木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

7月20日(水)

 いよいよ明日から夏休みですね~
 中学生にとって「良くも悪くも一つの節目」となるのがこの夏休みです。そこで私の教師経験から生徒の皆さんにアドバイスをしてみようと思います。
<1年生> 中学校での夏休みはもちろん初めて。小学校時代と違い,あっという間に時間が流れる感じがするでしょう。そんな夏休み二つのことを意識すれば,9月以降スムーズに生活できること間違いなしです。一つ目は「学習」です。4月からの4ヶ月間分の学習を復習することです。1年生の学習は大切です。ここで復習をおろそかにしてしまうと残り2年半の中学校の学習で苦労する可能性「大」です。全教科の復習を一から始めるのは十分な時間がありますから。二つ目は部活動です。暑い中連日部活動があります。時には友人から「プールの誘い」などもあるかもしれませんね。そんな誘惑に負けず「部活動を休まない」ことです。新チームでの活動が本格的に始まる夏休み,技術面でも一日一日進歩がみられる時期ですので,一日休むと「置いていかれた感」が強まり,意欲を失い更に休みがちになってしまいます。
<2年生> 2年生も同様ですが,何より「部活動」です。先輩たちが抜け新チームとしての活動,チームの方向性が決まってくる大切な時期です。例えば試合に出られなくても,顧問の先生はいろいろなパターンを試しているのです。ふてくされることなくチャンスを待てることが大切です。そのために「自分なりの武器」を磨く時期です。きっと来年の今頃は良い思いや経験ができるはずです。そして先輩としての背中を1年生に見られていることを自覚し,責任ある活動を心がけることが求められています。
<3年生> 3年生は言わずと知れた受験生です。一つは「進路選択」です。星の数ほどある上級学校から「行ける学校」ではなく「行きたい学校」を選択する時期です。休み中は多くの体験入学や説明会に参加し,肌で感じ取って「行きたい学校」を絞り込みましょう。学力レベルはその後です。本気で「行きたい学校」が見つかれば,人間自ずと努力するものです。つまり二つ目は「学力向上」です。「行きたい学校」が見つかっても「俺の学力じゃあ・・・」とあきらめるのは虚しすぎます。受験日まで200日近く残っています。そうして自分の進路を自分の力で切り拓く道の「スタート」です。
 さて,明日から始まる夏休み,皆さんにとってかけがえのない有意義な長期休業になることを願っています。



PS:この朝顔やゴーヤも9月には立派な「緑のカーテン」になっていることでしょう。