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調べ学習に強い味方

 一人一台端末のクロームブック(タブレット型パソコン)を使って授業を進めていますが、調べ学習ではとても役に立っています。大人が利用するような検索サイトを利用することが多いのですが、そのような一般的な検索で得られた情報については、果たしてどこまでが真実なのかという部分は確証がない場合もあります。このあたりはネットのリテラシー能力(適切に理解、分析、判断する能力)がつかないと難しい部分でもあります。

 そこで、そんな小学生に強い味方が「電子百科事典」です。本年度、市で試験的に導入してくださり、本校はその対象となっているので9月の間は無償で利用することができています。

 今日は5年生が理解の学習で利用していました。「アサガオ以外の植物はどのように受粉しているのだろうか」という学習問題に対し、自分で調べたい植物を決め、予想を立てたうえで電子百科事典で調べます。

 調べる内容、予想などもすべてノート上ではなく、クロームブック(タブレット型パソコン)でまとめていきます。

 見にくい画面はピンチアウト(画面を拡大する方法)を使って見るなど、操作方法も堂にいっていました。

 電子辞典のよいところはその内容の確かさだけではなく、動画なども利用できることです。

 風が受粉を促しているのか、虫が受粉の媒介となっているのか、動画で確かめている子もいました。実際には風媒花(風が媒介)、水媒花(水が媒介)、動物媒花(虫や鳥などの動物が媒介)、同花受粉(花弁の中で自分自身のおしべの花粉を自分自身のめしべが受粉するもの)の4種類があるようです。

  今後はこのような形でリテラシー能力を高める(意識づけする)と共に、自ら進んで学習に取り組み、意欲的に意見をまとめて発表することができるような学習が多くなってくると思われます。