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校長室のひとりごと「地球外知的生命体はいる?」

 昨日は中秋の名月、餅つきするうさぎをしっかりと見ることができた名月でしたね。どうでも良い話ですが、子どもの頃から今に至るまでほとんど見逃さないTV番組があります。「UFO 」や「宇宙人」に関する特番です。TVを見ながら、研究者や専門家を名乗る謎多きコメンテーターの「これは間違いありませんUFOです」とか、宇宙人に連れ去られた経験があるという人の声色を変え不自然なモザイクでの体験談「寝苦しくふと目を開けると宇宙人が話しかけ、急に激しい閃光が…」など「さすがにウソだろ!」と思いながらもつい最後まで見てしまいます。宇宙人の存在を信じているとか信じていないとかを超越した番組には引きつけられてしまいます。

 先日何気なく雑誌をめくっていると気になる見出しの記事を何度も読み直してしまいました。その記事の見出しとは「地球外知的生命体は100%存在する」です。その文の主は天文物理学、地球外知的生命探査(SETI)を専門とする大学の専任講師です。

 彼によると「地球は天の川銀河という星団の中にあるが、天の川銀河には1000億を超える星があり、例えるなら五輪の水泳プールいっぱいに詰め込んだ砂の数に匹敵する。宇宙にはそんな銀河が見える範囲だけでも1兆個も存在する。宇宙規模で考えたら、地球だけではなくどこかに知的な生命体がいると考えるのが自然。天文学者にとって地球外知的生命体がいることは大前提だ」そうです。ではどのように地球外生命体を探すのかというと、電波望遠鏡で受信する電波信号を追跡しているそうです。

 1977年オハイオ州立大学の電波望遠鏡が自然のノイズの約30倍の強さの電波を72秒間探知したそうです。地球の自転の関係で地球以外の天体からの電波を受信できるは最長72秒だそうです。つまりこの電波は人工衛星や航空機ではなく別の天体から発せられたものと考えられているのです。

 宇宙人と考えるからウソっぽく感じてしまいますが、確かに「地球だけに」と考える方が不自然なのかもしれませんね。