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校長室のひとりごと「悪いわけではないけれど…」

 4月のことですが、全国の小学6年生、中学3年生を対象に、全国学力学習状況調査が行われ、8月下旬にその結果が公表されました。
 この場でも調査でのアンケート形式「生徒質問」があること、そしてその中の「自己肯定感」について問う設問の結果に注目していることなどをお知らせしてきました。
主に「自己肯定感」を問う二つの設問、「自分には良いところがあると思いますか」「先生は良いところをほめてくれますか」について本校の3年生の回答を見ると、昨年度よりも肯定的な回答が増え、千葉県平均、全国平均とほぼ同程度の結果でした。日頃先生方には「活躍の場面を増やそう」「小さなことでも認めほめてあげよう」とお願いしていますが、引き続きこの二つについては継続していこうと思います。
この「生徒質問」では他に気になる設問結果がありました。それは「一日にどれくらいゲームをしますか」です。3時間以上と回答した割合は全国29%、千葉県32%に対し、本校は55%、半数以上が3時間以上ゲームをしていることになります。同様に「一日どれくらいSNSや動画を視聴しますか」では、4時間以上と回答した割合は全国18%、千葉県20%に対し、本校は31%でした。つまり千葉県、全国の中学生と比較すると、本校生徒は「より長い時間、ゲームやSNS,動画視聴をしている」のです。一方「休日にどのくらいの時間勉強しますか」という設問に対し、4時間以上と回答した割合は千葉県7%、全国6%に対し、本校は0%に、また全くしないと回答した割合は、千葉県、全国ともに13%なのに対し、本校は27%と県、全国の倍以上の結果となりました。
一概に「ゲーム、SNS、動画視聴を減らして勉強しなさい」というつもりはありませんが、この結果を3年生一人ひとりが考え、上手に時間を使い自己の進路実現に向けて取り組んでほしいと思います。