校長室のひとりごと「氷河がなくなる?」
時折り雨が混じる中でしたが、先週金曜日に予定通り無事に体育祭を行いました。平日開催ということもあり駐車場も確保できず、おまけにあいにくの天気でしたが早朝より多くの皆さんにご参観いただきました。本当にありがとうございました。
ところで、この場でも、何度となく気候変動、地球温暖化について話題にしてきましたが、今日もその関連です。地球温暖化を語る際に一般的によく出てくる話として、氷河が溶け始め、その影響で海面が上昇してしまう。日本では、まだ実害が少ないためか、一般論として聞き流してしまいがちですが、実際にモルディブやマーシャル諸島などでは既に被害が出ているとも報じられています。
今月1日、スイスでの氷河調査の結果が公表されました。それは今年に入り氷河全体の2.5%が解け過去10年間の平均を上回ったということです。調査団体によると「温暖化でこの傾向が続けばスイス氷河にとって大惨事になる。今世紀末までに完全に消滅するだろう」とコメントしています。スイスをはじめ欧州では当然日本よりもこの問題を重く受け止められており事態は深刻化しています。スイスとイタリアの氷河上の国境を変更することが両国で決まっているそうです。この国境変更では、ヨーロッパの最高峰マッターホルンの麓のスキー場などにも影響してくるそうです。
実は、この一連の氷河が解けた水が物凄い勢いで海へと流れ続ける映像を、TV報道で見ましたが、あまりにも衝撃的で恐ろしささえ感じました。確実に地球が悲鳴をあげているとも感じました。