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避難訓練(地震~火災)

 12月4日に「ワンポイント避難訓練」を行いました。第1次避難といわれる、地震が起こったらすぐに実を守る体勢になるまでの訓練です。

 今日はそれを生かし、地震発生 → 第1次避難 → 火災発生 → 校舎外に避難 という流れで避難訓練を行いました。本来は地震想定と火事想定の2回に分けて行う避難訓練を、本年度は同時に行うことにしました。

 上の写真は第1次避難の様子です。地震がおさまるまで頭などを守ります。

  余震(本震)を警戒しての避難と違い、火事の場合の避難では「出火場所を避けて避難する」ことや「煙の発生から身を守るためにハンカチ等で口元をおさえる」などの要素も加わります。

 「マスクを常備しているからハンカチで口元をおさえなくてもよいのではないか」という指摘もありましたが、ハンカチを常備することの重要性を再認識することや、マスクを過信しすぎないことも含め、ハンカチを使うことを指導内容に入れました。

 ちなみにカーテンや窓の処置も地震と火災では違ってきます。

 地震の際は避難経路確保のために「窓を開け」、余震等でガラスの破片が飛び散らないように「カーテンをひく(閉める)」という対応をします。

 火事の際は火災が広がらないようにするため、空気の侵入校にならないように「窓を閉め」、中に取り残された人がいないか、また、火災の様子が外からわかりやすくするために「カーテンを開ける」という対応です。

 今回はこの2つの処置をしなくてはならないですし、避難も迅速にしなくてはいけません。難しいのですが、この処理の意味を理解し、とっさに行動できることこそが「自助」の一環になると思いますので、できる限りの対応をするように計画しました。

 もちろん、人命優先ですから、危険が迫っているときには何より「避難優先」を意識することも重要です。職員はこの使い分けをフレキシブル(柔軟)にできることが求められます。お預かりしているお子さんを安全に引き渡すことが我々の役割だと胸に刻み、訓練を重ねてまいります。

 よろしくご理解ください。