ブログ

校長室より

結果は大切 過程はもっと大切

 生徒総会が5月21日におこなわれました。生徒会行事の中では生徒全員が参加し、行事や予算の執行計画等を確認し、今年度の生徒会の方向性を話し合う最も大事な行事です。社会に出れば総会はいろいろな団体で4月・5月におこなわれています。だいたいが例年通りと言うことが多く盛り上がりに欠けることがよくあります。本年は、コロナ禍ZOOMによる生徒総会でありましたが、活発な話し合いがおこなわれ、北部中らしいとても有意義な会となりました。
 北部中の三本柱の一つである「さわやかな挨拶」における、挨拶をする目的・目指したい挨拶について真剣に話し合われました。挨拶をする目的は、「気持ちよく生活するため」「交流を深めるため」「印象をよくするため」「感謝することの大切さに気づくため」等、それぞれの学級の代表が、自分たちの考えを伝えることができました。目指す挨拶については、「大きな声で挨拶」「元気な挨拶」「礼・会釈」「目を見た挨拶」等の意見の中、北部中の目指す挨拶は、「人の目を見てしっかり頭をさげる挨拶」に決定しました。
 また、各委員会の委員長が活動目標や活動計画を発表する場面でも、それぞれの意見がよくまとめられ、堂々と発言していました。全校生徒の前で発言するというのは、思っている以上に勇気と度胸がいります。正直、私でもどきどきしながら話をしています。自分の意見を頭でまとめて、それを間違いなく発信していく能力は将来とても役に立つと思います。準備の過程が想像できるとても素晴らしい生徒総会でした。ありがとうございました。
 さて、昨年度は、休校も含め、コロナ対策のため部活動で制限されることが多く、大会も中止を余儀なくされました。本年も制限されるところはありますが、過日、市内大会が実施され無事終了いたしました。保護者の皆様におかれましては、無観客での実施等、新型コロナウイルス感染症対策へのご理解をいただきまして、ありがとうございました。現在も、多くの生徒が、夏の総合体育大会または吹奏楽の県のコンクールに向けて練習を頑張っているところです。引き続きご協力をお願いいたします。
 生徒の皆さんについては、コロナ禍ではありますが、勝っても負けても「やるべきことはやった」と思えるような取組(練習)をしてください。大会やコンクールですから勝者もでれば敗者もでます。敗者になった時に、それまでの取組に悔いを残さないことが大切です。「敗者の美学」と言う言葉がありますが、それはやはりそれまでに最大の努力(取組)をしてきた人だけに許される言葉です。負けても堂々として美しさを保てるのは、それはそれまでの取組に誇りがあるからで、また見ている人もそれがわかるから「敗者の美学」を感じるのです。特に3年生は北部中のチームとしては最後の大会になります。夏の大会まであと1ヶ月。がんばれ!チーム北部!  

令和3年度を迎えて

 春の訪れを感じる今日この頃、北部中学校の令和3年度が始まりました。
 4月7日(火)には無事入学式を行うことができました。173名の新入生を迎え「チーム北部中」は新たにスタートをしました。
 入学式に参加された保護者の皆様方におかれましては、式当日の新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきましてありがとうございました。
 さて、北部中学校は、本年度、「社会を生き抜くたくましい人間の育成」を学校教育目標に掲げ、以下の2点の学校スローガンのもと、諸活動に取り組んでまいります。

1 「北部中ABC」(凡事徹底)
  ~あたりまえのことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる~
   〇社会を生き抜くための人間力の育成
   (コミュニケーション能力・公共心・規範意識の育成)

2 「北部中KKG」(自立学習)
  ~気づき、考え、学習する~
   〇社会を生き抜くための学力の育成
  (学びに向かう力・向上心・継続力の育成)

 「あたりまえのことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」とは、
 「普段からの心がけ」が大切だということです。学校生活や日常生活で「当たり前のことを当たり前のこととして行える」この積み重ねが、生徒の皆さんの人となりを形づくります。
 「気づき、考え、学習する」とは、
 人生において、より希望に沿った進路選択をするためには、「普段からの学び」が必要になるということです。「目標を持ち、自ら学習することができる」その日々の繰り返しが、皆さんの、生きていくために必要な知識をはぐくむことになるからです。
 北部中学校での生活では、生徒の皆さんの「人生の基礎となる資質」の向上を目指してまいります。
 今後もしばらく、新型コロナウイルス感染症対策のため、社会や学校も不安定な日々が続くことが予想されますが、この現状を乗り越え全教職員が一丸となって、生徒や保護者及び地域に信頼される学校づくりに努めてまいります。
 本年度も、よろしくお願いいたします。
                                                                                                                           野田市立北部中学校長  関 志之武

3年生の今ある姿が、北部中の明日の姿

    このところ日差しが少しずつ長く力強くなり、寒さの中にも春の訪れを感じさせてくれます。2月3日は立春、暦の上では春を迎えています。また、コロナウイルスに加え、風邪やインフルエンザがはやる時期です。「マスクの着用・手洗い・うがいの励行」、「三密の回避」、「換気」、等の基本的感染症対策と「体力づくり」、「早寝早起き朝ごはん」の規則正しい生活習慣により、この時期を乗り切りましょう。
 3年生は、受験の時期で忙しいと思いますが、その中でこそ授業をはじめ学校生活を充実させることが、自分を伸ばす機会ととらえてください。卒業式に向けては、もちろんですが、今こそ北部中学校の3年生として、「さわやかな挨拶」「気づきの清掃」に力を入れ実践してほしいと思います。また、三本柱の一つである「心に響く歌声」については実践しにくい部分がありますが、「その心」は伝えてほしいと思います。
 やがて母校となる北部中学校に、それぞれの思いと姿を残してくれることを願います。それが北部中の伝統・文化の継承となるはずです。1・2年生は、3年生の思いを、その姿を引き継いでほしいと思います。
 現在3年生は、進路開拓の真っただ中にいます。人生で初めての進路選択を行おうとしています。先生や保護者に相談したり、協力を得たりすることはできますが最終的に決断するのは自分自身です。新しい社会のドアを開け、まだ見ぬ世界を切り開いていこうとしています。
 より良い進路選択には、「普段からの心がけ」が大切です。学校生活や日常生活で「当たり前のことを当たり前のこととして行える」この積み重ねが、皆さんの人となりを形づくります。より希望に沿った進路選択をするためには、「普段からの学習」が大切です。「目標を持ち自ら学習することができる 」その日々の繰り返しが、皆さんの知識の定着を図り、学力を向上させます。
 本校の学校教育目標である「社会を生き抜くたくましい人間の育成」に向け、北部中ABC:「あたりまえのことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」(凡事徹底)と北部中KKG「気づき、考え、学習する」(自立学習)の必要性を、3年生は身をもって体験していることと思います。1・2年生は、「まだ受験は関係ない」と思っていることでしょう。3年生は、自らを手本として現在おかれている状況、心境等、受験についても伝えてあげてほしいと思います。
 3年生の今ある姿が、北部中の明日の姿であることを願っています。
 生徒の皆さん、私たち教職員の誰もが、時代を担う君たちの未来を信じて、夢をはぐくみ、希望に向かって努力する人に育ってほしいという願いを持っています。君たちの幸せが私たちの幸せにつながると考えているからです。今年度も残りわずかですが3学年が切磋琢磨して成長してください。よろしくお願いします。
 保護者の皆様、地域の皆様、3年生の卒業まで残りわずかな日々となりました。その姿をお見せする機会がありませんが、とても立派に成長していることをご報告いたします。
今後とも見守りいただきたくお願い申し上げます。                                                  

校長 関 志之武

新しい年に向け「心機一転」

    学校は年度で動いていますが、年が変わるというのは、大きな節目です。ここは「心機一転」新しい年に、新しい行動を起こしたいところです。そのためには、自分の今年の行動や学習態度を振り返ってみることが大切です。学校においても、学年や学級で振り返りを行い、来年の課題を明確にさせたいと考えています。「今の自分(自分たち)に欠けているものは何なのか?」なんとなく1年間を振り返るのではなく、先生や友達・家族などとよく話しをして今の自分の状態を冷静に分析することが、来年のプランをたてるうえで重要になります。課題をもとに1月からの具体的な目標をしっかりと持たせ、希望に満ちた新年を迎えさせたいと思います。
 生徒の皆さん、本気で計画を立てるなら、今からしっかりプランを練らないと今までの繰り返しになります。12月は、フォーサイトノートを見直して、自分自身を振り返るところからスタートしましょう。年末には、振り返りに基づく、生活面と学習面の計画づくりを行いましょう。そして、新年から新しい自分をスタートさせましょう。最初は順調でも計画とはすべて思い通りにはいかないものです。そこで「再度、見直し」です。無理な計画をしても長続きはしません。また、簡単すぎる計画も向上が望めません。1月下旬には見直しが必要です。見直しができたら、2月3月で行動に移し、実行あるのみです。そうしている間に、4月。いよいよ年度の変わり目です。
 新学年で本当によいスタートが切りたい人は12月からもう準備は始まっています。「計画を立てる。」「見通しを持って実行する。」「冷静に振り返る。」これらは、生活面や学習面の向上に必ず結びつきます。中学生時に、その習慣を身に着けることは、これからの長い人生に有益にはたらいていくものです。
 北部中では、毎日の帰りの会において、「一日の振り返りと目標づくり」・「フォーサイトノートの記入」を行っています。この日々の積み重ねが、有益な習慣の基礎づくりにつながると考えているからです。また、本校の重点目標である北部中ABC:「あたりまえのことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」(凡事徹底)及び北部中KKG:「気づき、考え、学習する」(自立学習)を実践するきっかけになってほしいと思っています。
 保護者の皆様には、子供たちのフォーサイトノートを、ぜひご覧ください。個々の特性もあり、発展途上でありますが、生徒一人一人の成長が伺えるノートです。また、ご意見等ありましたらご連絡ください。
 よろしくお願いします。                              
                                           校長  関 志之武

夏休みを終えて学校再開

 例年より少し短い夏休みが終わりました。夏休みは、水の事故・交通事故をはじめ、いろいろなことを心配しましたが、8月24日に無事に再開することができとても安心しました。登校時の笑顔から、生徒の皆さんが夏休みの間、社会の約束を守り、自分の命・自分の信用を守る行動ができていたことがうかがえました。これからの学校生活でも、自分の命を守り、安全・安心な生活を心がけるとともに、約束を守り、信頼を失うことがないように正々堂々と行動してください。

 北部中ABC:「あたりまえのことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」(凡事徹底)を心がけてください。

 また、目標を持った生活を送ってください。目標のある生活をしている人達は、自分ではその中にいるのであまり気づかないでしょうが、端から見ていると素晴らしく輝いて見えます。先生方から見ても目標のある中学生はみんな輝いて見えます。「目標がその日その日を支配する。」という言葉もあります。目標があれば、それに向けてやらなければならないことがあります。それを実行すると生活が変わります。そして、それを積み重ねると人生が変わります。特に3年生は、希望の進路に向け、確かな目標をもって望んでください。
 

 北部中KKG:「気づき、考え、学習する」(自立学習)を常とし学びに向って下さい。

 残暑も厳しい時期ですが、秋は「スポーツの秋」「読書の秋」などと言われ、何をやるにも、良いシーズンであると思います。コロナウイルス感染症対策下においても変わることはありません。9月は体育祭、10月は北光祭等の例年どおりの行事は行うことはできませんが、「新しい生活様式」を、しっかり受け入れ、その生活の中でできることを考え、工夫して行動に移し、素晴らしい秋にしてほしいと思います。

校 長 関 志之武