校長室から
新年度を迎えて
新年度が始まり二週間が経ちました。どの学年も落ち着いた雰囲気の中で生活を送っております。
改めまして、昨年度は、保護者や地域の皆様の温かいご支援のもと、生徒一人ひとりが日々の学校生活を充実させ、確かな成長を遂げる姿を目の当たりにすることができました。今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、東部中学校が目指すのは、昨年度に引き続き「社会で通用する人づくり」です。社会の変化が激しい今、未来を生きる力を身につけることが何よりも大切です。そのために、本校では次の4つの力の育成を教育の柱としています。
1 学習力
知識を身につけるだけでなく、それを活用して課題解決したり、考えを深めたりする力です。たとえば、授業で学んだことを身の回りの出来事と結びつけて考える、データから自分なりの見方をもつといった力です。「どう考えるか」「どう使うか」を大切にする学びを通じて、新たな問題に立ち向かう力を育てていきます。
2 社会力
周囲の人との関係を築き、協力して生活していくための力です。たとえば、「相手を尊重する」ことを土台として、目を見て挨拶をする、相手の話に耳を傾ける、自分の思いを丁寧に伝える、こうした日常の積み重ねが社会力を育てます。学級活動や行事、地域との関わりを通じて、思いやりと協調性を身につけていきます。
3 自治力
自分たちの学校生活をよりよくするために、仲間と話し合い、考え、行動する力です。学級会や委員会活動、生徒会などを通して、課題を見つけ、どのように取り組むかを自分たちで決め、実行していく経験を重ねる中で、自ら判断し、責任をもって行動する力を養っていきます。
4 突破力
思い通りにいかないときや、難しい課題に直面したときに、あきらめずに「今の自分にできることは何か」と考え、前向きに挑戦し続ける力です。困難に立ち向かう中で、自信と成長につながる「突破力」を養っていきます。
今年度も、生徒にとって「わくわく・ドキドキ」があふれる学校を目指し、教職員一同、全力で取り組んでまいります。引き続き、東部中学校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。