5年生 出張・藍染め教室
5年生の林間学校への代替行事の一環として、校外学習でいつもお世話になっている、埼玉県羽生市の武州中島紺屋さんに学校へ来ていただき、出張・藍染め教室を開いていただきました。
藍染めは古い歴史があり、タデ藍を発酵させた「藍玉(スクモ)」を利用して染色することなどについては、武州中島紺屋さんから送っていただいたDVD で先に学んでいたのでスムースに活動に入ることができました。
これが「藍玉(スクモ)」です。植物を発酵させているので少し臭いがします。しかし、これのおかげで水などに落ちにくい染料ができるのです。素晴らしい発見ですね。
工程は、①布を水につけて染料がしみこみやすくする。(5秒位水につける)
②藍玉(スクモ)の中に布を入れ、よくもみこんで染料をしみこませる。(1分くらい)
③水のバケツで軽く洗い流し、輪ゴムやビニール手袋をゴミ箱に入れる。
④水道の水で色が出なくなるまで洗い、袋に入れて持ち帰る。
の4つです。
藍玉(スクモ)に入れてもみこんでいる様子です。
水で洗い流すとこんな感じに仕上がっていました。
藍染めはエジプト時代にすでに使われていたそうで、ツタンカーメンの衣装にも使われていたそうです。
また、蛇除けや防臭効果、防虫効果、菌の抑制効果などがあるということで、古くから農家の皆さんは蛇除けに藍染の足袋やズボンを使っていたとのことです。
アメリカのカウボーイが使っていたというジーンズもこの蛇除けの藍染布(インディゴ)が使われていたとのことで、びっくりしました。
5年生の皆さんは布をビニールに入れて濡れたまま持ち帰りますので、ご家庭で乾かしてくださいね。
ちなみに5年生は代替行事をもう一つ計画しています。飯盒炊爨(薪を使った炊飯。カレーは別口で。)を校地内で行うことを考えています。詳しく決まりましたらまたご連絡いたします。