5・6年生の応急手当講習会
今日は野田消防署の方を講師にお呼びして、5年生と6年生を対象に応急手当講習会を実施しました。
学校職員は水泳指導が始まる前の6月初旬に同じような研修会を持ちます。主に「胸骨圧迫による心臓蘇生(一般に言われるところの心臓マッサージ)」と「AEDを使った心臓蘇生」の2つを学びます。
コロナ禍が広まってからは人工呼吸は一般的な研修ではあまり行っていないようです。
映像と講師の先生による説明が終わり、実際に胸骨圧迫を体験することになりました。
写真のような器具を使いました。真ん中のピンクの物を心臓としています。きちんと圧迫できると音が鳴るようになっています。
救急車要請をしてから到着するまで、平均で8~9分程度だそうです。その間、この胸骨圧迫をしなくては蘇生の可能性が下がってしまします。
さらに、胸骨圧迫のペースは1分間に100~120くらいだそうで、これを9分間続けるのはとても大変であるという実感をしました。通常、健康な成人は安静時には1分間に60~100回だそうですので、緊急時はそれ以上の回数をする必要があるのですね。
また、その後はAEDの使い方について学びました。同じく映像と講師の先生の指導を伺ってから、写真のような胸に貼るパッドとスイッチのついたものを使い、練習しました。パッドは心臓を挟むように貼ることが重要です。また、スイッチを押すときは近くに人がいないことを確認することも重要です。
呼吸や振動の鼓動が止まっている人を見かけた時、そして、周りに誰もいない時は「胸骨圧迫」が一番の対処法であり、その間にAEDと救急要請を他の人に頼むという流れはとても重要です。この経験が使われることはないかもしれませんが、知識として知っておくことでいざという時に役に立ちます。
ちなみに・・
講習中も救急要請があるかもしれませんので消防車と救急車が校内に入っていましたが、1年生にとってはあこがれの車両の一つです。喜んで見ていました。
私たちの生活や命を守ってくださっているということをよく理解し、感謝の心を持たせたいと思います。
とても良い勉強・経験になりました。消防署の皆さん、ありがとうございました!!