木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

12月8日(木)

 空気が澄んだ寒い朝です。気合いを入れてがんばりましょう。
 今日12月8日は日本軍が米国ハワイの真珠湾を奇襲攻撃し,多くの日本兵,米兵が亡くなり太平洋戦争が勃発してから75年目にあたります。現地では追悼式典が行われました。
 8月に米国オバマ大統領が広島を訪れたのは記憶に新しいことですが,今月末には安倍総理大臣が,この真珠湾を訪れ慰霊するという計画があります。子供たちが国境など関係なく,同じ地球人として世界中の人々と仲良くできる平和な世の中を作っていかなくてはなりません。
 さて,話は変わりますが,年明け2年生は長野県菅平高原にてスキースクールが行われます。事前の取り組みも始まり,今日はレンタル品(スキーウェア・スキー靴)のサイズ合わせが行われます。初めて履くスキー靴のロボットになったかのような,あの感覚を味わうわけです。生徒たちにとっては,この頃から実際のスキーをイメージし始め,事前の取り組みも一層熱が入ってくることでしょう。
   スキースクール学年スローガン:「自覚・覚悟・3つのわ」~思い出に残るスキースクール~
           2年1組スローガン:「3つのわを大切にし,クラスの絆を深めよう」
           2年2組スローガン:「いざは普段なり」~集団行動の実践~
           2年3組スローガン:「自覚・責任・マナー・信頼」

 *二泊三日のスキースクール,すばらしい体験をたくさん得られることを期待しています。残念ながら(?)私(教頭)も付いていきます。「よし!スキー板でも磨くか!」

12月7日(水)

 我々教員にとって,興味深く無視できない報道が今朝方飛び込んできました。というのもOECD(経済協力開発機構)が3年に1度,加盟する72の国や地域の15歳を対象に実施しているPISA調査(国際的な学習到達度調査)の結果報道です。
 国際的に活躍する人材を育むべき日本の教育界では,他国と比較する一つの物差しとして考えられている調査です。2003年のPISA調査では日本の順位が急落し,文科省は学習指導要領を改定し「脱ゆとり教育」となったのもこの調査結果が関係しています。
 調査は義務教育で学んだ知識や技能,実生活での活用能力を「科学的能力(理科)」「数学的能力(数学)」「読解力(総合)」の3分野で調査するものであり,今回公表された結果によると,科学的能力では2位(前回4位),数学的能力では5位(前回7位)と順位を上げています。一方で読解力では8位(前回4位)から大きく順位を下げています。
 今,木間ケ瀬中学校を含めた教育界ではこの「読解力」を,具体的には「資料やグラフなどから読み取る力」「読み取ったことを活用する力」を向上させようと取り組んでいるところです。
 本校では土曜授業で全学年実施している「NIE(ニュースペーパー・イン・デュケーション)」などがあげられます。 今の世の中,ゲームやインターネット・スマートフォンを始め,音や画像がストレートに脳に入ってくる環境が増えています。脳の解析や分析する能力をもっともっと刺激させてあげなければなりません。読書や新聞という活字から入り,脳でイマジネーションを形成し,自分なりにとらえるという「段階的な刺激」を大切にしてゆきたいものです。

12月6日(火)

 昨日に引き続き,今日も家庭学習の話題です。昨日この場で「テストの意味を考えれば,テストが返却された今こそ,学力定着の絶好のチャンスです」って内容の話を書きました。まあそれを読んでか読まずか(?)定かではありませんが,テスト後の金曜日から,使い終えたノートを私のところに提出する生徒が,わんさかと・・・ 実際の内容はもちろん「テストのための勉強」ですが,それにしても大量です。私自身の中で「終わりました!」って持ってきたノートについては,その日のうちに帰すように心がけていましたが,今回ばかりは断念!金曜日分と月曜日分だけで64冊のノートがたまってしまいました。うれしい悲鳴です。この64冊(64人)はみなしっかりとテストに向けて学習された内容でした。それでもテストでは簡単に100点は取れるものではありませんよね! 今こそ「テストの復習」を行い,授業での理解を今のうちにしっかりと定着させましょう。この積み重ねが「学力向上」に繋がるのですから・・・

 *昨日の朝,校内に3羽の野鳥が死んでいました。場所はそれぞれ別々でしたが,その処理には十分気をつけてください。衛生上素手で触らないなど十分に配慮してください。

12月5日(月)

 先週,第4回定期テストが行われました。おそらく今日の授業で全教科答案用紙が返却されるのでしょうか。結果が楽しみ(?)ですね。テストの後に毎回書いている気がしますが,テストのために行う「テスト勉強」ももちろん大切ですが,もっと大切なのが「テスト直し」,いわゆるテストの復習です。定期テストの意味を考えれば,自ずとその重要性がわかりますが,そもそもテストはそれまでの学習内容の定着度を測る「物差し」です。ですから各教科の先生方は,学習内容の大切なポイントから出題するわけです。もっといえば「この問題は確実に・・・」という問題です。5教科のテストで500点満点だった人には,この「テスト直し(復習)」は必要ありませんが,なかなかそうもいきません。闇雲に「復習」することも必要ですが,返却された答案用紙で×だった箇所については,絶対にできるようにしておく必要があるわけです。教科によっては授業の中で先生が解説を入れながらテストを振り返ってくれるかもしれませんが,それだけでは足りません。もう一度テスト問題を自分で解いてみて100点が取れるまで何回も繰り返すことが近道かもしれませんね。
 数学や英語などは一般的に積み重ねの教科だと言われています。どうですか,積み残した状態のまま,これからの学習をスタートしますか?それとも積み残しを拾い集めてから新しい学習をスタートさせますか?
 「鉄は熱いうちに打て」 大切なのはテストが返却されるこのタイミングなのです。

12月2日(金)

 今日は空がきれいですよ。たまには朝起きて空を見上げながら深呼吸してみるのも良いものですよ。
 さて,昨日話題にした「流行語大賞」ですが,プロ野球広島カープの「神ってる」に決まったようですね。ところで去年は何だっけかな~?と思い出せないのは私だけでしょうか・・・気になったので調べてみました。紹介しますね。
    2016年  神ってる
    2015年  トリプルスリー   爆買い
    2014年  ダメよ~ダメダメ  集団的自衛権
    2013年  お・も・て・な・し   じぇじぇじぇ   今でしょ!  倍返し
    2012年  ワイルドだろ~
    2011年  なでしこジャパン
    2010年  ゲゲゲの・・・
    2009年  政権交代
    2008年  グ~!  アラフォー
    2007年  どげんとせんといかん   ハニカミ王子
    2006年  イナバウアー   品格
 でした。 「あ~っそういうのあったね・・・」などと改めて月日がたつ早さを実感してしまいますね。

 さあテストも終わり,部活動も再開です! 「冬を制すものは春をも制す」 1.2年生の皆さん,心身ともに自分を鍛えましょう!

12月1日(木)

 さあ冷たい朝で12月がスタートしました。早いもので平成28年も残すところ1ヶ月となりました。どうですか,覚えていますか?11ヶ月前の平成28年のスタート元旦を・・・ おそらく「今年は○○しよう!」「△△をがんばろう!」などと生徒だけではなく皆さんも改めて決意したのではないでしょうか。大丈夫ですか,その平成28年も残り一ヶ月,今からでも平成28年をしっかりと締めくくりましょう。(と書きながら自分自身に言い聞かせてみました)
 今日12月1日は「映画の日」など実に様々な記念日になっていますが,今日12月1日より「洗濯表示」が変わります。今までそれぞれの衣服にはタグで日本独自の表示方法が示されてきましたが,今日からは世界共通の表示方法に改められるそうです。そう言われると早く新表示をの実物を見てみたくなりますね。
 話は変わりますが,12月1日今日の夕方には「新語・流行語大賞」も発表されるそうです。「だからどうだ」ってことはありませんが,日々忙しい日を過ごしている皆さん,ちょっと一息,今年一年(11ヶ月)を振り返るきっかけになるかもしれませんね。

 *今日はテスト2日目(国・数・英)です。最後の1分1秒まで全力を尽くしましょう。

11月30日(水)

 昨日までの北風もおさまり,キーンと澄んだ空気がどこか気持ちよい朝を迎えています。
 今日・明日と第4回定期テストです。この時間も早起きして夕べまでの試験勉強のおさらいをしている生徒もいると思えば,外気だけではなく教師として身も心も引き締まります。
 さて昨日は「いい服の日」でしたが,今日も服装について少し触れてみます。これは我々一般的な教師の服装です。皆さんは「教師の服装」と言えばどんなイメージを持っていますか?「ジャージ?」「白衣?」「スーツ?」それとも「スーツに白い靴下・運動靴(?)」など一般的に様々なイメージが持たれている教師です。睡眠時間を除けば,生徒にとって一番長い時間一緒にいる大人は,実は学校の先生ですよね。小学校の先生は,それこそ小さな子供たちと一緒に学び,体育もし,昼休みは一緒にドッジボール・・・ ジャージが仕事服でしょうか。今は毎日のように来客等の対応があるため,毎日スーツにネクタイですが,もともと体育教師だった私も常にジャージでした。そのジャージにも私なりにこだわりがあったものです。前任校では体育だけではなく技術科を担当しており,この時は作業着のような服装で生徒の前にたっていたものです。そして放課後のサッカー部指導の時間にはジャージに着替え,蹴りもしないのにサッカースパイクを履いていたものです。
 よく生徒たちに「けじめをつけなさい」「切り替えなさい」と我々教師は指導します。しかし,我々教師がその時々のTPOに即した服装をしていたとすれば,ずいぶんその指導は減るのではないかと思っています。体育の先生がスーツじゃおかしいですし,「意欲的な学び」は期待できません。仮に必要なくても理科の先生が白衣を着ているだけで「科学的な学習」のイメージに切り替えられる生徒も少なくないのではないでしょうか。私の中学時代の英語の先生は,教室に入るなり必ず一言二言英語で独り言を言っていたものです。意味などわかりませんでした。でも「これから英語を学ぶ」という心の準備が自然とできていたように振り替えれます。つまり我々教師は授業うんぬんの前に,学習の雰囲気づくりまでできて一人前の教師だと若い先生たちには話しています。生徒たちにとって一番身近な大人(見本)ですからね。

*でもジャージは楽なんですよね。「おっといかんいかん・・・」  今日は集金日です。おつりの無いようにご協力ください

11月29日(火)

 今日は「11月29日いい肉(にく)の日」ですね。どちらかといえば肉食の私にはたまらない響きです。そんなことはどうでもよい情報でしたね。
 今,3年生は受験に向けて面接試験の練習が始まっています。面接試験とは「ありのままの姿」を判断するために行われるものですが,その言葉を鵜呑みにしてはいけません。大人の世界には時と場に応じた「TPO」を使い分けて行動することが求められます。その手始めといったところでしょうか。「本校を志願した理由を教えてください?」「はい,恵まれた環境の中,学習や部活動に精一杯取り組みたいと考えており,体験入学の際に先輩方や先生方の手厚く,そして優しくご指導いただき,ぜひこの学校で3年間がんばりたいと思い,貴校を志願しました」なんてどこの中学校でも受験生は何度も何度も練習しています。そんな世間一般の中学生と同じ土俵に上がるためには,それなりの練習・準備が必要でしょう。面接試験でもう一つ大切なことがあります。「身なり」です。小学校では「個性(?)」として扱われていた服装や頭髪などは,受験にはもちろん通用しません。まただらしない制服の着こなしや,上履きのかかとを踏んだ跡すらマイナス要因です。また制服の肩口に「フケ」が積もった容姿では好印象はのぞめません。ですから中学校では,いざというときに困らないように,細かく「校則」という形で身だしなみを整えてているわけです。大人の皆さんならこの「TPO」をご理解いただけますよね。3年生の皆さん,今からできる準備は今のうちにしておきましょうね。これから忙しくなりますよ。
 そんな「服装」についての話題でしたが今日11月29日は「いい服の日」でもあったんです。身だしなみを整えて,今日も一日がんばりましょう!

 *今日は渥美 清さんが演じた「寅さん」の誕生日だそうです。映画の中で一瞬だけ見えた履歴書の誕生日が「11月29日」だったそうです。

11月28日(月)

 いよいよ11月の最後の週の始まりです。
 少し前の話になりますが,いつものように新聞に目を通していると,気になる記事が掲載されていました。それはマリリンモンローのドレスが5億3千万円で落札されたという記事です。いくらマリリンモンローのドレスとはいえ・・・ と半信半疑で記事を進んでみると,1962年にマリリンモンローがケネディ大統領の誕生祝賀会で「ハッピーバースデー・ミスタープレジデント」という今でも有名な場面で唄った時に着ていたドレスだそうです。マリリンモンローはその2ヶ月半後に死亡しており,その翌年にケネディ大統領は暗殺されてこの世を去っています。もともとこのドレスはアメリカの投資家が所有していたそうですが,その投資家が亡くなったことをきっかけに,今回のオークションで人の目に再び現れたということだそうです。
 ちなみにマリリンモンローの有名なシーン,地下鉄の通過でスカートが舞い上がるあのシーンで使われていたドレスは,2011年に約6億円の値がついたそうです。
 「フ~ッ・・・」我々庶民はどうリアクションしてみれば良いのかすら,見当がつかない世界のお話でした。

 *30日(水)1日(木)と第4回定期テストが行われます。自分のこれまでの授業を振り返り,自主学習を活用し,しっかりと復習しておきましょう。

11月26日(土)

 今日は土曜授業です。連日寒い朝が続いていますが,久しぶりの土曜授業がんばっていきましょう。
 突然ですが,あなたは「猫派」ですか?それとも「犬派」でしょうか?といってもどっちが好きかということではなく,性格がどちらに近いでしょうか?というどうでもよい質問です。一般的に「♪犬は喜び庭駆け回り,猫はコタツで丸くなる♪」って歌に代表される犬と猫の違いです。一昨日の積雪,昨日の路面の凍結などで改めて私自身「犬」だと実感しました。雪の予報が本格化してきた勤労感謝の日,我が家の車3台のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えました。休日なので暖かい昼間にやればよい作業を,なぜか朝の7時からやっている自分が不思議でなりません。そうです。ワクワクしていてもたってもいられなかったのでしょう。と言っても雪が好きなわけでも寒いのが好きなわけでもありませんが,なぜかワクワクしちゃいます。長年連れ添うと敵もあっぱれ,妻の車のタイヤ交換が終わりそうな頃に,どこかでみていたかのごとく「あれタイヤ交換してくれたんだ・・・寒いのに昼間やれば良かったのに・・・」と言いながら家の中にそそくさと入ってストーブの前でぬくぬくしていました。そして雪当日,タイヤ交換も終え大丈夫なはずなのに,ここでもなぜかいつもより早く起き、家の外へ・・・「なんだ雨か・・・」なんだじゃないですよね~ 雪だけではなく,実は台風の時も同様の自分がいます。どことなくソワソワ・ウロウロ・・・ 明らかに私は「犬派」でしょうね。幸い教師という職業は「生徒の安全」を第一に考えなくてはなりません。「雪」が降れば歩道や校内を雪かきし,「台風」となれば校舎内外の不要物をしまい・・・ そう考えると「犬」で良かった,じゃなくて「犬派」で良かったと思わされた今回の観測史上希な11月の積雪でした。