯」の中で生まれていまいた。 住民の生活に根付いていた「銭湯」が、家風呂が増えたことで経営ができなくなり、この20年、30年前にに廃業してきました。
同じように、地域にある「お寺」も週や月ごとに「座禅会」があったり、「ほうずき市」などの縁日で、地域の人々が手伝って開催されていました。 こうした場が、人とつながる場、癒やしの場となって地域の人々の中で、愛着と連携、活力を生んできました。 
しかしこれらの「銭湯」や「お寺での集まり」がくなったり減ってきたりしたことで、住民の健康に「負」の影響が出ていると孫 大輔先生は話しています。
******「人とのつどいの場」が、ご近所でも小さな地域の中でもいいので、「銭湯」のような親や子が集えて、語り、楽しめる場所を作っていくことが今後、重要ではないかと、私も考えます。   参考文献 「毎日新聞」 2016年7月13日(水) 第11面から引用